ふじ本まり子の活動報告 for Mobile

元和歌山県議会議員ふじ本まり子の携帯サイト用コンテンツです。

《視察を終えて》

2009-10-26 | 2009年活動報告
  今回、カナダ・カルガリー市の視察を通して、暴力に合ったときの被害者の支援、DV被害者とその子ども、そして大人からの虐待にあった子どもと、それぞれに厚い支援のシステムがあるということが分かりました。予防システム、保護システム、カウンセリング等々、の中でもカウンセリングの充実が大変進んでいると感じました。
また、それぞれの制度の中でも子どもの権利がしっかり守られていると思いました。
日本はカナダより20年遅れていると言われています。そうかもしれませんが、日本でもDV被害者や被虐待児を守るため、頑張って活動しているいくつものグループがあります。また、行政関係者の中にも一生懸命仕事をされながら、制度の不備のために苦労されている方もおられます。
私たち議員は、そういった現場の皆さんの支援ができるよう、先進的な取組を参考に、より良い制度や仕組みを作っていくため、仕事をさせていただきたいと強く思います。
そして、この視察を有意義で実りあるものにするためにも、精一杯頑張ろうと誓いました。

《カルガリー市の行政関係》

2009-10-24 | 2009年活動報告
 その後、カルガリー市役所ではカナダの歴史も含め、行政関係について説明していただきました。地方分権が進んでおり、カルガリー市は市民のライフラインに関わる行政を担当しており、州政府は教育・福祉・病院などの社会サービスを担当、国家は軍事、移民、刑務所、裁判所、国境管理等々を担当していると言うことでした。
議会はカルガリーでは14人の市会議員で構成されており、全員無所属であるが、州議会は82名でそれぞれの党に所属していると説明いただきました。任期は3年ということでした

《手厚い子ども支援》

2009-10-22 | 2009年活動報告
 教育の問題についても大変考えさせられました。自閉症のお子さんのいるご家庭を訪問しましたが、障がいのあるお子さんには、ソーシャルワーカーが必ず対応します。そのご家庭の子どもは自閉症でありますが、保護者の対応が子どものために不適切だと判断されると保護者の保護能力が回復するまで子どもを施設で保護し、保護者とは分離します。その後、保護者へのカウンセリングと親子統合のプログラムにそって、支援がされていきます。
訪問したご家庭も一時は分離されていたようですが、私たちが訪問にしたときは子どもたちも家庭の中で元気に過ごしていました。
また、障がいを持つ子どもは、日本のように特別支援学校に通うということではなく、地元の公立学校に通学するのがスタンダードでした。公立学校では、障がいを持つ児童生徒に一人ずつ教師がつくということで、クラスの中には担任の教師と障がい担当の教師が入っていると言うことでした。子どもの権利が本当にしっかり守られており、子どもへの厚く暖かい支援に驚きました。

《DVのためのシェルターと対応》

2009-10-20 | 2009年活動報告
 最初に調査したYWCA (Young Women's Christian Association)は、教育関係から福祉関係にいたるまで色々な施設を運営している組織です。
今回はYWCAが設置しているDVのための2つのシェルターを視察しました。一つのシェルターは公になっていますが、もう一箇所は場所が分からないようにしていました。
シェルターはDVに遭い、着の身着のまま逃げてくる親子を一時的に安全にかくまい、その先の生活設計ができるよう、支援をおこなうというのが、主な目的であります。
シェルターは一時避難ということで、3週間を目処にしていると言うことでした。その後は長期に生活のできる施設もあり、DV被害者が安心して生活できるよう、手厚い支援がされていると感じました。また、一緒に逃げてくる子どもにも支援がされていて、遊び場の確保、おもちゃの用意等々、暖かい受け入れの様子が伝わってきました。
次に調査したHome Frontは、そういったDVの対応をネットワークで結び、シェルターから長期の居住へ、また、子どもへの教育の保障、仕事の問題、裁判の手続き、カウンセリング等々をコーディネートしています。Home Frontは20人以上専門員で構成された施設でありますが、24時間対応で被害者の支援を行っていました。こういった組織は州から直接予算をいただき、運営をしていると言うことでしたが、一般からも多くの募金が寄せられるということでした。
また、YWCAで日本の私たちと意見交換をしましたが、それはその後募金を集める一つの手段だということでした。
ここでの大きな役割をはたしているのは、警察であります。警察にはDV専門の窓口があり、迅速に対応できるようになっています。また、裁判所にもDV専門の裁判所があり、連携しながら対処しているとのことでした。
日本では、行政が直接支援を行うといった仕組みになっていますが、カナダでは州政府がYWCAやHome Frontのように活動しているNGOやNPOに予算をつけ活動を支える仕組みになっていました。
NGOやNPOの果たす役割が大変大きく、行政の下請けのようになっている日本の現状との違いを感じました。日本のNPO活動も行政の下請けでない、パートナーとしての地位が必要だと感じました。

カナダ・カルガリー視察概要

2009-10-18 | 2009年活動報告
 カルガリーまでのフライトは、サンフランシスコでの乗り継ぎも含め、およそ18時間。夜の10時ようやくカルガリー空港に到着しました。
空港では通訳と案内をかねた直人君、コーディネーターのキャリーさんが迎えてくれました。さすが緯度が高いだけあって温度もかなり低いと感じられました。
カルガリー市は人口およそ110万人、カナダの中では3番目に大きな市であります。ダウンタウンにはビジネス街が広がり、ダウンタウンを中心に郊外に住宅が広がっています。
カナダは州によって言語、教育制度、税金と全て違っている国でありますが、豊かな地下資源に恵まれ経済的には活気に満ちていました。
翌日コーディネーターのキャリーさんと打ち合わせを行い、今回の視察の主な施設やその概要を説明していただきました。

