J@Dの備忘録

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独り呑み(@豊後高田とり酒場 日野駅前店)

2019年01月26日 | 食べ歩き(独り呑み)


今日は晴れときどき曇り。昨日は寝るのが遅くなってしまったこともあり、目が覚めたのは10時前だった。窓の外は既に明るくなっていて、日射しが差し込んでいる。カーテンを開けて上空を眺めると、大きな雲が浮かんでいるものの、青空が広がっている。空気はカラカラに乾燥していて、冷たい北風が強く吹いていて、凍えるように寒い陽気である。
午前中は青空が見えていた空も午後には雲が広がってきて、青空の領域はほとんど無くなってしまった。昼間の最高気温は9℃で強い北風が吹いていて、冷蔵庫の中にいるような陽気である。夕方になって再び雲の合間から青空が広がってくると、再び空が明るくなってきた。

今日は妻が泊まり勤務なので、自分は夕食を外で食べることにした。2ヶ月前に独り呑みをした居酒屋「鳥貴族 日野店」のあるビルと同じフロアに居酒屋「豊後高田とり酒場 日野駅前店」がある。ちなみにこの店は居酒屋「鳥貴族」と同じく、基本的に料理もドリンクも均一価格となっていて、よく似ているのだが、店を営業している会社は全く異なっている。とりあえず、今日はこの店に入ることにした。


店に入る。店内は中央奥の厨房の前に6人掛けのテーブル席が1卓と4人掛けのテーブル席が2卓あり、4人掛けのテーブル席を配した半個室が2室ある他、6人掛けのテーブル席を配した個室が1室と4人掛けのテーブル席を配した個室が1室ある。更に、掘り炬燵形式の6人掛けのテーブル席を2卓配した座敷形式の個室が1室と、掘り炬燵形式の6人掛けのテーブル席を3卓、掘り炬燵形式の4人掛けのテーブル席を1卓配した座敷形式の個室が1室ある。
店員に案内されて席に座ったのは4人掛けのテーブル席である。「土曜日は混むので、2時間までとさせていただきます。」と言われたが、店内はガラガラに空いている。

卓上には各席に紙おしぼりが置かれている他、本醸造しょうゆと備前海水こだわり直火焼き塩、朝倉山椒、一味唐辛子といった調味料に加え、箸と楊枝、灰皿、串入れ、紙ナプキン、コールボタンが置かれていて、テーブルの中央にメニューが広げられており、その脇に重ねられた取り皿と奇妙な形のフォークが載せられた小さな器が置かれている。
メニューは「串焼」「サラダ」「冷菜」「揚物」「焼物」「麺飯」「デザート」各種といったフードメニューと「ビール」「ノンアルコールビール」「ハイボール」「ウイスキー」「サワー」「カクテル」「焼酎」「日本酒」「マッコリ」「ワイン」「果実酒」「ノンアルカクテル」「ソフトドリンク」各種といったドリンクメニューの他、おすすめメニューがある。

とりあえず、コールボタンを押して店員を呼ぶと、「キリン一番搾り(生)中ジョッキ」を1杯注文することにする。お通しは無いということなので、グランドメニューの一番最初にある「むねBIG串(塩)」「ももBIG串(塩)」を1皿ずつ注文することにした。串料理は全て2本ずつで出される。
ビールは料理と一緒にもらうことにした。料理を注文すると、テーブルの上にタッチパネルが置かれた。注文はこのタッチパネルで行ってほしいとのことである。

しばらく待っていると、「キリン一番搾り(生)中ジョッキ」が運ばれてきた。その後にやや間があって、「むねBIG串(塩)」と「ももBIG串(塩)」が1つの皿に載せられて運ばれてきた。


手前の2本が「むねBIG串(塩)」で奥の2本が「ももBIG串(塩)」である。


まずはビールで1人乾杯。外は寒いが、やはり最初の1杯はビールに限る。冷たいビールは五臓六腑に染み渡るように美味しい。


続いて、焼き鳥を食べる。串物はいずれも一口大の鶏肉が3片と、肉と肉の間にネギを刺してあるのは、先日の「鳥貴族」の串焼きと同じである。ただ、先日の「鳥貴族」の串焼きと比べると、肉の大きさはとにかく、ネギが大きい。ちなみに鶏肉は豊後高田どりを使用しているとのことである。
最初は「むねBIG串(塩)」を手に取ってかぶりつく。白っぽい鶏肉は脂身の無い肉質系で、やや固いくらいに歯応えがある。ただ、肉に塩気が薄く、ぱさついた肉を食べている気がする。ネギの方は塩味がしていて、ジューシーで香ばしく、美味しかった。

