JUON NETWORK イベント報告

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神の泉 森林の楽校2011夏

2011-07-02 | 神の泉 森林の楽校
7月2日(土)に行われた
「神の泉 森林の楽校」(埼玉県神川町)の報告です。


27名(内地元9名)の方に参加していただきました。
震災の影響か?例年より参加者が少なくちょっと残念。


 
夏は恒例の「埼玉県100年の森」での下草刈です。
2001年に植樹したトチノキもこんなに大きくなりました!

 
作業終了後は、これまた恒例の木こり茶屋・杉田さんによる野外料理です。
今年も、おいしい料理をたくさん振る舞っていただきました!



懇親会後は、ヤマキ醸造の見学も行いました。



参加者の声

自分の苗字と同じ、埼玉県児玉郡には昔から興味を持っていましたが、
なかなか訪れるチャンスをもてずにいました。
自然への関心、自然の中で自然を相手に仕事ができないものだろうかと
考える中で、児玉郡上川町での林業体験という、
場所・内容ともにとても魅力的な体験になりました。

初めての参加のため、ちょうど10年前に植樹されたと聞く、
橡(トチ)の木の林の下草刈りからスタートです。
柄が1メートルもある大鎌、工事用ヘルメットなど
初めて手にするものにわくわくしながら現場へ向かいます。

10年たった橡の木は樹高6メートルほど、
その下はびっしり腰程の高さもある下草が覆っていました。
大鎌は力を入れなくともスパスパと切れ味良く、
軽い手応えとともにどんどん下草を切り倒していく感覚は
気持ちのいいものでした。

昼食後はきつい傾斜地に植えられた桜の木の周りの下草刈りです。
そこには背丈を超えるような草が密集し、
桜の木を探しだすところから始めなくてはなりませんでした。

鎌の切れ味が良いとはいえ、腕に早くも筋肉痛が出てきます。
気温も上がり、汗が滝のように流れます。
日陰で雑談しながら休憩していると、
実のたくさんなった桑の木を見つけたので収穫し、
班の皆さんにおすそわけ。
甘みの強い果汁に懐かしい感情が呼び起こされました。

作業を終え、懇親会です。
ビールで乾杯と共に、スペアリブ、ラムの炭火焼、猪汁など
絶品のごちそうに大満足でした。

林業のほんの一部を体験させていただいただけですが、
森林の中で体を使って働くことの気持ちよさを実感しました。
また、地名と自分の名前のつながりの話も聞くことができ、
土地とつながりを持って生きていくことにも目を向けるきっかけになりました。

森林の風を感じ、木の実を食べたりする中で
単なる懐かしさではなく、自分の心を開放できる場所としての
自然というものを再認識することにもなりました。

地元長野を離れて何年か経ちましたが、
ここで感じたことをもとに地元へ戻り、
農林業への就職を真剣に検討し始めています。





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