旅のひとコマ~プー太郎突入~

旅での出会い、発見、感動など、断片的な過去の記憶をたどる。同時に日々の行動や想いも気の向くままに掲載。

本日無事帰国

2004-12-31 20:51:37 | 日記
本日バングラデシュより無事に帰国いたしましたぁ!!
日本ではインドネシア・スマトラ島沖の地震と津波が世間を騒がせていたようだが、
幸いバングラの私がいた地域では特に被害はなく、
揺れたことにも気づかず深い眠りの中にいた。
日本に居る友達は心配してくれたようだった。
おニューのカメラも盗まれることなく、またお古の私も狙われることなく、
1週間快適に過ごすことができた。

バングラがどうだったかって?
最高!!

特に見るものはないけれど、
人はおせっかいすぎるくらい親切で暖かいし、
子供の笑顔は可愛いし、
ここまでツーリスト産業のない国は初めてだったので、とても新鮮だった。
もちろん貧困というものを目の当たりにすることもあったけれど。

とりあえず帰ってきて洗濯もしたし、年賀状も書いたし、
これからカウントダウンのために雪の中出かけることにする。
旅の話はまた次のブログで・・・。

プレクリスマス~セルリアンタワー~

2004-12-23 20:46:41 | 日記
明日はクリスマスイブ。
しかし明日のこの時間、私は初バングラデシュの地に降り立っている予定だ。
もちろんビーマンが予定通りに飛んでくれればの話だが。

とゆーわけで、昨日は会社の後、クリスマスディナー&渋谷セルリアンタワーにお泊りし、一足先にクリスマス気分を味わってきた。

渋谷駅から徒歩5分に位置する一際高い40階建てのタワー型のホテル。
ちなみに「cerulean」とは空色(の)という意味。
部屋は35階。
エレベーターでは、部屋のキーを差し込まないと35階以上のエグゼクティブフロアへのボタンが押せないような仕組みになっている。

部屋に入ると、大きな窓に映る一面の夜景がすごく綺麗だった。
西側の部屋だったため、東京タワーやレインボーブリッジは見えなかったが、限りなく続くキラキラに、ため息が漏れた。

次の日は、透き通った青空の向こうに富士山を見ることができた。
1年に1度くらいはリッチな気分を味わうのもいいものだ。
素敵な夜の思い出と、部屋を後にして、明日からのバングラ旅行での必需品である「ゴキブリホイホイ」を購入し、帰路へと向かった。

ゴーゴーボーイズ(タイ/バンコク)

2004-12-22 00:09:20 | 旅写真とコメント
最近日記ばっかりだったので、ここらで久々に旅の話でも1つ。
タイには合計3回ほど訪れた。
2度目のバンコクは、今から3年前、大学の時の卒業旅行の時であった。
王宮や寺院、ムエタイの試合、オカマショーなど、見所というべきところはだいたい行ってしまったため、何をしようかな、と思っていた。

バンコクに一度でも行ったことのある男の人なら知っている、歓楽街で有名なパッポン通り。
ゴーゴーバーには、とりあえず1度くらいは入ってみてもよいだろう。
水着姿の女性が台の上でエロティック?に体をくねらせて踊っており、客はお酒を飲みながら周りからその姿を見ている。ゴーゴー娘を買うかどうかは、お客次第。

あるゴーゴーバーでは、綺麗な女性は水着姿でそのへんを歩いているのに、台の上で真っ裸でつまらなそうに踊る女性が1人いた。彼女は何故か可愛くないし、スタイルもよくないし、年もけっこういっているようだった。
他のスタイルのいい水着女性はオカマかなぁ、と思えるほどの違いだった。
それにしても、よくもまぁ「あんなところ」から旗を出したりピンポン球を飛ばしたりできるなぁと感心。彼女は年もいっているし、テクニックの部分でカバーしなければこの世界ではやっていけないのかもしれない。一杯飲んで雰囲気を楽しむだけのつもりでも、ゴーゴーバーによっては、お金を払わざるをえなくなるパターンがあるため注意が必要だ。