続いて「ももBIG串(塩)」にかぶりつく。焼き色のついた鶏肉はほどよくジューシーで旨い。ビールも進んでしまい、あっという間にグラスが空になってしまった。
酒も肴も無くなりかけているので、タッチパネルで料理と酒を注文する。ドリンクは「バカ盛りトリスハイボール」を注文することにした。酒の肴に注文したのは「バカ盛り鶏の唐揚げ」である。ちなみにこの2品は均一価格の除外商品である。

「バカ盛りトリスハイボール」はすぐに出てきた。大ジョッキに注がれたハイボールには氷が浮かべられている。5分ほど待って、「バカ盛り鶏の唐揚げ」が運ばれてきた。


「バカ盛り鶏の唐揚げ」は大きな皿に小さな器を重ねていて、小さな器と大きな皿にそれぞれ唐揚げを載せている。ちなみに唐揚げの数を数えてみると、小さな器には8個、大皿の方には15個載せられている。大皿の一隅にはマヨネーズが盛られている。
ちなみにこの「バカ盛り鶏の唐揚げ」は通常の唐揚げの4倍の量となっているので、通常の唐揚げは6個くらい載っているということになる。しかし、唐揚げの大きさは一口大のサイズで、先日の「鳥貴族」の唐揚げと比べて格段に小さく、バカ盛りというにはちょっと大げさな気がする。なお、鶏肉は豊後高田どりを使用していないとのこと。


とにかく、まずはハイボールから飲むことにする。先ほどはうっかり、ビールを飲むときにおしぼりで手を拭かずにいきなり飲んだり食べたりしてしまったので、あらためて、おしぼりで手を拭くと、ハイボールを飲む。冷たいハイボールは、また美味しい。ただ氷が多いこともあって、あまり量が入っているように見えないのは気のせいだろうか。


箸を取って唐揚げを食べる。カリッとした衣の中にはジューシーな鶏肉が詰まっている。肉はやや塩味が強く、ハイボールが進む。最初はマヨネーズに浸けて食べていたが、やがてマヨネーズが無くなったので、そのまま口に運んだ。
唐揚げが無くなる頃にはハイボールも無くなってしまった。今日は先日に比べてあまり食べていない気がするが、それでもだいぶお腹もいっぱいになってきた。

最後に〆のご飯を食べることにして「親子丼」を注文する。一緒にお茶が欲しいところだったが、お茶の無料サービスは行っていないとのこと。ソフトドリンクで注文する気も無かったので、単品で注文することにした。
しばらくして、「親子丼」が運ばれてきた。「親子丼」は小さめの丼にご飯が盛られ、その上に玉子とタマネギでとじた鶏肉の小片が5切れほど載せられて、その上に卵黄がトッピングされて、刻みネギと刻み海苔が散らされている。


「親子丼」に添えられたレンゲで「親子丼」を食べる。丼の上に置かれた卵黄を崩し、レンゲで卵黄と玉子とタマネギでとじた鶏肉をご飯と一緒に掬って口に運ぶ。鶏肉は存在感が無いくらいに小さく、ご飯の食感のアクセントくらいにしか感じられない。むしろ、玉子の存在感が大きく、「親子丼」というよりは玉子丼を食べている感じである。ご飯には鶏をダシが適度に染み込んでいて、美味しかった。
「親子丼」を食べ終えると、お腹も満腹になった。コールボタンを押して店員を呼び、店の入口脇にあるレジで代金を精算して店を出る。結局、店を出るまで、店内はかなり空いていた。なんだか、店員にだまされた気分である。

家に帰り、熱いコーヒーを淹れて飲んだ。食後のコーヒーは美味しい。夜になってぐっと気温が下がってきたこともあって、熱いコーヒーは格別である。
風呂を沸かして熱い湯に浸かると、1週間の疲れも癒された気分になった。

