毎日、つけ続けた真我開発ダイアリー。
そのことを通じて、私は極度の対人恐怖症を克服していきました。
私は他人と自分を比べて、他人以上になれない自分に苦しんでいました。
当時の真我開発講座の講師はフォロークラスでこのように言っていました。
「他人と自分を比べる必要はありません。人は人、自分は自分、みんな違います。違っていいのです。
もし比べるのなら過去の自分と比べるのです、過去の自分、昨日の自分よりも今日の自分がどれだけ進歩しているのか。どれだけ磨かれているのか。
昨日できなかったことが、今日できるようになった。そういう少しの変化を大きく認めていくのです。
それを発見するためにダイアリーをつけていくのです。」
変化の発見、自分自身の進化を発見していく。一ミリでもいい、それが他人より劣っていたとしても、
1ミリの変化、進歩を大きく認めていく。
「昨日声をかけられなかった人に、今日は震えながらの笑顔だったけど、声をかけれた。」
そういうことを都度都度ダイアリーにつけていきました。
そして私は、このように思ったのです。
「チューリップとバラの花のように、咲く花もそれぞれに様々。
チューリップはチューリップの花が咲き、バラはバラの花が咲く。
また同じチューリップでも咲き方もそれぞれ違っていいのだ。大きく堂々と華麗に咲く花もあれば、
小さく控えめに慎ましく咲く花もある。
しかし、それぞれに美しく輝いている。
そして花を咲かすペースもそれぞれで、早く満開に咲く花もあれば、遅咲きでゆっくりゆっくり咲く花もある。
しかし早くても遅くても、命が成長していくその姿は、そのままで美しい。
どんな咲き方をしてもどんなペースでも、それは世界に咲くオンリーワンの輝きを放っているのだ。」
と・・・
ダイアリーをつけ続け自分の変化を発見する習慣がつくようになってから、
自分らしく生きることができるようになってきました。
そして人と比べることがなくなり、少しずつ私の心は穏やかになっていくのでした。
(続く)