誰が名付けた『平成の絵師』大上克己

【似顔絵がつなげる心の懸け橋】
いつかはあなたの似顔絵が・・・

ミニおしゃべり会!

2011-03-27 20:24:24 | 日記

パーキンソン病友の会広島支部主催による「安佐南区のミニおしゃべり会」が
安佐南区福祉センターであった。
広島支部は300人を大きく上回る会員数となり、全体で会合を持つと
発言する機会や悩みを打ち明ける時間に制約があり、発言者が特定の人に限られる。
また出席するにも距離的に参加が難しい、なんせ体の不自由な方が多い。
そんなこんな理由で身近な区単位で開催すれば家から出やすいだろうし、
友の会員同士、親近感を持つだろう。
それが新たな交際に発展するならば孤独感からの解放や、ひとり外出が
困難な方でも心は明るく前向きになるに違いない。

予定時刻ぎりぎりに駆け込む、
参加を伝えていた関係で既に三角名札が用意してあった。
会を切り盛りするのは同区祇園に住んでおられる支部長の後藤さん。
先だって県民文化センターで開催された友の会の美術展で、事務局の
水野さんと奔走されたばかり。
その御苦労疲れもあろうが、ご自身、全身の固縮の進行とすくみ足が
顕著でありその疲労は想像できる。
会の多くはガイドヘルパーを必要とするが、行事を執行する者は当たり前
のように家族のホローなくして進行しない。
今日の後藤支部長さん、奥さんと長男さんを率いている。
会を成果のあるものにと資料や後半のレク用に唄う歌詞カードやCDデッキを用意。
また、唄う伴奏は会員の方に急きょ依頼し、CDに録音されたオリジナル版だ。

会は自己紹介で始まった。
「便秘で困っています」
「56歳女性、診断された時から7錠の薬がでた。この先20~30年生きて
いくのにこんなに服用してもいいのか不安」
「副作用で困っています。紐が蛇に見えたりする」

「主治医に不信感を抱く、どうしたらいいのだろう」
「セカンドオピニオンを持つ時代、率直に相談しよう」

「夫を亡くした時テレビで会を知った。皆な同じ悩みを抱えていることを知り
一人じゃないと気分が楽になった。」
「母は2年前に発症、この様に車いすになりました」
「前向きに強く生きたい、話がしたい」
「パーキンソン病と仲良く生きよう」
「私の思いを話せる場が今までになかった、大分楽になった」
「妻と46年間連れ添ってきた今、妻の趣味と私のリハビリがカラオケという
形で一致、ひとつになった」
「病気に気力で打ち勝とう、友の会のATM運動、明るく、楽しく、前向きに!。今後も明るい生活に取り組んでいきたい」
そしてリハビリ体操を考え披露した人
等々。

 自己紹介で様々な話が出たなかで私の番がきた。
いつもの似顔絵の話・・・
「似顔絵のテーマは、‘笑顔’。私たちの病気の特徴に顔の表情が固縮し
表情を失っていく。
それはとても怖く辛いこと。いつも怒っているような自分の顔は想像したくない。
せめて描く絵は笑っていたい。」

用意されていたオリジナルカラオケCDを伴奏に全員で合唱し、あっという間に
予定の時間がきた。
東北関東大震災に全員気持ばかりの義援金をし帰途に至った。

運転しながらつくづく思うこと
「最近ますます表情がなくなっている、失っていくことが自覚できる」
「おかしくても何故か笑えない」
「発音できない、声が震える」
考えればきりがなく不安が膨らむばかり、でもよぎってくるから悔しい。
似顔絵の縁にあった当初の思い、
「せめて描く似顔絵は、笑顔を失いたくない」と、強い決意をしたものだ。

<絵066 多美子さん>
新屋まりさんの田舎時代の同級生。
新屋まりさんの絵をみて、私にも描いてとニコヤカな笑顔をみせてくれた。
出来は上々!「笑顔、満点です」

<緊急! 新屋まりチャリティライブ迫る。>

平成23年4月2日(土)  19:00~
オートガーデン大野(広島市西区大宮町)
082-238-7878
入場料:1,500円
収益金は日本赤十字を通して義援金といたします。 新屋まり

<次回のブログは4月3日(日)です>
(ブログ更新縮小し、気持ばかりの節電中!)


 

 


先の見えない不安、それでも「生きる」

2011-03-20 22:16:24 | 日記

津波が町を襲う。
火災が追打ちをかける
この世のものとは到底容認できない
一体、
この国に何が起こったのか!