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独り呑み(@鳥貴族 日野店)

2018年11月24日 | 食べ歩き(独り呑み)



( 撮影会@東京競馬場 から続く )

今日は夕食を外で食べることにした。久しぶりに独り呑みをすることにして駅前の居酒屋に入ることにした。入店したのは日野駅前にあるビルの2階にある居酒屋「鳥貴族 日野店」である。


店に入る。店内はL字形のスペースになっていて、入口から左手に厨房があり、厨房の正面に2席毎に仕切られたカウンター席が4組並んでいる他、右手と正面の壁際に6人掛けのテーブル席が3卓と4人掛けのテーブル席が6卓、2人掛けのテーブル席が4卓配されている。
店員に案内されてカウンター席に座った。卓上には塩と一味唐辛子、山椒といった調味料や薬味の他に箸と楊枝、串入れ、灰皿、メニューが置かれていて、小皿が2枚と紙おしぼりが2膳分並べられている。

メニューは各種アルコール飲料、ノンアルコール、ソフトドリンク、キッズドリンクといったドリンク類とスピードメニュー、逸品料理、ご飯もの、デザート、焼鳥(塩焼・串焼、たれ焼、貴族焼き)といったフードメニューがある。
とりあえず、ビール(ザ・プレミアム・モルツ)を1杯注文することにする。お通しは無いということなので、つまみとして看板料理の「むね塩貴族焼」と「もも塩貴族焼」を1皿ずつ、更に「かわ塩」を注文することにした。串料理は全て2本ずつで出される。ビールは料理と一緒にもらうことにした。

しばらく待っていると、ビールと「かわ塩」が運ばれてきた。先にビールに口をつけようとしたところで、「むね塩貴族焼」と「もも塩貴族焼」が1つの皿に載せられて運ばれてきた。


まずは紙おしぼりで手を拭き、ビールで一人乾杯。久しぶりのビールは冷たくて美味しい。


続いて右手にビールグラスを持ち、左手で焼き鳥を食べる。最初に手に取ったのは「かわ塩」である。


「かわ塩」は長い串にたっぷりと鳥皮が刺してあって、なかなか食べでがある。ジューシーで香ばしく、美味しい。ただ少々塩が強めな気がする。
「かわ塩」を食べてしまうと、「塩貴族焼」を食べる。手前の2本が「もも塩貴族焼」とのことである。


最初は「むね塩貴族焼」にかぶりついた。「塩貴族焼」はいずれも肉が3片と肉と肉の間にネギを刺してある。脂身のないむね肉はあっさりとした味わいで、肉質系で肉の旨みがストレートに感じられて美味しい。
続いて「もも塩貴族焼」にかぶりつく。こちらは肉はジューシーで美味しい。ビールも進んでしまい、グラスに残ったビールは残り少なくなってしまった。

店員を呼んで飲み物を追加で注文する。注文したのは紫蘇焼酎の「鍛高譚」のお湯割りである。酒の肴に「トリキの唐揚」と「ホルモンねぎ盛ポン酢」を注文した。
紫蘇焼酎の「鍛高譚」のお湯割りと「ホルモンねぎ盛ポン酢」はすぐに出てきた。


「鍛高譚」のお湯割りは陶製のコップに入っている。北海道産の紫蘇を使用した焼酎で、しその風味がさっぱりとしていて美味しい。


「ホルモンねぎ盛ポン酢」は鳥モツのさまざまな部位が皿に盛られていて、刻みネギがたっぷりと載せてあり、ポン酢がかけられている。鳥モツは肉質系で、さまざまな食感が味わえる。鳥モツに載せられた刻みネギがしゃきしゃきとした食感で、アクセントになっている。ポン酢でさっぱり食べられる。


「ホルモンねぎ盛ポン酢」が無くなったところで、「トリキの唐揚」が運ばれてきた。籠に紙を敷いた上に大きい唐揚げが6個載せられている。なかなかのボリュームである。


唐揚げにかぶりつく。サクサクの食感の衣の中には脂身の少ない肉質系の鶏肉が詰まっている。柔らかくジューシーで美味しい。ただ塩気が強くて、お湯割りも進んでしまった。


結構お腹もいっぱいになってきた。最後に〆のご飯を食べることにして「焼とり丼」を注文する。一緒にあがりの緑茶をもらうことにした。「焼とり丼」はライスを大盛りにするためにはライスを別に注文する必要があるとのことで、並盛りで注文した。
「焼とり丼」ができるまで、ちびちびと「鍛高譚」のお湯割りを呑む。陶製の湯呑みの中のお湯割りが無くなったタイミングで、「焼とり丼」と緑茶が運ばれてきた。