さて、普通のゴーゴーバーではつまらないので、ゴーゴーボーイズ、つまりゴーゴーの男版に行ってみることにした。
店内の雰囲気はほぼ同じ。暗くて音楽がガンガンかかっている。買う気満々の欧米人の男性客達は前の方の席を陣取るが、そこまで真近でゴーゴーボーイズ達を見たいわけでもないので、後ろの方の席に座る。台の上では、上はレオタードのようなピタッとしたつなぎ服を着た男たちが複数踊っている。(体操選手が着るようなもので、下はブリーフのような感じ)
年はそこそこ若く、顔は濃くて、体は鍛えられたかんじで引き締まっている男達だ。
それでいて妙な動きをしながら男同士で大事なところを触りあっているから、なんかおもしろい。

ショーはどんどんエスカレートし、服を着ていた男達はいつの間にか裸に。
隣に座る私の友達が一言。「外人だからかなぁ、やっぱりでかいね。」
そしてクライマックスは女性も出てきて、空中ブランコのようなものに乗りながらセックスをする
(本当に入れているのかは微妙だが)というファッキンショー。

隣に座ってべたべたしてくるレオタード姿の男はちょっとうざかったが、150バーツ=500円ほど(値段は定かではない)で楽しむことはできたので、まぁいいか。

最後に。タイは非常にオカマが多い。綺麗な女性はみなオカマと言っても過言ではないかもしれない。
私の男友達も数人「騙された~」なんて話は聞いている。
「入れてみたら浅かったので、そこで初めて気づいたけど、いいやと思って続行した」という奴もいれば、
「全然気づかなかったが、後日実は・・と聞いて大ショック」という人も。
性転換の技術も高度化しているため、人生の汚点を作らないよう注意が必要だ。
とはいえ、気づかないくらいなら、それはそれでいいじゃないかと私は思うのだが。

以上本日は下品な話を失礼しました~

デジタル一眼レフご購入の巻☆

2004-12-20 22:03:58 | 日記
念願のデジタル一眼レフGET!!
本体はニコンのD70、レンズはセットモノと迷った挙句、望遠対応の
タムロンのAF28-300mmのXRDiをチョイス。

ヨドバシで買ったため、かなりポイントが貯まり、CFカードやカメラケースなど諸部品を買ってもお釣りがきた。写真は部屋での試し撮り。もともとの動機のひとつは、こんな風に人物を浮きたたせて、背景をぼかす写真が撮りたかったからである。

極度の機械音痴の私に使いこなせるか不安だが、早く色んなモノが撮りたくてウズウズ。
親には、「1千万円ぶら下げて歩くようなもんでしょ!バングラに持ってくのは危険だからやめたら?」と言われた。
何のために買ったと思ってんだぁ!!

あと2日仕事をしたら一足先に冬休みだ。(しかも明日は神戸出張だし)
今回冬休み+4日も有給休暇を使うので、上司や同じプロジェクトの人に軽く嫌味を言われることもある。全く気まずくないか、と言ったら嘘になるが、私はその辺は気にしない。
仕事とプライベートはできる限りきっちりわけるのが私のポリシー。
(だから休日に仕事とか、仕事で遊びをキャンセルは本当に悔しい・・・)

私が休むことで、周りに多大なる迷惑をかけるなら話は別だが、ちょっとくらいの迷惑なら、お願いします!とにっこり笑ってお土産でも買って帰って済ませよう。責任感もいいが、そうゆう割り切りと気持ちの切り替えは仕事をする上でとても大事だと思う。
人間持ちつ持たれつだ。(ん?もたれてばっか?それもよかろう)

嫌な気分になった話

2004-12-20 01:41:45 | 日記
先日の飲みの席でのこと。
4つ上の大学時代の先輩と話をしていた。

彼は1年半前に結婚して、今数ヶ月の赤ちゃんがいる。
こんなことを言っていた。

「ってゆーか、子供できるとかみさんのこと女として見れねーよ」
確かに、よく子供が産まれると奥さんのことを「子供の母親」として見るようになり、女性として見れなくなるという話を聞いたことはある。