あれから十日
一日一夜にして、全てを洗い奪い去った爪痕は
ガレキの山として未だ変わらない
寒さとの闘い、今なお不十分な食糧、水、生活物資
足らぬ薬、
そしてまだめぐり逢えぬ肉親、友・・・


安否確認に奔走する人、避難所の壁紙から
求める名前は見つかったのだろうか、


「遺体があるだけでも感謝します」と
遺体安置所でうなだれる切ない光景を見た、


広島に住む私には、
65年前に写された
あの投下された原子爆弾による廃墟とかした
ヒロシマの町並みとダブってしまう


事態は思わぬ展開へと
原子力発電所放射能漏れ事態!
原発の賛否両論それぞれあろうが
今はとにかく食い止めなければならぬ・・・


今朝のテレビで見た
炉心冷却のため、10数時間連続放水を行った
東京消防庁のハイパーレスキュー隊の会見。
心境を語ったその言葉に
小さな自分がまた見えた


その指揮官は、隊員のねぎらいを
隊員は、放射能に熟知している分、恐怖心も高い~
~隊員は任務を達成してくれました」と語り、
妻に
「家族への思いと国を守るという使命感~
~行ってくる」とメール、
妻は
「日本の救世主になって下さい~
~信じて待っています」・・・と。


原発事故の推移に油断はできないが、
廃墟と化したガレキの山のなかから
ひとつの命が誕生した。
名前は「○○ちゃん」震災を乗り越え、優しくたくましくもあれと
願いを込めた両親。
*すみません肝心な名前忘れました


かつて経験したことのない未曾有の大震災!
被災者の皆さんが苦しみを乗り越えていかれるその精神力と
直接的に復興に携わる方々、ボランテアの皆さん、
計画停電という混乱にも整然と電車待ち等する人々、
それぞれが心ひとつにする‘絆’が、
誕生したひとつの光を追うかのように
あの町、この町にも生活感のある息吹きが
一日も早く
確実に吹きこんでくるであろうと、信じている。


新屋まりさんが、ブログにコメントを入れてくれた
「絵は勇気と励ましを与える~私にはやはり歌しかなく、
被災者ひとり一人に心の歌を届けたい」との内容
私の絵が勇気なんて与える力はないが、
私も下手ながらも今は絵しかない、

<絵065 汲んだ命の水>と題し、描いてみました
中国新聞に載っていた写真をうつし描きしたものですが、
ガレキの中から、こんなチッチャナお子さんが
ペットボトル一杯にした水を両手に抱えているシーン。
汲んだ水
どんなにかおいしかったであろう、
幼子の歯を食いしばり運ぶこの水が、
人の命を繋いだかもしれないと思うと
描かざるを得なかった。


この原画は、只今開催中の「パーキンソン病友の会美術展」の
募金箱の上に掲示しています。
会期 3月21日(月)10:00~13:00最終日
会場 広島県民文化センター(鯉城会館)

 

一人ひとりの心に歌を届けたいという新屋まりが立ち上がった。

<集え!新屋まりチャリテイライブ>
この度の震災へ新屋まりがチャリテイライブを行い、
収益金を日本赤十字を通じまして義援金に充てると申す。
多くの皆様が様々な形で東北に関わろうとされるなかでの
新屋まりなりの形、表現だと思います。
私も駆けつけます。
会場で皆さんとともに、東北復興に向けてのライブを
盛り上げませんか。
会場でお逢いすることを楽しみにしています。

日時  23年4月2日(土) 19時より
会場  オートガーデン大野
入場料 1500円
ゲスト 琴音
     トミー富岡(86歳)その夜デビュー
詳しくは新屋まりのHPをごらんください

http://www.niiya-mari.jp/

<お知らせ1>
パーキンソン病友の会のホームページが開設いたしました。
患者さんご自身、身内や知人にそのような患者さんがおられましたら
HPのご紹介をお願いします。
会員になって人生前向き、明るく楽しく、病気とつき合うきっかけを
探しませんか。
健常者の入会(賛助会員)大歓迎! 

http://www.megaegg.ne.jp/~atm-1/yotei.html

<お知らせ2>
パーキンソン病友の会「安佐南区おしゃべり会」

日時 23年3月27日(日)13:30~16:00
場所 安佐南区福祉センター 5階研修室


絵師の次回ブログ更新は、3月27日です
(只今、節ブログ中。気持ちだけでも節電協力・・・!)
 


