誰が名付けた『平成の絵師』大上克己

【似顔絵がつなげる心の懸け橋】
いつかはあなたの似顔絵が・・・

お急ぎ下さい。

2013-04-12 16:11:46 | 日記


(正面左より、高校1年(ペン画)、2年(色鉛筆画)、3年(ポスターカラー画)の時に文化祭で発表した作品)

<244 展示作品より>

似顔絵大会で全米チャンピオンを始め、似顔絵世界大会総合第3位になるなど
輝かしい成績を毎年収めている、尾道市瀬戸田出身の宮地真一さんの作品展が
いよいよ明日をもって終日を迎えます。
瀬戸田図書館様のはからいで、宮地さんの掲示板の一角に
私が高校生時代に描いた作品を特別展示させてもらっています。

宮地さんの作品の多くは、タイトル「ぼくのイラストぶっくから」と銘打ち、
作品のアイデアや下書きの段階のものを多く展示してあります。
絵心のある方は、とても魅力的で貴重な作品ばかり、
プロの技をこんな企画でしか目にすることはまずございません。
さあ明日が最後の日、
備後地区の皆さまに呼びかけさせて頂きます。
お時間がございましたら、原画をどうか観に来てください

よろしくお願いします。




(左の一角に私のスペースを作っていただいました。)


(上段は宮地さんの鉛筆描きの試作、下段は瀬戸田公民館の講座で取り組んだ
 「布絵本」の作品、登場するキャラクターは宮地さんが提供された)

(私の一番好きな宮地さんの自画像)
(館長お気に入りの宮地さんの作品)



訃報

2013-04-11 02:39:00 | 日記

<243 海徳貢先生と>

海徳(かいとく)先生の訃報を今朝の朝刊で知りました。
海徳先生は、広島市会議員11期目、
市議会議長も務められたこともある現役の議員さんでした。
父とは30数年来の交友関係であり、
昨年の12月にNTTクレドで開催しました似顔絵展に
わざわざご来場してくださいました。


展示作品を説明しながら歩いていると
先生の足がピタリと止まりました。
それは、一コーナーの展示物を見て
そしてスーツの胸ポケットに入れておられた名刺入れから出されたものは、
新聞に載っていた写真の切りぬきでした。
その切りぬきの写真は、私のブログに度たび登場する
「ペットボトル少年こと、松本魁翔君」でした。


    *一コーナーとは、ささやかではありますが、宮城県気仙沼市で3.11の
     震災で被害を受けた直後、報道写真に載った松本魁翔君の姿に感動し
     絵に納め展示しました。
     あの震災、遠く離れた地に住む私には、日の経過とともに、
     ややもすれば震災ごと風化してしまう心が存在する・・・
     その心の戒めと
     あの絵から「生き抜く強いパワー」を皆様方に少しでもいい
     感じ止めて下さるならばとの思いから展示しました。


あの少年の写真といえば、あの俳優、高倉健さんが映画の台本の裏表紙に
写真を貼り、魁翔君から勇気をもらっていることが全国放送されたようです。

海徳先生も健さんと同様に魁翔君から、勇気というパワーをもらっているとのこと。
つまずきそうな時や辛い時、あの名刺入れに収まっている魁翔君を握り締めれば
「くじけてたまるか!」と勇気が沸くんだとおっしゃっていました。


平成24年12月14日
一緒にカメラに納まって下さった海徳先生は、とても気さくなお方でした。
平成25年4月9日
脳梗塞により、広島市内の病院でご逝去されました。
享年83歳

 

魁翔君が海徳先生を通じて教えてくれた言葉
「くじけてたまるか!」
大切にいたします。

           海徳貢先生

          お疲れさまでした、心よりお悔やみ申しあげます


          安らかにお眠り下さい

 

 

【ご案内
     タイトル:【ぼくのイラストぶっくから  宮地真一作品展Vol,4】

     場     所 :尾道市立瀬戸田図書館 閲覧コーナー
                 電話 0845-27-1877
                *平山郁夫記念館の真向いの左手側

