立春の今日は晴れ。今日は出勤日なので、平日と同じ時間に出勤した。今朝はよく晴れて、上空には澄んだ青空が広がった。朝の気温は5℃で北風が強く吹いていて、空気が冷たく寒い。空気はカラカラに乾燥していて、喉がいがらっぽく感じられるので、外出するにはマスクが欠かせない。
日中も良く晴れて日射しが燦々と降り注いだ。日中の最高気温は13℃で日の当たるところにいるとポカポカと暖かく、午後には風も収まって陽光の温もりが感じられる陽気となった。ただ湿度が朝から更に低くなり、空気がカラカラに乾いていて喉が痛くなるようである。
今日は半日勤務なので、午前中の仕事を終えると職場を出た。お昼を食べて帰ることにしたのだが、先週は4日連続で築地市場周辺の飲食店でお昼を食べたこともあり、たまには新橋方面も開拓するつもりで新橋駅に向かった。
新橋駅烏森口から虎ノ門方面に延びる烏森通りを歩いていき、新橋柳通りを越えて更に進んだ。すると右手にカレー屋「もうやんカレー 新橋店」の看板が見えてくる。
今日はこの店でお昼を食べることにした。店はビルの地下1階にあって、通りから階段を下りていく。階段を下りきったところに店の入口の扉があって、扉を開けた。店内は入口から見て右手にカウンター席、左手にテーブル席が配されており、入口の正面には壁に囲まれた厨房がある。厨房と客席の間は壁で仕切られている。
店員が出てきて「ランチビュッフェで良いですか?」と聞いてきた。頷くと、大きな皿を1枚持って、カウンター席に案内された。カウンター席は厨房の壁脇にL字形に6席配されている他、壁側には11席逆L字形にカウンター席が配されている。カウンターテーブルの上には荷物を置く棚があり、マンガがずらりと並んでいた。
卓上にはお冷やのポット、メニュー、呼び出しボタンが置かれている。カウンターテーブルの上の棚にはミル付白ごまと華麗粉、ヒマラヤの臭い塩、ミル付黒コショウ、やきしおといった薬味や調味料の他、スプーンとフォーク、楊枝、紙ナプキンが置かれている。このうち華麗粉とは山薬、紫蘇葉、エゾウコギ、銀杏葉、桂皮、生姜、薄荷、当帰の葉、枸杞の実、大茴香が入っている漢方系の調合スパイスである。
店員から「食べ残したら料金が倍になる」等、説明をひと通り受けると、皿を持って料理が並ぶテーブル席のスペースに進んだ。テーブル席は2人掛けのテーブル席と6人掛けのテーブル席が1卓ずつ配されている他、4人掛けのテーブル席が8卓配されている。厨房側の壁際に置かれたテーブル状には料理が一式並んでいる。
ランチの内容は「ビーフ煮込みカレー」「ポークバラ肉煮込みカレー」「激辛20辛ソース」「五分つきキヌアオリーブライス」「黒米」「ふかしじゃがいも」「西新宿式タンドリーチキン」「もうやん式おうどん」「キャベツとトマトのサラダ」「サラダいろいろ」「もやしナムル」「白菜キムチ」「もうやん式葱春雨」「日替わりもうやん粥」「サルサ粒野菜」「ポテトサラダ(ある時とない時あります)」「薬味」「日替わりデザート」「ルイボスティー(アイス・ホット)」「ホットコーヒー」「ドリンクバー(女性と子供用)」となっている。
入店した時間はラストオーダーまであと30分ほどということもあって、実際に並べられていた料理は「五分づきキヌアライス」「ふかしじゃがいも」「ビーフ(牛タン)煮込みカレー」「ポークバラ肉煮込みカレー」「激辛20辛ソース」「サルサ風つぶ野菜(ピリ辛にんにくたっぷり)」「特製チキンのみそ炒め」「もうやんおうどん」「スモークたくあん」「コーン」「千切りキャベツ」「千切りニンジン」「紅ショウガ」「キムチ」「ベビーコーン」「パイナップル」「ニンニクの芽」「枝豆」「刻みネギ」「らっきょ」である。
