誰が名付けた『平成の絵師』大上克己

【似顔絵がつなげる心の懸け橋】
いつかはあなたの似顔絵が・・・

訃報

2013-04-11 02:39:00 | 日記

<243 海徳貢先生と>

海徳(かいとく)先生の訃報を今朝の朝刊で知りました。
海徳先生は、広島市会議員11期目、
市議会議長も務められたこともある現役の議員さんでした。
父とは30数年来の交友関係であり、
昨年の12月にNTTクレドで開催しました似顔絵展に
わざわざご来場してくださいました。


展示作品を説明しながら歩いていると
先生の足がピタリと止まりました。
それは、一コーナーの展示物を見て
そしてスーツの胸ポケットに入れておられた名刺入れから出されたものは、
新聞に載っていた写真の切りぬきでした。
その切りぬきの写真は、私のブログに度たび登場する
「ペットボトル少年こと、松本魁翔君」でした。


    *一コーナーとは、ささやかではありますが、宮城県気仙沼市で3.11の
     震災で被害を受けた直後、報道写真に載った松本魁翔君の姿に感動し
     絵に納め展示しました。
     あの震災、遠く離れた地に住む私には、日の経過とともに、
     ややもすれば震災ごと風化してしまう心が存在する・・・
     その心の戒めと
     あの絵から「生き抜く強いパワー」を皆様方に少しでもいい
     感じ止めて下さるならばとの思いから展示しました。


あの少年の写真といえば、あの俳優、高倉健さんが映画の台本の裏表紙に
写真を貼り、魁翔君から勇気をもらっていることが全国放送されたようです。

海徳先生も健さんと同様に魁翔君から、勇気というパワーをもらっているとのこと。
つまずきそうな時や辛い時、あの名刺入れに収まっている魁翔君を握り締めれば
「くじけてたまるか!」と勇気が沸くんだとおっしゃっていました。


平成24年12月14日
一緒にカメラに納まって下さった海徳先生は、とても気さくなお方でした。
平成25年4月9日
脳梗塞により、広島市内の病院でご逝去されました。
享年83歳

 

魁翔君が海徳先生を通じて教えてくれた言葉
「くじけてたまるか!」
大切にいたします。

           海徳貢先生

          お疲れさまでした、心よりお悔やみ申しあげます


          安らかにお眠り下さい

 

 

【ご案内
     タイトル:【ぼくのイラストぶっくから  宮地真一作品展Vol,4】

     場     所 :尾道市立瀬戸田図書館 閲覧コーナー
                 電話 0845-27-1877
                *平山郁夫記念館の真向いの左手側

     期    間 :平成25年3月21日(木)~4月13日(土)
     開館時間  :午前10時~午後6時
     休  館 日 :月・火曜日及び祝日

       大上克己が40年前、十代の作品を特別展示しています。

    週の土曜日まで