「焼とり丼」は小さめの丼にご飯が盛られ、その上に刻み海苔が散らされて、4切れにカットされた焼き鳥が載せられ、刻みネギが散らされている。焼き鳥の脇にはタクアンが2切れ添えられている。


箸を取って「焼とり丼」をかき込む。ご飯の上に載せられた焼き鳥はタレをつけて焼かれてる。皮が香ばしく、タレは甘辛い。固めに炊かれたご飯は国産米を使用しているとのことである。

丼をかきこみながらお茶を飲む。アルコールでいい気分になった胃袋に緑茶が染み渡るように美味しい。再び丼をかきこんだ。焼とりが無くなると、残ったご飯をタクアンでかき込んで完食。美味かった。
結構、唐揚げが大きかったこともあって、並盛りの「焼とり丼」で十分お腹もいっぱいになった。湯呑みに残った緑茶を飲み干すと、店の入口脇にあるレジで代金を精算して店を出た。

久しぶりにいい気分になった。自宅まで歩いて帰れるというのもいい。上空には暗い空に薄い雲が広がっていて、丸い月が明るい光を放っている。
家に着くと、風呂を沸かして熱い湯に浸かり、スッキリとした。

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独り呑み(@CHARA)

2018年05月27日 | 食べ歩き(独り呑み)



( 小笠原父島出張3日目 から続く )

洋風居酒屋「CHARA」の店内に入る。店の前に灯りがついているが、その灯りに羽根をつけたシロアリが群がっている。シロアリが店内に入らないように扉が閉まっているので、扉を開けて店内に入った。


店内は右手奥に厨房があって、右手にバーカウンターがあり、カウンター席が6席直線上に並んでいる他、左手に4人掛けのテーブル席が7卓配されており、左手の奥に4人掛けのテーブル席が配された個室が3室ある。外にはテラス席があり、4人掛けのテーブル席が3卓配されている。


店員にカウンター席に座るように案内されて、席に座った。卓上にはメニューと紙ナプキン、楊枝、灰皿が置かれている。席に座ると、店員がコースターと小皿、箸、紙おしぼりを持ってきた。
とりあえず、飲み物と料理を何品か注文することにしてメニューを開いた。ドリンクは各種ビール、焼酎、カクテル、サワー、ソフトドリンク、島の酒、ハイボール、梅酒、マッコリ、ワイン、日本酒とさまざまにある。料理はおつまみ&一品料理、焼き魚の他に「チャラの本日のオススメメニュー」と書かれた紙にさまざまな料理が書かれている。最初に注文したのは「グァバサワー」と「新亀のお刺身」「新亀のロースト」である。

まもなく「グァバサワー」とお通しが運ばれてきた。
「グァバサワー」は昨日呑んだ寿司割烹店「丸丈」の「グァバサワー」とは異なり、ピンク色の透明感のあるサワーである。


お通しはモヤシとワラビ、ゼンマイのナムルである。


まずはグラスを持ち上げて独り乾杯。グラスを傾けて「グァバサワー」を飲んだ。仕事を終えた後の1杯は格別である。「グァバサワー」はフルーティーな甘みに清涼感のあるサワーで、スッキリとした味わいで美味しい。
「グァバサワー」を飲みながらお通しのナムルを食べる。モヤシやワラビのシャキシャキとした食感を楽しんでいると、「新亀のお刺身」が運ばれてきた。


「新亀のお刺身」は大根のツマの山の上に大葉を1枚敷き、10切れの「新亀のお刺身」を並べて、トサカノリとおろし生姜が添えられている。店員が醤油小皿に醤油を注いでくれた。