     期    間 :平成25年3月21日(木)~4月13日(土)
     開館時間  :午前10時~午後6時
     休  館 日 :月・火曜日及び祝日

       大上克己が40年前、十代の作品を特別展示しています。

    週の土曜日まで




後編 瀬戸田図書館に行ってきました

2013-04-03 23:52:09 | 日記

<242 福山のモデルさんと宮地さん>

2年前、宮地さんと中岡館長との出会いは、偶然の上に偶然が重なったご縁

作品の展示会場と、宮地さんが臨時に出店されている場所は、300m位い離れているだろうか、
2年前、この300mを知り合ったばかりの私を、宮地さんのエスコートにより展示会場まで
歩いたんだよね、今でもその時のワクワク感を思い出す。
例えで表現するならば、初恋の女の子と初めてのデート、
なかなか会話が続かなかった時の心情、ただただ、恐縮で・・・。
そして作品の説明や、画材についても話しをして下さった。


今回は父と二人で図書館から臨時出店されているところまで逆走する形
「あっ描いてる描いてる」
2年前の同じ場所で宮地さんがモデルさん相手(一般市民)に描いている
下書きから清書までの行程や、モデルさんの特徴をどのように捉えられているのか
興味津々の私。
昼を回ると日が陰り寒くなってるなか、ガラス越しに2時間立ちっぱなしで見届けるのは
少々きつかったが、プロ中のプロが描かれる行程を見れる機会なんて、そう滅多にないこと。
見物には持ってこいのポジションをじわりじわり侵入しキープ、見届けました。
ガラス越しで中の会話は聞こえなかったが、
宮地さんの方からモデルさんに対し、ポーズとか顔の方向なんて注文は出してないようだ。
子どものモデルさんは、あっち向き、こっち向きしたり、また席を立つ子どもいたが
自由にさせている宮地さん。
それでも輪郭と鼻のラインを描いた段階で早くも依頼者に似てくる
なんと不思議な絵術なこと
とても充実した2時間を過ごさせていただいた。

前に宮地さんから聞いた話しだが、
お客さんを描き上げ、作品を見せた瞬間のお客さんの反応が面白いし
笑みがこぼれるのがたまらないともおっしゃいました。
そうなんですよね、笑顔を描いて怒る人っていないもんな。
はしくれの絵師、大上克己としましても全く同感、
幸せを運んでいくような作品にはまだまだ程遠いレベルだが、
そんな作家になれますよう精進精進!

写真は宮地さんがその場で描いた作品です
トップの写真の方は、福山からわざわざこられた方のようです。
宮地さんが描かれた友達の似顔絵を見てファンになられたようで
出店されている東京タワーに行かれたとか。(宮地さん不在、ざんね~ん)
この日は、お母さんとペアーの絵と、ご自身だけの絵、2枚を注文されました


 
描きあげられました似顔絵を親子さんに見せられた瞬間です。
どうですか、この笑顔!

似顔絵のご本人様の了解を得たうえで載させていただきました

 

<新屋まりコンサート情報>
廿日市の皆サーン、新屋まりさんが廿日市にまつわる歌を
引っさげてまいります、
こうご期待を!
残念ながら私は別件の仕事がありいけません
残念。

2013.4.7(日)
「桜まつり」出演

場所 昭和グラウンド(廿日市市)
時間 12:20
入場料 無料

※廿日市市制25年記念のオリジナル曲を初披露。

 


 


続編 瀬戸田図書館に行ってきました。

2013-04-01 23:54:56 | 日記

<241 似顔絵作家、宮地真一さんと>

昨日更新の続き
*展示写真は後日載せますので、お楽しみに

2年ぶりに宮地真一さんの作品にお目にかかった
宮地さんの故郷 瀬戸田図書館での展示会は今回で4回目

この度の展示会のタイトルは、「ぼくのイラストぶっくから」
タイトルでおわかりのように、今回の展示内容は専門の似顔絵だけでなく
童話に出てくるようなほのぼのとしたイラストの紹介と、
新規に描く作品のイメージを下書きした段階のものが展示されています。