毎日新聞主催「エコで行こか」

2009-09-27 | 2009年活動報告
 秋晴れの一日、宮前小学校の運動会に参加した後、和歌山城西の丸で開催されていた毎日新聞主催のお祭りに出かけました。野外ステージでは歌やバンドの演奏が行われていて、来られていた皆さんは、ゆったりとした秋の一日を楽しんでいました。

まり子の政治スクール 第4回

2009-09-26 | 2009年活動報告
第4回 ●講演=マスメディアと人権
    ●講師=嶋谷 泰典 さん(毎日新聞和歌山支局長)
まり子の政治スクールも4回目となりました。
今回は、毎日新聞の嶋谷さんをお迎えしてのスクールです。以前、 裁判員制度の勉強会で、人権の問題について取り組んでいるとお聞 きし、「是非講師を」とお願いしたのが実現したものです。
 事件が起こると、報道関係者が被害者、加害者を問わず押し寄せます。それは和歌山のカレー事件でも証明されているのですが、そういった事態がそれこそ弱い立場の人々の人権をどれほど侵害していくことになるのかといった視点でお話をいただきました。
・京都児童刺殺事件での「お棺の中を撮影させてほしい」と言われた遺族
・男女関係にまつわる事件では警察に「あなたにも問題が」と言われた女性
・いじめ事件の真相を求め提訴したことで「子どもの命で金儲けか」との匿名電話
 その中に報道のあり方が問われている部分があるのではないか、との嶋谷さんのお話でした。
また、足利事件の菅家さんの講演の話も交え、取調べの可視化についても触れられました。
 最後には、自分の権利を守るためにも「かかりつけの弁護士」を持とうという話になりました。弁護士なら誰でも良いという分けではないので、いろんな市民活動を通して、弁護士の友人を持とう、という提案をされました。
 私も弁護士の皆さんが呼びかけ人になっている「九条ネット」の活動を通して、多くの弁護士の方々と知り合いになれました。こういった活動が大事なのだなあと納得した2時間でした。
 今回も有意義なお話が聴けました。次回は民主党和歌山県連第3区総支部長・玉置衆議院議員のお話です。

子ども支援フォーラムと雑賀崎の夕日を見る会

2009-09-23 | 2009年活動報告
 子ども支援フォーラムが市民会館で開催されました。相愛大学の桑原義登さんによる講演を拝聴した後、雑賀崎に移動し、雑賀崎灯台の広場で行われる夕日を見る会に行きました。毎年参加していますが、雑賀崎名物「おおやさ」はとってもおいしかったです。ごちそうさま!(さてどんな食べ物かは?にしておきます)

「いちごの里」2号館竣工式

2009-09-22 | 2009年活動報告
 岩橋にある「いちごの里」2号館がオープンしました。高齢者向け賃貸住宅ですが、家族のような暖かさのある施設です。入居されている皆さんの嬉しそうな笑顔が印象に残った竣工式でした。

杭の瀬夏祭り

2009-08-10 | 2009年活動報告
今年の夜店は、毎年子ども達に大人気の「ストライクアウト」と、ブラジルからやってきた「けばぶ」です。お肉の塊を温め、薄くそいでから薄いパンに野菜と一緒に、はさんでいただきます。通常よりは、うーんと安く販売したため赤字でしたが、おいしいと皆さんに喜ばれ完売しました。ありがとうございました。

ぶんだら祭り&よさこい踊り

2009-08-02 | 2009年活動報告
今年はこでまり連が参加を見合わせたので、祭り好きな私はとりあえず、「9条ネット」の皆さんの連に紛れ込んでと踊りました。ぶんだら祭りとよさこい踊りが合同開催ということで大勢の皆さんが楽しい夏のひとときを過ごしました。

民主党鳩山代表来和

2009-06-14 | 2009年活動報告
鳩山由紀夫民主党代表が和歌山に来られました。和歌山県連代表として、街頭活動をご一緒しましたが、県内どの地区でも熱気あふれる集会でした。特にJR和歌山駅前では3000人もの皆様にお集まりいただき、大きな拍手をいただきました。その期待にしっかり応えたいと思います。

仔牛市場見てきたよ

2009-05-29 | 2009年活動報告

年に4回、田辺市で開催される仔牛市場に行ってきました。可愛い仔牛を想像していたのですが、200300キロの牛でビックリしました。今回は90頭の仔牛のせりが行われ、今まで一番頭数が多いと言うことで、狭い市場の中は仔牛でギュウギュウ。セリが始まり、次から次に仔牛の値がついていきます。キロ1000円ぐらい付かないと畜産農家の採算が合わないと聞いていますが、1000円の値もつかない仔牛もあります。また、以前に比べると仔牛の値段もかなり安くなっているようで、飼料代などを考えると畜産農家にとって厳しい状況は続いています。農業と畜産、畜産と林業、また、商業との連携等々これからの一次産業、畜産の発展をしっかり考えていきたいと思っています。