今日は曇りのち雨。今朝の気温は5℃で風もなく、空気はひんやりとしているものの、それほど寒くは感じない。しかし、上空は薄い雲に覆われていて、日差しが感じられず、ちょっと寒々しい空模様である。今日は夜に雨が降るという天気予報なので、通勤リュックの中に折り畳み傘を入れて出勤した。
さて、一昨日3月14日はJR各社でダイヤ改正があったわけだが、北陸新幹線や上野東京ラインの開業の陰でいつも自分が使っている中央線のダイヤ改正、いや改悪がされていることにウッカリと思い至らなかった。
今朝、いつものように家を出て駅に到着して、ふと駅の電光掲示板に目を遣った。するといつも乗っている電車の１本前の電車の表示が無い。今日は事故でもあったかと駅のアナウンスを待っていると、ダイヤ改正でその時刻の電車は無くなったとのこと。おかげで、いつも乗っている電車は混んでいて、座れなくなってしまった。これは最悪である。
しかもその電車の前の上りの電車とは20分もある。東京から１時間圏内の主要線区で20分も上り電車が来ないというのは異常である。何を考えているんだと、無性に腹が立ってきた。
通勤経路は中央線と大江戸線を使用しているが、これまでは中央線はほぼ座って来れたので快適な通勤だったのが、今後は1時間半ほぼ立ちっぱなしという痛勤になってしまった。
朝の痛勤で疲れ果てて職場に来ると目の前には未決裁の書類が山と積まれている。もう、踏んだり蹴ったりである。このショックからはしばらくは立ち直れそうにない。最低である。
気を取り直して、午前中はデスクワークに没頭し、午後は有明に出張で外出する。
有明からは職場に戻らずに直帰する。帰りは定時を過ぎていたこともあって、軽く飲んで帰宅の途についた。今日は夕食を食べて帰ることになっていたのだが、ちょっとこれではお腹が空いてしまう。家に着く前に軽くラーメンでも食べて帰ることにした。
ということで、今日は中央線快速電車に乗って阿佐ヶ谷駅で下車する。駅北口のロータリーを突っ切って目の前にある阿佐ヶ谷駅北口駅前ビルを抜けていったところにある路地を左折したところにあるラーメン屋「航海屋 阿佐ヶ谷店」に入店した。
店に入ると左手の壁際に券売機があって、ここで食券を購入した。狭い店内は厨房を囲むようにカウンター席が８席Ｌ字型に配されていて、空いている席に腰を下ろした。上着は壁に掛けられたハンガーに吊し、食券をカウンターの上に置いた。
注文したのは「チャーシューメン」。航海屋定番メニューということである。ラーメンは「新味スープ」「基味スープ」の２種類があり、どちらにするか聞かれた。「新味スープ」は玉子麺を使用したラーメンで鶏ガラと魚介のミックススープにネギ油をプラスしているとのこと。一方、「基味スープ」は従来のサッパリとした鶏ガラスープを使用した平ちぢれ麺のラーメンとのことである。デフォルトは「新味スープ」になるとのこと。ここは「新味スープ」を注文した。
お冷やが出されたので、お冷やを飲んでラーメンが出来るのを待つ。カウンターテーブルの上にはミルに入った黒胡椒、おろしニンニク、ラー油、醤油、酢、豆板醤といった薬味や調味料が並んでいる他、お冷やのポット、レンゲ、箸が置かれている。その他、店内には色紙が何枚も貼られていて、かなり地元でも有名な店のようである。
しばらくして、ラーメンが出された。麺は中細の玉子麺で、薄い琥珀色のスープに沈んでいる、麺の上にはたっぷりの刻みネギがのせられ、その上に12枚のチャーシューが丼の周囲に時計の文字盤のように配されており、中心にメンマがのせられている。
まずはスープを飲む。鶏ガラスープと魚介スープをあわせたスープは旨味がたっぷりと含まれているようで美味しい。ネギ油の香ばしさに加えて、隠し味にコショウが効いていてスパイシーである。
小さくて薄いチャーシューは脂身と赤身が半々で、脂はとろけるような食感で甘い。赤身は味が良く染み込んでいて、ジューシーである。
麺は縮れ麺でスープや刻みネギと良く絡んで口に入っていく。スープのぷつぷつとした食感にネギのシャキシャキとした食感があわさって美味しい。チャーシューも小さいせいか、麺を食べているといつの間にか口の中に入っていて、ネギとチャーシュー、麺の三重奏を描いているようである。メンマが食感のアクセントになっている。
麺をあらかた食べ終わると、スープを飲み干して完食した。ネギ油がスープが冷めるのを防いでくれるからか、最後まで熱々のスープを味わうことが出来た。スープを飲み干すと、額に汗が浮かんだ。体がかなり熱い。
お冷やを１杯飲み干して店を出た。外の冷たい空気が気持ちよかった。
帰りは傘を差して、駅まで歩いた。再び、中央線快速電車に乗って帰宅の途に着く。電車はダイヤ乱れでかなり混んでいた。
アクセス
トータル