さっそく、おろし生姜を醤油小皿に移し、生姜醤油を作って、「新亀のお刺身」を食べることにする。薄く切られていている亀の刺身は濃い赤色の肉である。口に入れると柔らかく、馬肉を思わせる味わいで美味しい。味が濃く、適度な歯応えがある。
「新亀のお刺身」を食べていると「新亀のロースト」が運ばれてきた。


「新亀のロースト」は水菜やちぎったレタスを敷いた上にローストした亀肉のローストが12切れ並んでいて、てりやきソースのようなソースとマヨネーズ系のソースがかけられ、コショウの赤い実を散らしている。


ローストされた肉は脂身が無く、亀の筋肉質な肉が味わえる。噛み応えがあって、香ばしく美味しい。
あっという間に料理を2品食べてしまった。グラスも空になってしまったので、ここでドリンクを注文することにする。ドリンクは「まるごと生パッションサワー」を注文することにした。料理は「島魚☆チギ(バラハタ)の西京焼き」と「島野菜☆ハルタマの天ぷら」を注文することにした。

「まるごと生パッションサワー」が運ばれてきた。目の前には焼酎を炭酸水で割り、氷を浮かべたグラスとパッションフルーツを少しカットしたものが並べられて置かれている。パッションフルーツの中の果肉を自分で焼酎の炭酸水割りに入れるのである。


パッションフルーツは種を食べる。


種ごと炭酸水割りに入れて、これをかき混ぜて飲む。


パッションフルーツは酸味が強く、種がパリパリとした食感で、爽快な味わいである。暑い小笠原の陽気にピッタリと合う。


料理が運ばれてきた。
「島魚☆チギ(バラハタ)の西京焼き」は西京焼きにはじかみしょうがが添えられている。


箸を取って、西京焼きに箸を付けた。バラハタの切り身は皮は香ばしく、身はホクホクとして美味しい。西京味噌の優しい甘みが魚の旨みを引き立てている。
続いて「島野菜☆ハルタマの天ぷら」が運ばれてきた。山盛りに盛られた天ぷらには小器が添えられていて、中には島塩が入っている。天ぷらを島塩につけて口に放り込んだ。


ハルタマは別名金時草とか水前寺菜で呼ばれる島の野菜である。独特のぬめりがあり、口当たりが良く、天ぷらの他、おひたしや酢の物、バター炒めにして食べるとのこと。皿の上には3枚くらいの房が6房ほど盛られている。
葉が薄いので、衣の食感がそのまま歯応えになる。サクサクとした食感でスナックのような味わいである。島塩は塩に甘みが感じられて、天ぷらの美味しさが一層増した。ハルタマにはクセも無く、ひたすら食べてしまった。

最後の〆に「入港中限定♪☆チャラの島寿司」を食べることにした。ところが、島寿司は通常8貫で出されるところ、あと5貫しかないとのこと。しかし、島寿司が食べられないのは残念である。その5貫でよいから食べたいと伝えると、なんと、店主が島寿司をサービスしてくれることになった。
恐縮して待っていると、板のような器に島寿司が載せられて運ばれてきた。


島寿司のネタはカンパチということで、醤油漬けにしたカンパチをほんのり甘い酢飯で握っている。島寿司には洋からしとガリが添えられている。父島の島寿司はワサビの代わりに洋からしが使われている。醤油につける必要もなく、そのまま口に寿司を放り込んだ。


醤油で漬け込んだカンパチの旨みをマスタードが引き立てていて、カンパリのもっちりとした食感に甘いシャリがマッチして美味しい。カンパチにマスタードを載せると舌が痺れるくらいなのだが、それがまた美味い。瞬く間に5貫の寿司を食べてしまった。
最後にグラスに残った「まるごと生パッションサワー」を飲み干して完食。美味かった。最高の夜である。

代金は入口脇のレジで支払った。父島には珍しく、クレジットカードが使える。代金を支払うと、飴玉をくれたので、飴を口に含みながら店を出る。外はもう、シロアリは飛んでいなかった。

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独り呑み(@丸丈)

2018年05月26日 | 食べ歩き(独り呑み)



( 小笠原諸島父島出張(父島着) より続く )

