最近沖縄市山◎小学校,中学校から勉強についていけないので、クリニックに行くように云われたと 来院する親子が続くので,
それをブログに書こうかと思ったが,腹が立ちエスプリが欠けそうなので止めておく。
発達障害、特別支援教育については、10年来の成果があり、教育現場でも支援員がつく、支援教室を利用するなどスムーズに行われるようになってきた。
ところが一方で、中学になり、問題行動で受診を勧められる子が . . . Read more
ADHD(注意欠陥多動性障害)は、特別支援教育の関連で,医療関係者以外にも知られている。
誤解されている面もあるが、クリニックを開設した15年前とは雲泥の差が。
しかし残念ながら,その当時の診断基準では破壊性行為障害カテゴリーに ADHD ODD CD と分類されていることを指摘する者は
多くなかった。医師でさえも。
診断基準を別に詳しく勉強することがない教師が知らないのは仕方ないだろう。
O . . . Read more
個人開業医 零細メンタルクリニックの ふぁみめ
儲からないので14年も経つのに医療法人化もまだだ。
儲からない理由のひとつが、児童精神医学の実践だ。理想と現実は裏腹ね・・・・何か失恋ソングみたいなセリフ
沖縄県内で児童精神医学を実施している医療機関で児童の新患は県内で一番多いと自負している。
ここ数年は150人から200人が児童の新患だ.毎日1人程度診察している計算だ。
それで何とか4~6週 . . . Read more
診療報酬が改定される。
ふぁみめは (2)診療所については・・・・ 過去6ヶ月の間に精神療法を実施した患者のうち 50%以上が16歳未満の者であること
この1箇所がクリア出来ない。
オトナの新患を断ってないため,飛び込みで来た成人を帰さない場合があるため
児童の新患でも学校から紹介され 家族も治療を続けるモチベーションがなく1,2回の診察で中断するため
精神療法を継続する16歳未満の児童数 . . . Read more
去年、今年(今年と云っても1ヶ月も経たないが)、紹介状を依頼される。
そりゃ依頼されるだろうが,数年も受診していない患者さんの紹介状を依頼されることがある。
逆に,自分の感覚からは,紹介状があっても、これはどうなのかな・・・というのがある。
今や,精神科医もあまり診断として重視しないヒステリーの臨床だ。
ある精神科医には、xという症状。
次に見た医師の診断はyという症状.
で、紹介されてきた時 . . . Read more
平成28(2016)年1月23日(土) 地元紙朝刊1面 ニュース 小年に無期懲役 NPO法人代表殺害事件
関連記事が27面(社会面)に。
それによると少年院に2回入っている。
幼稚園の頃から窃盗が続いていたようだ。窃盗もそれ程重大な犯罪でなければ,少年院送致は考えにくい。
小年なので、他の事件を複数犯していても、マスコミはニュースにすることは出来ないのだろうと,読むべきだろうか。
更に紙面では . . . Read more
前職場で勤務している頃から 沖縄県精神科救急システムへの改善点を訴えて来たが、
改善されなかった。
病院を辞職し、クリニックを開業するので、直接精神科救急システムとは縁遠くなった。
クリニックに通院中の患者さんが、精神科救急を利用する事もある。
しかし、彼ら、彼女らは本来は外来しかないクリニックで治療することが困難であった人達がいる。
精神科病院で治療することが必要、望ましい患者さん達だ。
し . . . Read more
ファミリーメンタルクリニック 勝手に自称 ふぁみめ では、児童精神医学を実践している。
といっても とくに大学医局で教授が児童精神科専門だった訳でもない。
独学で,趣味で好きなことをやっていた なんちゃって児童精神科を続けている。
医師一人の零細企業なので、クリニックでは出来ないことだらけ。
しかし、他に児童を診てくれる先生も少ないので、零細企業なのだが忙しいし、
難しい、複雑な臨床に直面する。 . . . Read more
子どもの心の診療ネットワーク事業
(1)事業目的 様々な子どもの心の問題、児童虐待や発達障害に対応するため、都道府県における拠点病院を中核とし、地域の医療機関並びに児童相談所、保健所、市町村保健センタ ー、要保護児童対策地域協議会、発達障害者支援センター、児童福祉施設及び教育機関 等(以下「保健福祉教育関係機関等」という。)と連携した支援体制の構築を図る。
(2)実施主体
本事業の実施主 . . . Read more
2016(平成28)年が始まったのだといったら始まったのだ!
と赤塚不二夫調で始まる今年のブログ。
簡単な統計を毎日記録している。
2015年1年間で18歳以下の新患を210人診た.
この数は,沖縄県内の児童を診ている精神科施設では一番多いと思う.
診察稼働日が実際は220日程なので,ほぼ1日1人児童思春期ケースを診ている事になる。
補足説明すると
単に不登校,おそらくいじめが原因,教師との摩 . . . Read more
前職勤務中に知人の沖縄国際大学教授から頼まれた大学講義.
確か最初は、児相嘱託委員で一緒だったO教授の依頼。
児童福祉を沖縄県復帰以来実践している先生。
あまり人の事を褒める事のないチョー上から目線の俺でも尊敬する先生。
その依頼を断る訳にはいかないでしょう。
講義は琉大にいる頃、浦添看護学校でも数年、精神科看護通年を担当していた。
美人がいてドキドキだった。(笑)
辞職し,開業した時期と . . . Read more
これは日頃外来で説明している話。
ペアレント・トレーニング 前半で出てくる対応。
お母さん、だいたい、どのお母さんも細かい.
ちょっとしたことで、なんだかんだ子どもを注意する。
それもADHD男児だと,1分で4,5回怒られる.(冗談抜きに)
でも診察中に見ていると,この子は,無意識に、このオッサンこれくらいしても怒らないだろうと計算もしている様だ。
診察机に置いてあるペンを取り、絵を描いたり . . . Read more
大上段に構えたタイトルだ(笑)これだけで雑誌のテーマで1冊分、いろんな事が想起される。
日頃の臨床で考えている事なので,テーマから一部だけ考える。
児童精神科というか、精神科で20歳未満は、精神科で診察する「精神療法」の点数が加算される。
これは子どもの診察には、成人とは異なる技術と,時間もかかるからという理由だろう。
もしかすると点数を高くすると,それに合わせて、これまで診察してなかった医師 . . . Read more
DSM IVでのルールを日本の精神科医は案外律儀に守ってきたようだ。
ADHDとASDの診断を併記することは、アメリカ精神医学会DSM IVでは禁止された。
だからかどうかは分からないが,PDD:広汎性発達障害(この診断名も何だかな~と思うが)の診断が増えた。
しかも、主診断でなく PDD NOS という本来は一番少ないだろうと思われるグループだ。
それは、強いて言えば 性別の分類で 男 女 そ . . . Read more
あまり人様にどうこう言う様な立派な医療を提供している訳でもない。
ただ、最低限やることはやっているつもりだ。
人の振り見て我が振り直せ ではないけど、あちこちの精神科医療機関の受診後に
ふぁみめ を受診する患者さんがいる。
特に子どもの診察をしている医療機関は少ないので,そんな子ども(というか親子)に出会うことがある。
もちろん、一番最初の診察が当院で,期待通りの診察を受けることが出来ずに, . . . Read more