JUON NETWORK イベント報告

各地で行っているイベント・ボランティア活動を
紹介いたします。

安曇野 森林の楽校2017

2017-10-28 | 安曇野 森林の楽校
10月28日(土)〜29(日)に行われた
「安曇野 森林の楽校」(長野県安曇野市)の報告です。

22名(内地元10名)の参加がありました。


参加者の声


 私が安曇野 森林の楽校に参加したきっかけは、大学の売店の壁に貼ってあった“JUON NETWORK 森林の楽校・田畑の楽校”のポスターでした。
大学で林業を学んでいるのもあって、各地で行われる楽しそうなイベントが魅力的に映りました。
また、予定の空いていた10月末には安曇野で開催するとありました。
頭の中に好物であるわさびが浮かび、森林について学びながらわさびで有名な安曇野で過ごすことができる…という発想での参加を決めました。

 1日目はまずバスで、市の職員の方から安曇野市の三郷村についてお話を聴き、古民家をリノベーションした“地球宿”で二日間の流れを確認し、自己紹介、着替えて森林での作業でした。
このとき意外だったのは、参加者に女性が多く、また年代が幅広かったことです。
バス内のお話では、安曇野は扇状地となっており、水は扇状地の要部分と先端部に集中し、中腹では水が地下に染み入っているために乏しいということに驚きました。
三郷村は中腹に位置するため、水を引くため遠くの川から横へ上へと堰を築いたそうです。その労力は計り知れません。
つまり、わさびは扇の先端部で栽培が発展した食材であり、安曇野全体でわさびが作られているわけではなかったようです。

 そして、森林での作業ですが、印象的だったのは枝打ち作業のための木登り器「与作」です。
ロープのついた器具を腰と足につけ、二点の重心を一つずつ動かすことで登り下りします。とっかかりの無い木の幹をいかに登っていくか、与作の機構は見事です。

 森林での作業後、すぐそばのファインビュー室山にてお風呂に入り、ポカポカの体で宿へ戻り、楽習会として長峰山での里山再生の取り組みについてお話を伺いました。
普段大学で学んでいる理論を実践した場合どうなるか、という答えの一つを得られたように思います。

 そして、お楽しみの夕食は素材の味が活きた献立で、なんともおいしい!例えばリンゴとキャベツのサラダは、これぞ長野県という組み合わせでした。
また、マコモを初めていただきました。皆さんは食べたことありますか?
マコモは水質浄化作用のある植物で、稲と一緒に植えて活用されています。
そして、根の肥大部分を炒めたり、てんぷらにするとやわらかでほのかに甘い筍のような食感で、おいしく食べることができるのです。

 隣の方と食べ過ぎ、太る、けど食べたい、なんて言いながらおかわりを数回しました。
そしてお酒も飲みつつ交流会に流れ、参加者の方々と色々なお話をしました。収穫いっぱいです。

 2日目は台風22号接近により雨が降り続けましたので、宿内で楽習会のあと、ロープ講習と木工をしました。
室内は薪ストーブのおかげでとても暖かく過ごせました。

 今回は初めての参加でしたが自分でもびっくりするくらい終始リラックスしていた気がします。
それは、スタッフさんやほかの参加している方のやわらかで穏やかな雰囲気や、宿の暖かみのある雰囲気のおかげだと思いました。
のんびりできたことと共に、いろいろな方のお話を聴くことで得られた学びも多く、とてもここには書ききれないです。

また、安曇野に遊びに行きたい、そしてJUON NETWORKの活動に参加したい、と強く思います。
ありがとうございました。
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