お昼を食べた居酒屋「波食波食」の隣に創業明治9年という老舗の寿司割烹「丸丈」がある。今夜はここで食べることにした。


店内に入る。入口から見て右手に寿司カウンターがあり、その周囲に8席のカウンター席がL字形に並んでいる他、左手には一段高くなったところに座敷があって、4人掛けのテーブル席が2卓置かれている。奥と2階にも個室のお座敷があるとのことである。
店はご主人と女将さん、娘さんの3人で切り盛りをしているようである。娘さんに案内されてカウンター席に座った。卓上には醤油と島とうがらし醤油、塩といった調味料の他に箸と楊枝、醤油小皿、ウェットティッシュ、メニューが置かれている。

まず飲み物を注文する。ドリンクメニューは各種ビール、日本酒、焼酎、島のお酒、その他のお酒、ソフトドリンクで構成されている。この中で島のお酒の中の「たこの実酒」というメニューが目を引いた。この「たこの実酒」とは小笠原諸島の固有種であるタコノキという常緑高木の実を砂糖を入れて焼酎に漬けたもので、これをロック、水割り又はソーダ割りで飲むとのことである。この「たこの実酒」を水割りでもらうことにした。
更に料理を注文する。料理はお刺身、お寿司、島のもの、一品料理、デザートで構成されている。このうち島のものの半分は亀料理となっている。父島で亀料理を是非食べてみたいと思っていたが、この亀料理は実にいろいろなものがある。その中からまずは「亀の煮込み」と「亀の玉子」を注文することにした。

最初に「たこの実酒」の水割りが運ばれてきた。続いて「亀の玉子」が運ばれてきた。


まずは「たこの実酒」の水割りで独り乾杯。「たこの実酒」の水割りは口当たりがよく、飲みやすいフルーティーな甘さで美味しい。ついつい飲み過ぎてしまいそうである。


酒を飲みながら「亀の玉子」を食べる。「亀の玉子」は小器の中に3つ入っていて、半分に切られている。黄身が固まりにくいのだそうで、口に入れるとホクホクとした芋のような食感がした。なんだか不思議な味わいである。


「亀の玉子」を食べていると、「亀の煮込み」が運ばれてきた。「亀の煮込み」は亀の肉をタマネギやネギと一緒に煮込んだもので、刻みネギが散らされている。塩、タマネギ、焼酎で味付けがされているという「亀の煮込み」は亀肉からもダシがたっぷりと出ているとのことである。


煮込みの中に入っている亀の肉は肉質系のものもあれば、ゼラチン状の肉片もあるが、全く癖がなくて美味しい。肉質系のものはジューシーな味わいで美味しく、またゼラチン状の肉片はプルプルとした歯応えが美味しい。
「亀の煮込み」を食べながら「たこの実酒」の水割りを飲んでいると、グラスが空になったので、ここで、「グァバハイ」を注文することにした。更に「亀のホルモン炒め」を注文する。

「亀の煮込み」を食べ終わる頃には「グァバハイ」と「亀のホルモン炒め」が運ばれてきた。


「グァバハイ」は自家製のグァバハイとのことで、ピンク色をした濃厚なカクテルである。


一方、「亀のホルモン炒め」は亀のホルモンを素揚げして、モヤシ、絹さや、タマネギ、パプリカ、シメジと一緒に炒めてある。


まずはグラスを傾けて「グァバハイ」を飲む。「グァバハイ」はフルーティーな甘みで口当たりも良く、美味しい。これも飲み過ぎてしまいそうである。
「亀のホルモン炒め」はホルモンは一度揚げているので、臭みもなく、香ばしくて美味しい。脂身の少ない肉質系で、コリコリとした柔らかい食感が楽しめる。しかもなかなかボリュームもあって、食べ応えがあった。

〆は「亀雑炊」を食べることにした。グラスも空になり、「亀のホルモン炒め」の皿が空になったところで、「亀雑炊」が運ばれてきた。
トレーの上には「亀雑炊」の丼と小器が載せられていて、小器にはレンゲが載せられている。


「亀雑炊」は大きな丼に入っていて、丼の下の方にご飯が沈んでいる。ご飯の上には亀肉と玉子、パプリカ、タマネギ、シメジ、エノキ、ナガネギ、白菜、オクラが載っている。


レンゲを取って、雑炊を掬って食べる。亀肉はコリコリとした柔らかい食感やプルプルとした食感が楽しめる。この雑炊のダシも亀から取っているということで、優しい味のする雑炊である。量もたっぷりとあって、丼が空になる頃には、かなり満腹になった。
最後に、冷たいお茶をもらって完食。こんなに亀料理にバリエーションがあるとは思わなかったが、予想以上に美味しかった。特に亀の煮込みは店によって味付けや調理の仕方が違うらしいので、いろいろと試してみたいところである。