絵師誕生記念の日が、一転祈念に・・・

2011-03-13 17:43:05 | 日記

本来ならケーキの一つでも買ってお祝いでも・・・
なにを隠そう今日は‘絵師’と名乗り、この世にデビューした記念すべき日なのだ。

新屋まりというシンガーソングライターの‘歌に出会い’、あの新屋まりの‘絵が生まれ’、
そしてその絵を認めて下さった大野賢社長との‘出逢い’。

パーキンソン病という病魔に襲われ、引きこもり気味になりかけていた矢先、
私の人生を一変させた出来事「似顔絵の個展」は、大野社長のお力添えで思いもよらぬ現実に形となった。

昨年の3月13日~14日のことである。


わずか2日間という短い期間ではありましたが、初日の夜は「平成の絵師」と命名して下さった新屋まりさんが、
同会場でライブを開いて花を添えてくださった。

 

 

出あいの歌「生かされて」(作詞作曲・歌:新屋まり)

♪春待ち望む 名もなき花にも 日差しと雨はふりそそぐ
 咲きなさい 心のままに 生きなさい 光にむかい
 静かで深い願いが こだまする
 生かされて 生かされて 命をみつめ
 生かされて 生かされて 明日を語り
 生かされて 生かされて 日々をあらたに
 生かされて 生かされて 今の道を歩む

         ♪霧深き海に 漕ぎ出す旅路 いつかは還るふるさとへ
         捨てなさい 重い荷物を 向かわせる 母の御胸に
         確かでやわらかな声が こだまする
         
生かされて 生かされて 苦楽と出会い
         生かされて 生かされて 今を受け入れ
         生かされて 生かされて 心すませば
         生かされて 生かされて 今の道を歩む
         限りない 限りない 安らぎと出会う

  ♪生かされて 生かされて あなたと出会い
 生かされて 生かされて 自分と出会う
 
生かされて 生かされて 見上げた空よ
 限りない 限りない 喜びと出会う
 喜びと出会う
 喜びと出会う

 いかがでしょうか、どのように感じとられましたでしょうか。
人それぞれに感じ方、受け入れかたは様々でしょうが、私にとっては人生を左右するくらいの
衝撃を受けた曲でした。
その思い入れは、この度のブログではシークレット、そっと胸の中に収めさせてください。
ひとつ言えますのは、私へのメッセージソング、応援歌だと受け入れさせていただいている。
素晴らしい詩とメロデーです。

そんな折りに、突然各地の町並みを一気に飲み込んでしまった津波を伴う大震災!
巨大な自然の魔力に、一瞬にして多くの方が生活を断たれ、死にいたってしまった。
テレビでひとりの少女がガレキとかした町並みを眼下に
「おかさーん!」と泣き叫んでいる。

・・・生きていてほしい・・・

二日ぶりに家族が再会でき抱き合って泣き叫んでいる。
「家も何もかも無くしたが、生きて逢えた、生きているだけいい」

・・・苦しみのなかから新たな‘生活’新たな‘生き方’が始まる・・・
・・・生きていくことへ立ち向かっていかねば・・・

 

菅総理が日本国民に直々訴えられた。

「戦後65年日本国にとって最大の危機~この国難を何としてでも
乗りきらなくてはならない~」
「電力供給が極めて厳しい~節電を日本国民一人ひとりに協力を
お願いしたい。

結論を申し上げたい。
この国難とも言うべく状況下、被災されました皆様方へ救済支援の力が何一つ及びませんが、私に今すぐできること、お役にたつことがただ一つ、
菅総理が訴えられました被災地を中心とする電力供給の件、「節電」への協力です。

その手段の一つとしまして、私のブログを当面週1回の更新とさせていただき、皆さんのアクセツ回数をあえて減らしていきたいと思います。
常に、次回の更新予定日を最後に告げまして収めるようにすれば、微々たることですが、国民の一人としまして節電への協力になるかと思います。
意味がないといわれるかもしれませんが、私なりの一つのアクションです。
どうかご理解をいただき、私のブログを御覧なっておられます皆様方におかれましても、ちいさなこと一つでもご協力がでればと思います。
よろしくお願いします。

被災者の方が苦難を強いることだけでなく、日本国民の一人として皆さんとともに
‘絆’を信じ、感じながら「勇気を持ってこの難局を乗りきりましょう!」

<お知らせ>
「パーキンソン病友の会美術展」

日時 3月18日~23日
場所 広島県民文化センター地下1階 第三展示室
      082-245-2311  (デオデオ本店斜め向かい側)
作品展示日程  3・18(金) 13:00~18:00
           3・19(土) 10:00~18:00
           3・20(日) 10:00~18:00
           3・21(月) 10:00~13:00

<絵001 大野賢社長>
 私にとっては「産みの親」的存在。
 大野社長様からお声を掛けていただけなかったら、今の絵師は存在
 していません。
 恩人でもあられる。

  みなさーん、次回のブログは3月20日の日曜日にお会いしましょう!       