料理の並べられている卓上にはゴマドレッシングが置かれていた他、別のコーナーには「ルイボスティー(アイス・ホット)」「ホットコーヒー」が置かれ、また入口の正面には「ドリンクバー」が置かれている。
「ドリンクバー」で用意されていたドリンクはコカコーラ、ジンジャーエール、メロンソーダ、オレンジジュース、綾鷹、パイナップルジュースである。
席を立って、料理を皿に盛ってカウンター席まで運んだ。皿の中央に「五分づきキヌアライス」で壁を作り、その両側に「ビーフ(牛タン)煮込みカレー」「ポークバラ肉煮込みカレー」を注ぎ、ライスの上に「特製チキンのみそ炒め」「千切りキャベツ」「コーン」「紅ショウガ」「ふかしじゃがいも」を載せた。ちなみに「紅ショウガ」が多いのは辛子モヤシと間違えたからである。更に金属製のコップにルイボスティー(アイス)を入れてカウンター席に運んだ。
さっそくカレーを食べる。ライスを少しずつ崩しながらカレーにまぜて食べるのだが、あまりライスばかり食べるとすぐにお腹一杯になってしまうような気がするので、控えめに食べることにした。まずは「ポークバラ肉煮込みカレー」から食べる。カレーの具は豚バラ肉の角煮のような肉だけである。その角煮も一口大の大きさで、なかなかボリュームがある。口に入れると脂身がトロトロととろけるように美味しい。一方で赤身はほろほろと崩れるような食感である。これは美味い。カレールーは万人受けする甘口で、やや酸味が感じられる。さっぱりとして美味しい。
今度は「ビーフ(牛タン)煮込みカレー」を食べた。こちらのカレーの具はやはり角煮のような牛タンである。脂身がほとんど無い牛タンは弾力があって、柔らかく美味しい。ゴロゴロとした肉は1個1個がボリュームがあり、食べ応えがある。こちらのカレーの具も甘口でさっぱりとした味わいである。
カレーの具を食べてしまうと、「特製チキンのみそ炒め」にかぶりついた。鶏肉は大きく、これもまたボリュームがある。味噌が香ばしくて美味しい。鶏肉を食べながら「ふかしじゃがいも」を食べる。ジャガイモの甘みがまた美味しい。味噌とじゃがいもの相性もまた抜群に美味しいのだが、だいぶお腹も膨れてしまった。ここでキャベツの千切りをカレーに浸して食べると、ライスを残したまま、皿を持ってカレーを皿に継ぎ足しに料理が並ぶテーブルに進んだ。
再びカレーを注ぎ、ライスの上にサラダを始めとして各種野菜を盛ってカウンター席に戻ってきた。ひたすら料理を食べていると、店員が来て、ラストオーダーの時間を告げた。そこで、ルイボスティーを飲み干し、そのコップにホットコーヒーを注いで、氷を浮かべた。
席に戻ってカレーを食べてしまうと、コーヒーをブラックのまま飲む。強い苦みのコーヒーは満腹になったお腹を刺激して消化を早めてくれるような気がする。コーヒーを飲みながらふと、棚の上に載せられたマンガ本を1冊手に取り、それを読み始めた。
ラストオーダーの時間になったので閉店までゆっくりマンガを読んでも良いのではないかという気になったのだ。久しぶりに読むマンガはおもしろい。コーヒーを飲みながらマンガを読んでいたが、コーヒーも無くなったので、マンガを元に戻すと帰り支度をして席を立つ。入口のレジで代金を払うと店を出た。
新橋駅から電車に乗って帰宅の途につく。家に着くと無性に眠くなって、ちょっと昼寝をするつもりで横になった。気付くと既に夜7時を過ぎていて、外は暗くなっていた。