パーキンソン病友の会広島支部主催による「安佐南区のミニおしゃべり会」が
安佐南区福祉センターであった。
広島支部は300人を大きく上回る会員数となり、全体で会合を持つと
発言する機会や悩みを打ち明ける時間に制約があり、発言者が特定の人に限られる。
また出席するにも距離的に参加が難しい、なんせ体の不自由な方が多い。
そんなこんな理由で身近な区単位で開催すれば家から出やすいだろうし、
友の会員同士、親近感を持つだろう。
それが新たな交際に発展するならば孤独感からの解放や、ひとり外出が
困難な方でも心は明るく前向きになるに違いない。
予定時刻ぎりぎりに駆け込む、
参加を伝えていた関係で既に三角名札が用意してあった。
会を切り盛りするのは同区祇園に住んでおられる支部長の後藤さん。
先だって県民文化センターで開催された友の会の美術展で、事務局の
水野さんと奔走されたばかり。
その御苦労疲れもあろうが、ご自身、全身の固縮の進行とすくみ足が
顕著でありその疲労は想像できる。
会の多くはガイドヘルパーを必要とするが、行事を執行する者は当たり前
のように家族のホローなくして進行しない。
今日の後藤支部長さん、奥さんと長男さんを率いている。
会を成果のあるものにと資料や後半のレク用に唄う歌詞カードやCDデッキを用意。
また、唄う伴奏は会員の方に急きょ依頼し、CDに録音されたオリジナル版だ。
会は自己紹介で始まった。
「便秘で困っています」
「56歳女性、診断された時から7錠の薬がでた。この先20~30年生きて
いくのにこんなに服用してもいいのか不安」
「副作用で困っています。紐が蛇に見えたりする」
「主治医に不信感を抱く、どうしたらいいのだろう」
「セカンドオピニオンを持つ時代、率直に相談しよう」
「夫を亡くした時テレビで会を知った。皆な同じ悩みを抱えていることを知り
一人じゃないと気分が楽になった。」
「母は2年前に発症、この様に車いすになりました」
「前向きに強く生きたい、話がしたい」
「パーキンソン病と仲良く生きよう」
「私の思いを話せる場が今までになかった、大分楽になった」
「妻と46年間連れ添ってきた今、妻の趣味と私のリハビリがカラオケという
形で一致、ひとつになった」
「病気に気力で打ち勝とう、友の会のATM運動、明るく、楽しく、前向きに!。今後も明るい生活に取り組んでいきたい」
そしてリハビリ体操を考え披露した人
等々。
自己紹介で様々な話が出たなかで私の番がきた。
いつもの似顔絵の話・・・
「似顔絵のテーマは、‘笑顔’。私たちの病気の特徴に顔の表情が固縮し
表情を失っていく。
それはとても怖く辛いこと。いつも怒っているような自分の顔は想像したくない。
せめて描く絵は笑っていたい。」
用意されていたオリジナルカラオケCDを伴奏に全員で合唱し、あっという間に
予定の時間がきた。
東北関東大震災に全員気持ばかりの義援金をし帰途に至った。
運転しながらつくづく思うこと
「最近ますます表情がなくなっている、失っていくことが自覚できる」
「おかしくても何故か笑えない」
「発音できない、声が震える」
考えればきりがなく不安が膨らむばかり、でもよぎってくるから悔しい。
似顔絵の縁にあった当初の思い、
「せめて描く似顔絵は、笑顔を失いたくない」と、強い決意をしたものだ。
<絵066 多美子さん>
新屋まりさんの田舎時代の同級生。
新屋まりさんの絵をみて、私にも描いてとニコヤカな笑顔をみせてくれた。
出来は上々!「笑顔、満点です」
<緊急! 新屋まりチャリティライブ迫る。>
平成23年4月2日(土) 19:00~
オートガーデン大野(広島市西区大宮町)
082-238-7878
入場料:1,500円
収益金は日本赤十字を通して義援金といたします。 新屋まり
<次回のブログは4月3日(日)です>
(ブログ更新縮小し、気持ばかりの節電中!)