躊躇(ちゅうちょ)しましたが・・・。

2011-03-12 10:56:59 | 日記

昨日載せましたブログの写真、
掲載することにとても躊躇いたしました。
上司から「・・・を、早急に作成せよ!」との指示に、「はい」とひとつ返事までは良かったが、
上司は事務職員と二手に分け、この度のような地震がいつ発生するか分からない状況に、
公休日の中間管理職に電話で対応の指示をしておられる。

一方、私といえば
その場を抜け出すかのように後にする愚かさ・・・、やるせない恥じる思いが途切れない。

救ってくれたOさんの一言コメント!
Oさんは長年病に伏しておられましたが、新屋まりさんの歌声を聴かれ見事に再起された方だ。
そのOさん今回の新屋まりさんのコンサートを大変楽しみにされていましたが、
残念ながらこの度は見送りに・・・
そのOさん、ブログに載せました新屋まりのライブ模様に「ありがとう」のコメントを載せて下さった。

よくよく考え思い出せば、何を隠そう私自身「新屋まりさん」の歌声とその溢れんばかりの笑顔で
救われたひとりなのです。
載せることに確かに躊躇はしたものの、昨日の写真が行きたくても行かれなかったOさんの
気持ちを少しでも救ったならば良かったんだと、くずっていた心が少し晴れてきた。

この度の地震で被災されました多くの方に対しましても、申し訳ができたとひとり安心しています。
それは一つの歌や、絵画を主とするアートの世界、真剣に戦うスポーツ競技のアスリート達の汗水等が、世の人々に感動を与え癒しを施し、また夢と希望を与えているんだと改めて感じたからだ。

改めましてOさんの再起とコメントに対するお礼と、
地震によって亡くなられました方のご冥福と、被災されました多くの方々に
心よりお見舞いを申し上げ、平穏な生活が一日でも早く復興されますよう願っています。

私の絵がひとりでも楽しみに待っていただく方がおられるならば、少しでも心が和む
楽しい絵描きを目指したいと努力、精進したいと思っています。

<064 メッセージ>
随分前に描いた絵に、被災されました多くの皆さんへコメントを添えたメッセージカードです。

 


悲しい日になりました

2011-03-11 23:54:01 | 日記

もう言わずと知れた「東北地方太平洋沖地震」
国内観測史上最大のM8.8の大地震となり、広範囲に渡って刻々と入っ
てくる災害情報に心が痛みます。

災害に遭われました皆様にお見舞いを申し上げますと共に、お亡くなられました
多くの方々にお悔やみを申し上げます。

壊滅的な被害状況は、テレビの映像からして一目瞭然、一瞬にして倒壊した
家屋の無残さ、津波による内陸をおおい、船舶、車両を段ボール箱を押し流す
ように、そして民家、田畑を次々と飲み込んでいく。
多方面での火災も発生、気仙沼ではこの深夜0時半を超えてもなを延焼
しているのが伺える。

3月に入ったとはいえ今年の冬はやけに長い。
避難先によっては暖の確保がキープできない箇所も想定される。
まだまだ油断ができない不安な初夜!
救済に何もすることも、手をさしのべることもできない私ですが、避難されています皆さん、
現実とは思い難い、厳しく、辛く、眠れない長い夜でしょうが、どうかお互いに
声掛け合ってこの難局を乗り越えて下さい。

 

今日は月に1回勤務に食い込まれている半日勤務の日、NHKの国会中継
を見ながら似顔絵を描いていると、「ピポーンピポーン(だったかな?)」と
始めて聞くチャイム。
国会中継も既に中断し、テレビの中では「津波警報が発令!海岸近くの方は、
直ちに安全な場所に移動して下さい」と連呼するアナウンサー。
あとは刻々と送られてくる映像に固唾を呑んでテレビに見入ってしまう。

そんな時、施設長から緊急に施設に来るよう指示があった。
前々から「地震が一番怖い」とことごとく言われ続けられていたのでピーンときた。
この度の地震状況を見た限りでは、当施設では津波に見舞われることは
ないであろうが、私が作成している「防災対応マニュアル」は文字だけの理想で
全く現実の災害に即さない内容に直感したからである。
施設に到着するなり「正しく地震はよそ事でなく、いつ発生してもおかしくない、
この地で大地震がないだけに、逆に怖い」と園長、それに同感する私。
続けて「地震対策」と題し、12項目に列記された一枚の用紙を渡され、
早急に対策を講じ文章におこし、対策会議に掛けるようにとの指示。
(本当に本当に深刻にそう思う)

と、言う理由におきまして、当面の間ではありますがブログの内容を縮小
させていただきたいと思います。
どうかご理解をいただきますよう宜しくお願いします。

この空気では転載するのはどうかと思いましたが、先週からの流れもありますので、
あえて新屋まりコンサオートの写真だけでも載させていただきます。
ちなみに、地震の影響で来られなかった私の友達2名いますので。

悦二⇒只今宮島水族館新築工事のスタッフの一員。
     津波の関係であろう警戒要員。

今日連れて行った正彦の奥さん⇒東京の大学に通う長男と連絡が取れな                            いとのこと。