３連休初日の今日は曇りのち雨。昨夜、目覚まし時計をセットせずに寝たこともあって、目が覚めたのは昼前だった。カーテンの外を見ると、日射しは無く、上空には厚い雲が広がっている。日中の最高気温は22℃で北風が吹いていて、涼しい陽気となった。湿った空気がヒンヤリと感じられる。
昼過ぎに散髪を兼ねて実家に顔を出すことにした。藤沢に行く前に遅いお昼を食べることにして電車に乗って新宿駅に到着すると、JR新宿駅西口改札から小田急新宿駅地下１階改札前に向かう途中にあるコンコースに面して設けられている蕎麦屋「箱根そば 本陣」に入店した。この店は昨年春に「スペシャルカレーセット」を食べた食事処兼居酒屋「ドンブリ／たちのみ わおん」の隣にある。
店の入口の右手にはメニューの蝋細工の料理のサンプルが並べられていて、左手には券売機が２台設置してある。メニューは大別して「おすすめメニュー」「温そば」「冷そば」「温うどん」「冷うどん」があり、各種トッピングを載せたそばやうどんのメニューがある他、各種セットメニュー、単品メニューも用意されている。
券売機で食券を買って店内に入る。入口を入ると左手に厨房兼注文台があり、ここに食券を置いて料理を注文する。注文したのは土日祝日限定「鮪たたき丼セット」である。鮪たたき丼とうどんまたはそばのセットになっていて、「温そば」「冷そば」「温うどん」「冷うどん」のうち１つが選べる。
今日は涼しいのだが、湿度があって、家を出てからここに来るまでに少しインナーが汗ばむくらいに暑くなってしまった。そこで、「冷そば」を注文する。更に、「大盛り券」を買ってそばを大盛りにしてもらうことにした。
注文台の脇でトレーに「冷そば」と「鮪たたき丼」を載せてもらう。注文台の脇にはソースと醤油、そば湯の入ったポットが置かれている。その隣には各種天ぷらがガラス越しに並べられていて、更にその隣に給水器がある。給水器はここと奥にもあって、給水器の脇に紙コップが備えられており、紙コップを１つ取り、給水器から冷水を注ぐと店の奥に進んだ。
店内は奥に３席分の椅子を備えたカウンター席がある他はすべて立ち席となっている。店の奥の壁際に11席分のカウンター卓がある他、店の中央に２卓の中央をカウンターで仕切った細長いテーブルがあって、全部で25席分のカウンター席がある。
椅子席は家族連れで埋まっているので、壁際の立ち席にトレーを運んだ。卓上のカウンターの上には箸と楊枝、七味が置かれている。
まずは「冷そば」を食べることにする。大きな丼に入れられた「冷そば」は丼に冷たいそばつゆを入れてそばを入れ、その上に刻み海苔とほうれん草、刻み九条ネギを載せ、おろしワサビを丼の口縁にトッピングしている。
そばと具、そしておろしワサビを軽くかき混ぜるようにしてそばをすする。コシのある麺はしこしこしていて美味しい。甘さと旨さのバランスが良いそばつゆにおろしワサビが混ざってつんとした辛さが鼻腔に広がる。七味を適当に振りかけると更に、味が刺激的になって美味しい。
「冷そば」を食べながら「鮪たたき丼」を食べることにした。「鮪たたき丼」は小さい丼にご飯が盛られ、その上に鮪のたたきと刻み九条ネギを載せ、口縁におろしワサビをトッピングしている。
醤油をかけるのを忘れてしまった。あわてて、入口近くの注文台の横で醤油を適当に注ぎ、カウンター席に戻る。そしてお冷やで口の中を少しさっぱりとさせると、「鮪たたき丼」をかきこんだ。鮪のたたきは舌触りが滑らかだが、その中に赤身の小片も混じっている。ねっとりとした食感の中に鮪の甘さと旨さが入り交じって美味しい。つんとした風味のおろしワサビが鮪の旨さを引き立てているようである。
「鮪たたき丼」を食べてしまうと、再び、「冷そば」を食べる。そばをあらかた食べ終わったところで、丼に残ったそばつゆを飲み干して完食。紙コップに残ったお冷やも飲み干すと、食器の載ったトレーを返却台に戻して店を出た。
小田急線新宿駅の改札を抜けて電車に乗り、藤沢を目指す。藤沢に着くと雨が降っていたが、それほど強い雨ではなかった。実家に寄り、その後にいつも通っている床屋で散髪をする。これから季節は秋に向かうが、まだまだ残暑も厳しいので短めにカットしてもらった。
散髪をしてスッキリしたところで、再び実家に寄って、帰宅の途につく。
新宿に到着すると弱い雨が降っていた。
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