益田森林・林業普及情報

島根県西部農林振興センター 益田事務所

益田市の木と花(ケヤキ編)

2006年02月03日 | 名所旧跡探訪
 平成16年11月1日に益田市・美濃郡美都町・美濃郡匹見町が合併し新しい益田市が誕生しました。明くる年には、一般から新生益田市にふさわしい「市の木と花」を公募し、それに基づき行政代表、議会代表、住民代表、学識経験者等により「市の木」として「ケヤキ」決定されています。

    
     図書館前のケヤキ

 選定理由としては、「強靭さ、雄大さを感じさせたくましさを持ち、用材 としても貴重であり、市全域に分布し、生命力がある ことから、今後の益田市が大きく発展することを願って選定された。」とあります。
 ケヤキはニレ科の落葉高木で本州、四国、九州に分布していますので、益田市にも自然状態でどこかに生育しているとは思っています。自然状態では、川の近くや谷部に見られますが、一般の方は自然状態のものを見られた方ほとんどおられないのではないかと思います。
 しかし、公園、街路樹、神社仏閣などによく植栽されていますのでおなじみの木、親しみやすい木ではないかと思います。
 また、平成元年に発行された「島根の巨木」には、益田管内には幹周3mを越える大きなケヤキが14本が確認されていますが、新生益田市には美都町に1本が記載されているのみです。
 筆者の個人的見解ですが、市内の公園や街路樹をみると思ったより少ない印象も少なからずあります。欲を言えばシンボルツリー、シンボル通り的なものがあればとも思いますが、新生益田市ですからこれから市民とともにつくり上げるべきものかもしれません。
 なお、市ではイベントなどでケヤキの苗木が配布されたりしています。


 旧県民会館前のケヤキ


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