帰り支度をして、カウンターで勘定を払うと店を出た。

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独り呑み(@繁(はん))

2017年09月24日 | 食べ歩き(独り呑み)


八丈島出張3日目の今日は曇り時々晴れまたは雨。今朝は上空に雲が広がっているが、雲の合間から青空も見えていて、朝日が射し込んでいる。昨朝の気温は23℃で日射しは弱く、ホテルから海が近いこともあって、湿度も高い。北風が強く吹いていて、ホテルから見える八丈富士の山頂には今日も雲が懸かっている。
今日は勤務のため、ホテルで朝食を摂った後、車で仕事に向かった。日中は相変わらず雲が多いものの青空も広がって、強い日射しが降り注いできた。八丈富士の山頂から雲が取れて頂上が見えている。昨日から天気が良ければ、八丈富士登山に挑戦していたかもしれない。

昼間の最高気温は28℃で湿度が高く、汗ばむような陽気である。基本的には今日は1日事務所内での仕事だったが、途中お昼を買いに行くために近くのスーパーに行って帰ってきただけで、汗だくになってしまった。
午後になって再び雲が広がってきて日射しが無くなってくると、少し気温も下がってきたようである。しかし湿度が高く、空気がムシムシと感じられる。八丈富士の頂にも再び雲のような霧が懸かっているようである。

島の天気は変わりやすい。夕方になって雨が降り出した。雨はしばらくして止んだが、気温も少し下がり、風も止んだ。再び八丈富士には雲がかかり、上空には厚い雲が広がった。
夜になって仕事を終えると一旦、ホテルに戻った。少し部屋で休むと、八丈島最後の夕食を食べるため、予約していた居酒屋「郷土・家庭料理の店 繁(はん)」に行くことにした。ホテルから車で店まで送ってもらい、店に到着すると、店内に入った。


店内は入口から見て右手と奥が厨房があり、左手に座敷がある。厨房に面してカウンター席が2席配されている他、その左手に2人掛けのテーブル席が1卓と4人掛けのテーブル席が2卓ある。座敷は8人掛けの掘り炬燵形式のテーブル席が1卓と2人掛けの掘り炬燵形式のテーブル席が3卓配されていた。
店員に1人であることを告げるとカウンター席に案内された。席には箸と紙おしぼりが置かれている。卓上には醤油と一味唐辛子、メニュー、醤油小皿、灰皿、楊枝、ティッシュボックスが置かれている。

メニューは各種ドリンク、一品料理、ご飯セット、食事メニュー等で構成されている。
まずは生ビール(中)を注文した。お通しはないということなので、自分の座っている左手に置かれている日替わりの小鉢を1品もらうことにした。小鉢は1人1品までで、卓上には「ハラモしお焼き」「地魚ホイル焼」「飛魚の白子煮」「明日葉のナムル」「地魚(青鯛)あら煮」「地魚卵煮つけ」「地魚のくんせい」「ゴーヤ玉子とじ」「島たくあん」「煮魚」が卓上に並んでいる。

この中から「ハラモしお焼き」を取って酒の肴にすることにした。まずは紙おしぼりで手を拭き、ビールで一人乾杯。


箸を取って「ハラモしお焼き」を食べる。ハラモとはメカジキの腹トロである。脂ののったハラモは歯ごたえのある身はコクがあってしっとりとした食感である。絶妙な塩加減が実に美味しい。これだけでビールが無くなってしまった。


飲み物を追加で注文する。注文したのは「生果汁入りパッションハイ」である。更に「地物!!刺身盛り合わせ」を注文した。


「生果汁入りパッションハイ」は島焼酎を炭酸水で割り、パッションの生果汁を絞って入れている。フルーティーな甘さが冷たくて美味しい。


「地物!!刺身盛り合わせ」はダイコンのツマに明日葉を敷いて、その上に刺身を載せている。刺身は写真の左上から上段にカンパチが2切れとオナガが2切れ、マカジキが2切れ並んでいる。下段は左下からマグロが3切れとアオダイが3切れ載せられている。刺身にはおろしワサビが添えられている。


