先週、大阪にある行きつけのラウンジが20周年を迎えた。
初めてそのお店にいったのは忘れもしない阪神大震災の直前の週末。
当時新婚ほやほやの別居状態で、大阪での夜の居場所を探してたとき。
会社の近くの京橋で安心して飲める店は無いか。
後輩と二人で夜の京橋を探し歩いた。
感じのいい名前、ビルの雰囲気、中から聞こえてくる笑い声。
後輩がドアを開け、私が遠めから中を覗いてチェックする。
なかなか飛び込みで知らない店に入るのは怖い。
いいかなーと思っても、二の足を踏む。
やっぱり誰かに紹介してもらおうよってことになり、後輩が既に大阪に永く住んでる先輩に電話した。
先輩に教えてもらったその店は「ラウンジJJ」というお店で1号線沿いの雑居ビルの3Fにあった。
カウンタに女性が4-5人。そしてマッチョなチーフが店を仕切る。
お客さんはほとんど常連さん。
その後、おいらはこのお店で、歌を歌い、愚痴を吐き、女の子と話し、しこたま飲む自分の居場所になった。
いけるときはいつも行ってたかもな。
大阪勤務じゃなくなってからは、5年ぐらいブランク空いたけど、久々にいっても昔のままだった。
女の子は変わってたけどね。
それにしても20年続けるのはやっぱりすごいね。
これからも在りつづけてほしいと心から願ういいお店です。
1999年の冬、目黒。
当時は目黒駅近くのクラブ(下がるほうね)でよく飲んでいた。
あ、まだここに店があるんだ。
先週、目黒で飲んで解散した後、下を通ったとき、ビルを見上げてみた。
ちょっと入ってみよう。
どうせ今帰ってもタクシーだし。飲んで始発で帰ろう。
そう思った。
店の雰囲気が少し変だったのは後から思うこと。
奥の席ではオッサン達がちょっと体育会系の飲みをやってる。
盛り上がってる席と対照にこちらの席は暗い。
「どうしたの元気ないね。」
付いてくれたニコ・ロビン似の女の子の様子がどうもおかしい。
ニ「内緒なんだけど。」
「なになに?まずいことは言わないよ。」
ニ「うん。実はね。この店今日で終りなの。」
「えっ、そうなの?」
そりゃまたすごい日に来てしまったな。
ニ「2年勤めたからなくなってしまうのはやっぱり寂しくて。」
「へえ、こういうお店にしては永く勤めたんだね。」
・・・
あら、奥のお客さんお帰りだ。
店には私のほかに客は居ない。
ニ「もうこの時間だから、最後のお客さんだね。」
「うん。だね。」
彼女の目は少し赤い。
・・・
この店の歴史に残る?最後は客はおいら。
「じゃあ、最後に元気よく乾杯しようか。」
ニ「そうね。」
「かんぱーい。」
ニ「お疲れ!でした!」
チュッ。←妄想。
継続することはもちろんだが、撤退を決める勇気も大変なものなのだろう。
明け方の目黒駅のホームで、ちょっと寂しい気持ちになったのでした。
初めてそのお店にいったのは忘れもしない阪神大震災の直前の週末。
当時新婚ほやほやの別居状態で、大阪での夜の居場所を探してたとき。
会社の近くの京橋で安心して飲める店は無いか。
後輩と二人で夜の京橋を探し歩いた。
感じのいい名前、ビルの雰囲気、中から聞こえてくる笑い声。
後輩がドアを開け、私が遠めから中を覗いてチェックする。
なかなか飛び込みで知らない店に入るのは怖い。
いいかなーと思っても、二の足を踏む。
やっぱり誰かに紹介してもらおうよってことになり、後輩が既に大阪に永く住んでる先輩に電話した。
先輩に教えてもらったその店は「ラウンジJJ」というお店で1号線沿いの雑居ビルの3Fにあった。
カウンタに女性が4-5人。そしてマッチョなチーフが店を仕切る。
お客さんはほとんど常連さん。
その後、おいらはこのお店で、歌を歌い、愚痴を吐き、女の子と話し、しこたま飲む自分の居場所になった。
いけるときはいつも行ってたかもな。
大阪勤務じゃなくなってからは、5年ぐらいブランク空いたけど、久々にいっても昔のままだった。
女の子は変わってたけどね。
それにしても20年続けるのはやっぱりすごいね。
これからも在りつづけてほしいと心から願ういいお店です。
1999年の冬、目黒。
当時は目黒駅近くのクラブ(下がるほうね)でよく飲んでいた。
あ、まだここに店があるんだ。
先週、目黒で飲んで解散した後、下を通ったとき、ビルを見上げてみた。
ちょっと入ってみよう。
どうせ今帰ってもタクシーだし。飲んで始発で帰ろう。
そう思った。
店の雰囲気が少し変だったのは後から思うこと。
奥の席ではオッサン達がちょっと体育会系の飲みをやってる。
盛り上がってる席と対照にこちらの席は暗い。
「どうしたの元気ないね。」
付いてくれたニコ・ロビン似の女の子の様子がどうもおかしい。
ニ「内緒なんだけど。」
「なになに?まずいことは言わないよ。」
ニ「うん。実はね。この店今日で終りなの。」
「えっ、そうなの?」
そりゃまたすごい日に来てしまったな。
ニ「2年勤めたからなくなってしまうのはやっぱり寂しくて。」
「へえ、こういうお店にしては永く勤めたんだね。」
・・・
あら、奥のお客さんお帰りだ。
店には私のほかに客は居ない。
ニ「もうこの時間だから、最後のお客さんだね。」
「うん。だね。」
彼女の目は少し赤い。
・・・
この店の歴史に残る?最後は客はおいら。
「じゃあ、最後に元気よく乾杯しようか。」
ニ「そうね。」
「かんぱーい。」
ニ「お疲れ!でした!」
チュッ。←妄想。
継続することはもちろんだが、撤退を決める勇気も大変なものなのだろう。
明け方の目黒駅のホームで、ちょっと寂しい気持ちになったのでした。
しかしラウンジが20年続くってのはすごい
先週の話です。
いい意味で、20年変わらない店っていうのはいいよやっぱり。