ファミリー メンタル クリニック

児童精神医学,サッカー,時にテレビや映画、Macのネタ。
要するにひとりごと・・・

油断すると仕事が増える・・・精神科臨床薬学研究会

2009年04月01日 | 児童精神医学
4月3日のFCジョバイロ新入生の入団説明会の準備をしている。
学校の部活ではないので、保護者も色々と協力して進めている。
(学校の部活だと全く顔を出してないかもしれない。小学校PTAは積極的に参加しているが、中学校はどういうわけか遠慮がちです)

自分の提案なのだが、脱水、熱中症対策のミニ講義を某スポーツドリンクメーカーO社からしてもらうことで、担当者と面談。承諾を得て、入団説明会の一コマで時間をとる。

話しは、ジョバイロからお仕事の話しにチェンジ。
某O社から別枠で5月に児童精神医学の講義を依頼されていたので、具体的な日時を決定。
5月27日、神戸での精神神経学会総会の翌週に決定。

また、まったくの別枠で精神科臨床薬学研究会という研究会が発足し、薬剤師の先生方に実地の精神医療での薬物療法についての講演を精神科医が持ち回りで行っている。知らなかったけど。
今回、上述の児童精神医学を引き受けた流れから、薬学研究会講師を7月12日に依頼された。

たまたま 臨床精神薬理学バックナンバーの児童精神医学をゲットしたところだった。
Pスエット、社内研修、雑誌バックナンバー、臨床薬学研究会・・・・
どこかで何かつながっているようだ。被害モーソーをもってしまいそう。(笑)

もちろん、児童にすぐ何でも薬物療法というわけでもない。
ADHD治療にも日本でも確かにコンサータという薬も承認された。しかし、ふぁみめで処方数は多くない。
まずは環境調整からだ。

しかし、意外と気のせいとか性格だと言われそうな
Social Anxiety Disorder で薬物療法が有効だったりする。

更に、近日中にオレンジ味の液剤の向精神薬も発売されるようだ。
何でもかんでも子どもに薬というのは変な話しだが、100のうち30が薬で改善する、副作用もなく安全に利用できるのなら、控えめに見積もっても役に立つことはある。

ただの怠け癖だと見られてた児童がいる。
夜尿症もあった。それは朝起きが出来ないのではなく、夜尿症も含め熟睡していないために起きる現象だろうと仮定し、少量の薬物を使用した。
見事に熟睡し、朝もすっきり目覚め登校するようになった。劇的な変化だった。
(もちろん夜尿症も改善したが)
もしかして、カウンセリングだけで考えると、しつけの問題とか、しまいには愛情不足と言うことになってた危険性がある。

そんな話しを 精神科臨床薬学研究会では話しをしようかと思っている。


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2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
薬を飲みやすくするゼリー (kaetzchen)
2009-04-02 19:53:16
を浅田飴あたりが売ってますね.(^_^) 運動選手がエネルギー源とするゼリーみたいなしろもので,結構面白いです.

そいえば,うちの神経内科は小児科からの要請があったのか,バルプロ酸ナトリウムの徐放錠を協和醗酵から興和-田辺三菱へ変更しました.もっとも,後者には 100mg錠がないのが困り者.要するに協和醗酵の徐放錠はでかすぎて,のどに詰まらせる患者が多いという訳.

ただ,今まで精神神経科は副作用を抑えるための薬を入れるためにどうしても種類が多くなりがちだったので,一種類か二種類程度の薬にて症状を抑えられるのならば,それが一番かなと私も思いますね.
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昨日のゼリーの話ですが (kaetzchen)
2009-04-03 15:16:27
浅田飴じゃなくて,龍角散でした(笑)

# つまらない記憶ミスです.
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