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予防接種、定期一類・二類の定義見直しへ

2011-11-09 20:43:25 | Weblog
予防接種、定期一類・二類の定義見直しへ-厚科審部会で論点に(医療介護CBニュース) - goo ニュース

次期通常国会への予防接種法改正案の提出を目指す厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会(部会長=加藤達夫・国立成育医療研究センター総長)が7日に開かれ、予防接種法に基づき市区町村が行う定期接種について、集団予防を主な目的とする「一類疾病」と、個人予防を目的とする「二類疾病」の区分を維持するかどうかを、厚生労働省が論点に挙げた。委員からは、区分は維持するものの、それぞれの定義は見直すべきとの意見が相次いだ。

定期接種の一類疾病は、「集団予防効果の高い疾病」や「致死率が高く社会的損失の重大な疾病」が対象で、ジフテリアやはしか、ポリオなどが位置付けられている。一方、二類疾病は「個人の発病・重症化の防止」が主な目的で、インフルエンザ(高齢者のみ)が対象となっている。
岡部信彦委員(国立感染症研究所感染症情報センター長)は、予防接種の目的を、集団予防と個人予防にはっきり分けるのは難しいと指摘。「インフルエンザで既に矛盾を生じており、(2009年に発生した)新型インフルエンザの時に議論が起きた」と振り返り、それぞれの定義を見直すべきだとの見解を示した。

厚労省はこのほか、一類疾病だけでなく、二類疾病についても法改正でなく政令で対象疾病を追加できる仕組みにすることを提案した。感染症の急な流行に迅速に対応できる体制づくりが主な狙いで、委員から特に異論はなかった。

同省は、この日の意見を踏まえて改めて部会に論点を示す方針。今後は、下部組織の「ワクチン評価に関する小委員会」が、「広く接種を推進していくことが望ましい」と結論付けた7種類の疾病・ワクチン(ヒブ、おたふくかぜなど)を、一類と二類のどちらに位置付けるかが焦点になるとみられる。

あまり杓子定規にならないで、柔軟に対応できる体制を整備することが重要だと思います。


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