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撮影散歩@秩父街歩き

2023年04月22日 | おでかけ



( 撮影会@羊山公園 芝桜の丘 より続く )

日中は上空に白い雲が所々に浮かんでいるものの、青空が広がった。昼間の最高気温は21℃で湿度が低く、東よりの風が吹いている。燦々と降り注ぐ日射しが熱いほどに感じられるものの、乾いた風が涼しい。日陰を探すようにして歩いた。
最初に秩父神社に向かう。凡そ2100年前に創建されたと伝えられる秩父神社は関東でも屈指の古社のひとつである。御本殿は徳川家康が再建した権現造りの建物で、極彩色の彫刻が施されている。週末ということも手伝って境内は参拝客で混み合っていた。今日は参拝と御朱印を頂くのは諦めて、境内の外に出た。

秩父神社から馬場通りを歩いて秩父鉄道御花畑駅方面に歩いて行く。途中、右折して秩父今宮神社に進む。


この神社は秩父修験発祥の地とされ、「伊邪那岐命(イザナギノミコト)」「伊邪那美命(イザナミノミコト)」の2柱の夫婦神を祀っているほか、「建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)」を祀っている。


境内にある大きな欅の古木は龍神木と呼ばれており、八大龍王神を祀っているとのこと。


神社を参拝し、御朱印所で御朱印を頂こうとしたのだが、今日は書いて頂ける方が不在で、書き置きのみとのこと。後日、あらためて参拝することにした。ここで、写真部のメンバーと別れて、単独行動をとる。
次に向かったのは、秩父今宮神社から西に100mほど進んだところにある今宮坊という臨済宗の寺である。長岳山今宮坊というこの寺は住職を置かない無住の観音堂で、秩父34ヵ所観音霊場の第14の札所となっている。


入口から入ると正面に観音堂があり、観音堂の左手には勢至菩薩を祀る勢至堂がある。この札所は秩父札所信仰に深い関係をもった修験道場である今宮坊の境内にある一堂宇で、巡礼者は「八大宮」を詣でた後、参道を通って隣接の観音堂に詣でるのを通例としていた。明治の神仏分離令により「今宮神社」と「今宮観音堂」に分離され、「今宮観音堂」が今宮坊となったとのこと。


観音堂の右手に納経所があり、ここで御朱印を頂いた。頂いた御朱印は2種類で、御本尊である「正圓通閣(聖観世音)」と御詠歌である。御詠歌は「昔より立つとも知らぬ今宮に詣る心は浄土なるらん」と記されている。
御朱印を頂くと、駅の方に歩き出した。西武線西武秩父駅と秩父鉄道御花畑駅との間を東西に延びる聖人通りを歩いて行くと、慈眼寺という寺が見えてくる。この寺は秩父34ヵ所観音霊場の第13の札所で、曹洞宗の寺である。

入口には薬医門と呼ばれる切妻造りの黒門がある。


門をくぐると左手に鐘楼と手水舎があり、右手に経蔵が建っている。
正面には入母屋づくりのお堂が建っている。明治11年3月の秩父大火で類焼し、再建されたとのこと。本尊は聖観世音菩薩である。


本堂の左手にある納経所の奥には薬師堂が見える。薬師如来は「あめ薬師」といい、眼病平癒に功徳あらたかとのことである。
本堂に向かって左手にはメグスリノキという木が植えられている。樹皮を煎じた汁を目薬として使用するとさまざまな効能があると伝えられているとのこと。


この寺ではこのメグスリノキの枝を使った眼茶を販売している。納経所で試飲も出来るとのことで、さっそく納経所に入る。納経所では本尊の聖観世音菩薩と薬師如来の御朱印を頂いた。お茶も頂くと、慈眼寺を後にした。
再び馬場通りを歩いて秩父神社方面に向かう。途中、右手に「母巣山少林寺」と刻まれた石柱を見て、右折する。踏切を渡った正面には秩父34ヵ所観音霊場の第15の札所である少林寺の石段がある。


石段を登って少林寺の境内に入った。


この寺は臨済宗建長寺派の禅寺で、本尊は十一面観世音菩薩である。
本堂で参拝し、左手にある納経所で御本尊の御朱印を頂く。


境内には黄色や白、赤といった色とりどりの牡丹が咲き誇っている。


いずれも大輪で、見応えのある花である。


風が吹くと、花が一斉にそよいだ。


少林寺を出る頃には、日も傾いてきた。西武秩父駅に戻る頃にはだいぶ日も暮れてきた。
西武秩父駅前にある西武秩父駅前温泉「祭の湯」で軽く一杯飲んで、旅の疲れを癒やすと、西武秩父駅から電車に乗って帰宅の途につく。


途中、夕食を食べて家に辿り着いたのは、午後10時過ぎである。夜、日野駅に着くと、上空は白い雲で覆われていた。今日は疲れた。


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