今日は雨のち曇り。今朝は上空を厚い雲が一面に覆っていて、弱い雨がパラパラと降っている。朝の気温は24℃で熱帯夜からは解放された。弱い北風が吹いていて、湿った空気が冷たく感じられる。
昨夜はあまり飲まないつもりで懇親会に出席したのだが、やはり今朝は少し酒が残ってしまった。今日は週休振替で1日休みだが、異動前ということもあって、丸1日は休んでいられない気分である。少し遅く職場には行くことにして、朝は自宅でゆっくりと過ごした。
午前中は一時的にまとまった雨も降ったが、午後には止んだ。日中は朝よりも少し気温が下がって、正午の気温は24℃となった。ヒンヤリとした北風が吹いているが、湿度が高くてむしろ蒸し暑いくらいの陽気である。
酔いも醒めたところで昼前に自宅を出て職場に向かった。仕事に行く前にお昼を食べていくことにした。電車に乗って有楽町駅に到着したところで駅前から地下に降り、晴海通りの下を地下道を歩いて築地方面に歩いていく。東銀座駅脇の歌舞伎座タワービルから地上に上がると、晴海通りを築地方面に向かった。築地市場勝どき門まで来たところで左折して隅田川沿いの道路を聖路加病院方面に歩いていく。カレー屋「サンガム 築地店」の角を左に折れて、道路を直進する。2個目の角を通り過ぎると左手に居酒屋「幸弥亭」がある。今日はこの店でお昼を食べることにした。
店に入る。店内は店の中央右手に厨房があり厨房を囲むようにカウンター席が10席L字形に配されている。厨房の周囲に4人掛けのテーブル席が5卓配されている他、奥には4人から6人くらいが入れる座敷が2卓ある。
空いているカウンター席に座るように案内されて腰を下ろした。席に座ると冷水の入ったコップが置かれた。
卓上には醤油差しと一味唐辛子、のりたま、かみおしぼり、楊枝、メニューの他にスティックシュガーとマドラー、ミルク、ガムシロップの入った陶製の器が置かれている。また各席毎にコースターが置かれていて、小さい菓子が置かれている。菓子は席によって異なっているようだ。自分の目の前には「デロスクッキー」が置かれている。お冷やを飲みながらメニューを眺めた。
ランチタイムのメニューは「まぐろ漬け丼」「しらす丼」「鶏そぼろ丼」「親子丼(鶏)」「親子丼(鮭)」「全部のっけ丼」「特製日替り弁当」「日替り焼き魚定食」「カツ丼」で構成されている。全品豚汁、お新香、コーヒーまたは紅茶、お茶受け(クッキー)付となっており、しかもライスは大盛無料となっている。
注文したのは「全部のっけ丼」である。もちろんご飯大盛りで注文した。ドリンクはアイスコーヒーとした。
やがて料理が一式載ったトレーが運ばれてきた。
「全部のっけ丼」は丼に盛ったご飯の中央に温玉を載せ、その周囲に4切れの漬けマグロとしらす、ネギトロ、鮭そぼろ、いくら、とろろを載せ、刻みネギと白胡麻を散らし、キュウリを2枚載せておろしワサビを載せている。
豚汁は豚肉とダイコン、ニンジン、お麩が入っている。
お新香はキュウリの漬物である。
まずは豚汁をずずっと飲む。具だくさんの豚汁は豚肉の旨味に野菜の甘味が混ざり合っておいしい。暑くて汗だくの身には豚汁の塩分が胃袋に染み渡るように美味しい。
豚汁を半分くらい飲んだところで、「全部のっけ丼」を食べる。醤油小皿が無いので、ワサビを適当に散らし、ネギトロとしらす、とろろに醤油を直接垂らす。箸を取るとまずはいくらでご飯をかき込んだ。
あえて醤油を垂らさずに、いくらだけでご飯を食べる。いくらの粒の中に詰まった濃厚な磯の香りのジュースは適度な塩分を含んでいて、ご飯の粒をコーティングするかのようにご飯と絡まって口の中に入ってくる。全部載せにしてしまったこともあって、それぞれの具が少なめになっているのが残念である。夢中で食べてしまった。
次はネギトロである。脂のたっぷりとのったネギトロはワサビを適量載せてご飯と一緒にかき込んだ。マグロの濃厚な旨味にねっとりとした舌触りがまた美味しい。
次は鮭のそぼろである。鮭のそぼろにはあえて醤油を垂らさずにそのままご飯と一緒にかき込む。そぼろの適度な塩加減が鮭の旨味を引き出しているかのようである。無我夢中でご飯をかき込むと、鮭も無くなってしまった。
シラスには温玉を崩し、更に醤油を垂らして、残りのワサビを載せてご飯と一緒にかき込んだ。温玉の濃厚な黄身の甘さにシラスの塩分とワサビの風味が三重奏を奏でるように口の中で主張しあい、そして混ざり合う。それに負けじとご飯をかき込んでいると、ご飯の量が心許なくなってしまった。
最後に漬けマグロでご飯を食べる。小さめのネタは厚みがあり、小さいながらもボリュームがある。甘いタレに漬け込まれた漬けマグロはもっちりとした食感に濃厚な味わいが美味しい。ご飯があっという間に無くなってしまったので、最後の1切れは漬けマグロだけで食べた。マグロの旨味にタレがマッチしていて、美味しかった。
丼を空にしてしまうとお新香が残ってしまったので、お新香を口に放り込んで残った豚汁を飲み干した。
豚汁を飲み干す頃に店員が陶製のカップに入ったアイスコーヒーを運んできて、卓上のコースターの上に置いた。
涼しげな陶製のカップに入れられたアイスコーヒーには氷が浮かべられている。
まずはブラックのままアイスコーヒーを飲んでみた。濃い苦みのアイスコーヒーはどっしりとした飲み応えで冷たくて美味しい。
ガムシロップとミルク、マドラーを1つずつ取って、アイスコーヒーに注ぎ、コースターの上に置かれたクッキーを食べる。クッキーはデロスクッキーで、シナモンの風味が少しする。普通に美味しい。
クッキーを食べた後にアイスコーヒーを飲んで完食。美味かった。
お冷やも飲み干すと席を立ち、勘定を払って店を出た。
午後は会議もあり、あまり机に座って仕事をしていられなかったが、片付けをしながら書類の作成等をして過ごした。
夜になって帰宅の途につく。日が沈んだ後も朝とあまり気温は変わらなかったが、北風が幾分強めに吹いていて、風が涼しく感じる。湿度が高く、水分をたっぷりと含んだ空気がヒンヤリと感じられた。久しぶりに汗をかかずに帰宅できた。