益田森林・林業普及情報

島根県西部農林振興センター 益田事務所

シンプルな「しまねの木の家」

2008年05月26日 | 木材
5月24日・25日の2日間、両日とも雨模様にもかかわらず100組ほどの見学者が訪れました。
この家、親子二人住まいで延べ床面積は70㎡、社長曰く「小さく建てて、大きな暮らしができる家」だそうです。
使われている木材は約16㎥、スギを主体に高津川流域の乾燥材が使われています。構造材は「乾燥材の家づくりグループ」でパートナーのT森林組合製材所の乾燥機で人工乾燥されたものです。また、柱材は「高津川流域材供給ネットワーク」のY社の乾燥材が使われていました。

見学会場案内の「のぼり」

(前日青ちゃんが松江に出張のついでに県庁から借りてきたもので、国道沿いを主体に17本が立てられていました)

とても素敵なデザインです。リンケンさんは昨年度の「しまねの木の家設計コンクール」で最優秀賞を受賞されています。


2Fのスギ板と1Fのカベのコントラストがモダンです


屋根にはもちろん石見の瓦


天井板は30㎜のスギ板


階段には「住まいを予防医学する本」が置かれていました


リンケンさんが建てられた他の住宅の写真展示



見学者

お若いご夫婦みたいで、展示されている設計図やリンケンさんが建てられた他の住宅の資料などを熱心に見ておられました。

説明をする田村社長(左)


見学者が床や、柱、天井に使われている木材を見て、触ってその温かみを表現したり、田村社長にいろいろと質問を投げかけている様子を側で聞いていて、流域材に対する市民の関心の持ち方を実感することができ、とても嬉しく感じました。(by青ちゃん)

【投稿者:島根県西部農林振興センター益田事務所 林業部長 青山静佳】







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