益田森林・林業普及情報

島根県西部農林振興センター 益田事務所

木質チップボイラー現地見学会(エコな取り組み!)

2008年07月31日 | 木材
益田市内のデイサービスセンターこもれびに導入された、チップボイラー等の見学会が実施されました。

■日時 平成20年7月29日(火)

■場所 益田市横田町 「デイサービスセンターこもれび」と西益田地区振興センター、及び益田市隅村町「西中国木材エネルギー有限責任事業組合(LLP)」(伸和産業敷地内)

■参加者 市町、チップ業者、リース業者、工務店、水道会社、県など28人

■内容 

1 「デイサービスセンターこもれび」のチップボイラー(給湯用)見学
・こもれびでは毎日12~13人の方が入浴され、その他炊事などでお湯を利用されています。
・月平均のチップ使用量は約1.5tで、お湯の使用量は約26㎥のようです。
・仮に灯油と比較すると年間の燃料コスト削減額は、ざっとした試算によると60~70万円ぐらいになるようです。

2 西中国木材エネルギー有限責任事業組合のチップボイラーとサイロのユニット化設備見学
・ボイラー設備がユニット化されていて、配管もシンプルでした。

3 情報交換等
・こもれびの篠原理事長や、LLPの佐藤業務責任者からチップボイラーについて詳しい説明がありました。
・併せて、吉賀町のチップボイラー導入計画や、木質バイオマスのエネルギー利用の情報提供などもありました。

■以下写真により当日の状況を紹介します。


こもれびの木製看板


正面がボイラー施設


理事長の説明


チップボイラー


木質チップ


ボイラーとサイロのユニット


ユニット内部


西益田地区振興センターでの情報交換等


西益田地区振興センターで見つけたエコ!
ゴーヤによる緑のカーテン
植栽時期がちょっと遅くなってしまったようですが、プランターや支柱には県産材が利用されていました。


移動に使ったマイクロバス
エアコンがついていないバスでしたが、窓全開でこちらも「エコ」しました

木質燃料の燃焼で出る二酸化炭素は、伐採地が再び緑に再生されることで二酸化炭素が吸収されるため、地球の二酸化炭素が増加しないいわゆる「カーボンニュートラル」という考え方で、化石燃料に比べて大変「エコ」な取り組みです。

木質燃料の利用拡大には、課題もいろいろあると思いますが、木質資源の利用拡大と、地球環境を守り、次世代のこども達に住みやすい環境を残すためにも、こうした取り組みがもっと広がるといいと思いました。

チップボイラーの詳しい問い合わせはLLP(電話 0852-22-2371)まで


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