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益田森林・林業普及情報

島根県西部農林振興センター 益田事務所

七日市小学校の森林教室(間伐体験)の準備に行きました。

2007年11月26日 | 森林教室
 11/9の当ブログの記事、
 「七日市小学校の森林教室に行ってきました。」で報告したとおり、
 七日市小学校では、10/29(月)に、
 間伐材を使った木工体験等の森林教室を行いました。

 これに続けて、「子ども達に、是非林業の作業体験を!」という
 担任のM先生の御要望に応え、
 第2弾として、11/26(月)に“間伐体験”を企画しています。

 メイン担当者は、引き続きU先輩で、“サブ”として私も付いていきます。

 11/21(水)は、その準備で、
 吉賀町内のヒノキ林に行ってきましたので、報告します。

 間伐体験を行う36年生ヒノキ林です(写真1)。

 写真1 ヒノキ林内の地面から空を見上げたところ

 植えられてから無間伐の超過密林分です。
 空がほとんど見えません。

 当日は、子ども達に間伐を手鋸で交代でやってもらうつもりです。
 チルホールやロープ等の牽引具も使用しますが、
 あまりにも込み合った林分であるため、
 このままでは、伐倒しても100%“かかり木”になります。

 そこで、選定した間伐木の中から、
 あらかじめ子ども達に伐倒してもらう木を選び、
 その木を倒すのに邪魔になる木を伐ることにしました。
 
 U先輩が、伐倒作業をしています(写真2)。


 写真2 ヒノキの伐倒(受け口作成)をするU先輩

 U先輩が、かかり木をフェリングレバー(木回し)で、
 処理しようとしています(写真3)。

 写真3 フェリングレバーでかかり木処理を試みるU先輩
 注意事項
 (フェリングレバーは、体の外側に向けて押す使い方がより安全です。
  誤った使い方は、死亡災害等、重篤な災害を招く可能性もあります。
  専門家の指導を受けて、安全な使い方をして下さい。
  関連して、記事の最後にコメントを投稿していますので、
  参考にして下さい。)

 ところが、このヒノキ、しっかりと枝が絡んでおり、
 少々、動かしても全く倒れる気配がなく、
 結局、チルホールを使用し、
 2人で協力して安全に処理しました。

 私も久し振りにチェンソーのハンドルを握り、
 チルホールやフェリングレバーの使い方の実習ができました。
 子ども達よりも私たちの方が勉強になったかもしれません(笑)。


 投稿者 島根県西部農林振興センター益田事務所林業普及グループ 
     主任林業普及員 大場寛文

 ~清流高津川、山の緑に映える柿色の瓦屋根の町並み~ 
  なつかしの国石見(いわみ)


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