作品を完成していく段階は、描き手により若干異なるかと思いますが、
直接図画用紙に下書きをする人、又はイラストブック等にイメージを描き
納得したうえで本描きしていく方法など二通りあると思いますが
私が展示されているなかで注目したのは、鉛筆描きした第一段階のイメージ画です。
小さく描かれた鉛筆画は、繊細な鉛筆さばきは、本当に惚れ惚れ、
私にはとても刺激的でうっとりしてしまう。
宮地さん決して手を抜いていない、イメージ画そのものが作品なんですね。
プロたる所以をこんなところで感じ取りました。
(ちょっと話しは別件ですが、NHKのど自慢大会の中国地方のギタ―担当の
 浜野次三さん(業界ではキッドさんと呼ばれている)とお付き合いさせて頂いてますが、
連れの家で鍋を囲みギターでドンチャン騒ぎをするなか、浜野さんはどんなにアルコールが入っていようとまた疲れていようと、一たびギターを持つと前奏から間奏エンデングまで完璧にこなされます。途中で演奏を止めることはまずありません。
宮地さんと同じなんだ、プロフェッショナルと言われる所以ですね。)


私の場合を申し上げますと、
本来は頭で描いたものを直接図画用紙に描いていく方が性格にあっています。
なぜならば、一発で描いた方が集中できること、写し描きするとイメージ通り
描こうとすると、はみ出しのないように慎重になり過ぎ、シャープな線が描けない。
何より、大きな理由、「熱しやすく冷めやすい」性格は、一発屋の方が性格的に
精があっています

しかし悲しいかな厄介な病魔を抱えてしまい、思うように鉛筆さばきができなくなり
今では下書きをコピーしたうえで、ぬり絵のような形で塗っていく方法をとっています。
メリットは色々、その一つが塗り絵方式にすると、塗り方を失敗しても次の紙があるとい
う風にね。


もう一つ展示されたなかで注目してほしいのは、
イメージ画と完成した作品を隣り合わせで展示されています。
完成された作品を生みだしていくのに、イメージ画が大変重要になっていくのが
よくわかります。
また本業の似顔絵はもとより、イラストの分野にチャレンジされているとお聞きしましたが、
瀬戸田地区で「布絵本」のグループにデザインを提供され、その布絵本も同会場に展示されています。
宮地さんの幅広いジャンルの作品に、改めてその感性度の高い作品に刺激されました。

ごめんなさい、もう一点あるんですよ、
中岡館長からの依頼で、私の若き頃の作品を展示したいとのこと、宮地さんの了解を
とっているので是非ともというオファーをいただきました。
宮地さんの作品とご一緒に展示なんて、アマチュアの私には到底考えられない、
あり得ないお話
毎年、似顔絵の世界大会で入賞やチャンピオンという輝かしい成績を収められている方と
ご一緒の場ですよ!
夢のようなこの話しに、最初は「マジですか」 「宮地真一さんに悪いですよ」としか言えなかった
多分中岡館長だからこそできる発想と熱意、そして宮地真一さんの受け皿が
とてつもなく大きくこの展示会の運びとなったものだと思います。
若きころの作品の殆どが残っていませんが、高校の3年間、文化祭用に描いた3点と
22~3歳頃の作品を展示してもらってました。
宮地真一さん、中岡館長さん、改めましてありがとうございました、お礼を申し上げます。

話題はまだまだ、
写真の取り込みをせねば、

続きは次回にて

<新屋まりコンサート情報>
廿日市の皆サーン、新屋まりさんが廿日市にまつわる歌を
引っさげてまいります、
こうご期待を!
残念ながら私は別件の仕事がありいけません
残念。

2013.4.7(日)
「桜まつり」出演

場所 昭和グラウンド(廿日市市)
時間 12:20
入場料 無料

※廿日市市制25年記念のオリジナル曲を初披露。