益田森林・林業普及情報

島根県西部農林振興センター 益田事務所

吉田南小学校の森林教室に行ってきました。

2008年02月19日 | 森林教室
 2月15日(金)14時から、
 益田市立吉田南小学校の6年生27名に対して、
 森林と海との関わりや苗木の植え方について、
 約45分間の森林教室を行いました(写真1)。

 
 写真1 吉田南小学校森林教室の状況 

 通常、このような森林教室は、
 学校の先生から依頼があるのですが、
 今回は、益田市農林水産課から依頼がありました。

 というのは、
 来たる2月22日(金)に、
 益田市農林水産課に事務局がある
 益田市沿岸漁業水産振興協議会の主催で、
 森で海を救おう植林事業が行われるのですが、
 この植林に吉田南小学校の6年生も、
 参加することになっているのです。

「森で海を救おう植林事業」には、
 漁協の組合員の方も多数参加されることになっており、
 いわゆる漁民の森という取り組みです。

 森からの栄養分を含んだ水が、
 海の生態系を育むのです。
  
 森林教室では、まず、
「元気な森を育てるために」というビデオを見てもらい、
「森を育てるためには、
 長い時間と人の手間が必要なこと」や、
「森林から流れ出る栄養分を含んだ水が、
 海に注ぐと、
 植物プランクトンが増え、
 それをエサにする
 動物プランクトンや小さい魚が増え、
 大きな魚も寄ってくること」を話しました。

 次に、
 22日に子供達が植える予定の
 クヌギの特徴
 苗木の植栽方法等について
 説明しました。

 説明にあたっては、
「紙を黒板にマグネット板でぺたぺた貼りつける法」
 駆使しました(写真2)。
 

 写真2 ぺたぺた貼りまくってる大場普及員

 これは、昨年6月に受講した 森林環境教育研修で、
 講師の川嶋直先生等がやられていた手法を
 真似したものですが、
 正式名称は知りません。

 板書時間が短縮でき、
 説明項目をあらかじめ書き出した上で、
 順番に並べていますので、
 説明を漏らすことがありません

 私のように、
 人前でしゃべると、
 緊張で頭が真っ白になってしまうタイプには、
 特におすすめです。
 ぜひ、お試し下さい。

 さて、子供たちは、
 私の話を聞くまでは、
 一人1本だけ植えれば良いと、
 勘違いをしていたようですが、
 当日は、一生懸命植えてくれると思います。

 「目標一人10本ですよ。頑張って!」
 「22日は、ボクも行くんでよろしく!」


 投稿者 島根県西部農林振興センター益田事務所林業普及グループ 
     主任林業普及員 大場寛文

 ~清流高津川、山の緑に映える柿色の瓦屋根の町並み~ 
  なつかしの国石見(いわみ)  


最新の画像もっと見る