信州ビーナスラインの小さなイタリア料理店から

夫婦で営む小さな伊料理店「オステリア白樺」の日々。標高1500mの車山高原は八ヶ岳がのぞめる空気の澄んだところです。

中学校卒業式 保護者代表謝辞

2014-03-18 15:28:17 | 子供・学校・行事のこと

平成26年3月 

息子の卒業式で謝辞を読ませていただきました。

そのときの原稿を覚書として・・・・・

 

謝辞

僭越ではございますが 卒業生の保護者を代表しまして

一言お礼の言葉をのべさせていただきます。

本日は子供たちのために このような立派な卒業証書授与式を開いていただきまして

ありがとうございました。

校長先生、三年生の担任の先生方をはじめ諸先生方

ならびにご来賓の皆様にも心より御礼申し上げます。

 

少し大きめの制服を着て入学してからのこの三年間を思い返しますと、

生まれてから三歳になるまでと同じくらいの

大きな成長と変化があったと感じています。

保護者としても、巣立っていく準備をはじめた子供から

少しずつ手を放していく助走期間に入ったことを実感する三年間でした。

 

私事で恐縮ですが、わたしは神奈川県で中学時代を過ごしました。

まだ少子化と言われていない時代でもあり、一クラスの人数は四十二、三人、

それが一学年に十六クラスという大きな学校だったのですが、

体育館は何倍も広かったというわけではありません。

卒業式といえば 三年生は全員と 一、二年生はクラス代表者のみの出席。

保護者は役員だけの参列で、卒業証書の授与は各クラス代表だけが

受け取るというものでした。

それに、それだけの人数がいれば生徒会やPTA役員も

誰かがいつのまにかやってくれているものでしたので、

目立たず静かにしていれば何もしなくて済んだというところもあり

その点も大きな違いを感じた三年間でした。

 

今、その方が楽でいいなあと思った方もいるかもしれません。

ただ、ほかのことでもそうですが、楽だったことというのは

記憶にも感情にも残っていないものです。

 

この三年間、子供たちもそれぞれ係や委員の役目で大変だったことでしょう。

先生方やPTA役員によるたくさんの行事、丁寧な進路指導、毎日安心して

いただいていた給食、どれも 楽で当たり前のことではありません。

こうして無事に卒業式を迎え、たくさんの方に支えられて今日の式が

行われている事をあらためてありがたく思います。

 

新しい道へ踏み出していけば、少し面倒な事もあるでしょう。そんなときは

すぐに楽をする事を考えず、正面から取り組んで欲しい。そして、誰かが

自分のために手間や気持ちを寄せてくれるありがたさが分かり、

時には自分も誰かのためにそう出来る人に、卒業生にはなって欲しい。

保護者としてもしっかり成長を見守り、背中を押せる存在でありたいと思いますし

先生方やご来賓の皆様にも 今後とも温かく見守っていただけますよう

よろしくお願い申し上げます。

 

結びにあたり、もう一度子供たちには「おめでとう」の言葉を送りたいと思います。

そして諸先生方ならびにご来賓のみなさまには 保護者を代表致しまして

重ねて御礼を申し上げます。

 

最後に 〇〇中学校のご発展と、ご臨席の皆様のご健勝とご活躍をお祈り

いたしまして、お礼の言葉とさせていただきます。

本日はまことにありがとうございました

 

平成26年3月18日

保護者代表   オステリアmama(本名)

 

 

 最後までお読みいただき、ありがとうございました

 

+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+

 

オステリア白樺です。

 

 

 

 



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