醤油小皿をとり、おろしワサビを移して醤油を垂らすと、ワサビ醤油を作った。刺身をワサビ醤油に浸けながら口に運ぶ。どのネタも厚めにカットされていて、なかなかボリュームがあって美味しい。
カンパチはねっとりとした舌触りで柔らかく、淡泊な味わいである。オナガは身に甘みがあり、旨味に満ちているような味わいである。もっちりとした食感で歯ごたえあって、美味しい。マカジキはツルンとした舌触りで、マグロとはまた異なった旨味が美味しい。

上段の刺身を食べてしまうと、ここでダイコンのツマと明日葉をワサビ醤油に浸けて食べてしまった。明日葉の苦みがまたアクセントになっている。ダイコンのシャキシャキとした食感もまた美味しい。
ダイコンのツマが無くなったところで下段の刺身に箸をのばす。続いて箸に取ったのはマグロである。マグロは柔らかい食感で、濃い旨味が美味しい。おなじみの味わいでありながら、島のマグロはどことなく異なる。身が引き締まっていて、もっちり感が増しているような味わいである。最後に箸に取ったのはアオダイである。ねっとりとした舌触りで歯ごたえがある。旨みが濃く、甘みがあって美味しかった。刺身を全部食べてしまうと、ツマと明日葉をおろしワサビに浸けて食べてしまった。

最後の〆に島寿司を食べることにしているが、その前にもう1品食べたい気分である。「生果汁入りパッションハイ」もまだ少し残っている。
注文したのは「島唐からし入りオムレツ」である。地玉子を使用したオムレツは島唐辛子を刻んでオムレツに入れているとのことである。


しばらくしてオムレツが運ばれてきた。オムレツはバターを敷いたフライパンで焼き上げている。オムレツにはケチャップがかけられ、ちぎったサニーレタスとミニトマトが1個、ゴーヤとツナを混ぜた物が添えられている。サニーレタスにはマヨネーズがかけられている。オムレツにはスプーンが添えられた。
添えられた野菜類を食べてしまうとオムレツを食べる。ふわふわのオムレツは玉子の甘みが感じられるが、その中にピリッとした唐辛子の辛さがアクセントになっている。刺激的な味だが病みつきになりそうに美味しい。オムレツを食べながら「生果汁入りパッションハイ」を飲んでいると、オムレツと同時に「生果汁入りパッションハイ」も無くなってしまった。

〆は予約をしていた島寿司である。島寿司は全部で10貫ある。1貫は島ノリの寿司である。


上にメカジキが5貫並べられ、下にはヒラマサが4貫並べられている。まずは島ノリの寿司を醤油に浸けて食べた。昨日のイワノリの島寿司と同様、島ノリの寿司もまた濃厚な磯の香りに海苔の濃い旨味と甘さが美味しい。ほんのりと甘い酢飯との相性も抜群である。1貫しかないのが残念なくらいである。


島ノリの寿司を食べてしまうと、メカジキの寿司から食べる。脂が均等に入っているメカジキはクセが無く、舌触り滑らかで美味しい。まったりとした味わいの身に漬け醤油が旨みを載せ、島唐辛子が旨味を引き立てているようである。一方ヒラマサは旨味が強く、脂はやや少なめでサッパリとした淡泊な味わいである。柔らかく、漬け醤油の旨みが前面に押し出されているような味わいである。
どの寿司もネタが大きく、ボリュームがあって美味しかった。島寿司を食べてしまうとお腹も一杯になった。八丈島最後の夜なのでもう少し飲みたい気分だが、深酒をするわけにもいかない。これで切り上げることにした。

店からホテルまでは歩いて20分くらいとのことだったが、やはりタクシーを呼んでもらうことにした。すぐに車が来たので、店を出て、タクシーでホテルに戻る。風呂に入って汗を流し、さっぱりとしたところで外を見ると雨が降り出している。今晩も星空撮影は望めそうにない。
明日は朝一番の飛行機で帰ることもあり、早々に寝ることにした。

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