けれども彼が言っていることは、さらにもっとなんてゆうか、オトコの欲望的な観点からきている発言だった。
(以下、文章にするにあたって適切でない表現もあったので、実際の彼の言葉に若干の修正を加えたが、気分悪くなるので読みたくない人は読まないことをお勧めします)

「セックスなんてもう全然しねーよ。」とのこと。
「だってよー、まず妊娠すると腹大きくなるじゃん。その時点でなんか気持ち悪いじゃん。」

「え?お腹大きくなって、俺の子だって嬉しいもんじゃないの?」と私。

「気持ち悪いってゆーんじゃないけど、ま、やる気は失せるだろ。それに毛深くなってくんだよ、どんどん。自分の嫁さんにギャランドゥー生えてんだぜ。ま、どっちにしろ病院でも『しないでください』って言われるしな。」
「子供産んだ直後は痛くて相手側がする気おきないんだよ。」
「子供できてよ、腹は小さくなってもなんか肉がたるんでんだよ。」
「でさ、乳輪がキュウスの蓋みたいにでっかくなるんだよ。子供風呂に入れるじゃん。で、うちのかみさんが子供を俺に渡すときに、そっからポタポタ乳出てるんだよ。そんなの見たらマジで勃たなくなるよ。」

・・と、こんな調子でまくし立てる彼。

なんだか嫌な気分になった。
女性の妊娠による身体的な変化を悪く言われたことへの憤りなのか、
率直すぎるリアルな言い方が嫌な気分にさせたのか、
それを自慢気に話す彼の口調が気に触ったのか、
奥さんのことを考えると同じ女性として傷ついたのか。

そのどれでもある気がするし、どれでもない気もする。
この時の気持ちはうまく表せないけれど、彼の言っていることが全くわからないわけじゃないからなおさら嫌な気分になったのかもしれない。
立会い出産はしない方がいい、なんて話も聞くけれど。。。
もちろん人によるんだろうけれど、男なら多かれ少なかれそうゆう風に感じる部分はあるの?

その先輩は顔はかなりかっこよく、学生時代はすごくモテていた。
でも妊娠をそんな風にしか語れない彼は可愛そうな人だ。
普通の下ネタは嫌いじゃないけれど、今回ばかりはこれ以上彼の話を喜んで聞く気にもなれず、私は折を見て席をたった。

クリスマスパーティ

2004-12-19 05:01:43 | 日記
久々の大学のサークルの仲間達と、六本木でクリパ。
珍しく幹事なんてやったもんだから、相当疲れた。
始めは15~20人でこじんまりを予定していたが、思った以上に人が集まってくれて、大学3年生から社会人8年目まで、60人程の大々的なパーティになってしまった。

i-Pod miniやファー付きコート、ディズニーランドペアチケットなどの豪華景品つきビンゴや、ベストドレッサー賞(優勝者は現金2万也)、ゲストとして滝川クリステル(うちのサークルの出身だったのだ)にきてもらったりと、大盛り上がりだった。

1次会、2次会、3次会・・・そして今に至る。
同期飲みはどこの代もたまにはやっているみたいだが、このような飲み会はあまりない。
「○年ぶりに色んな人と会えてすごく楽しかった」
「うちのサークルは何年たってもかわんなくて嬉しい」
「今日はほんと楽しかった。幹事お疲れ」
色んな言葉をもらった。
みんなが楽しそうだったし、私も楽しかった。
もちろんおきまりの「ぶさいくコール」でテキーラを何杯も飲まされたことは言うまでもない。

※写真は2次会のダーツバー。既にかなりできあがってる。

彼氏のこと

2004-12-17 01:16:26 | 日記
昨日は毎年恒例の宮が瀬のツリーを見に行くはずだったが、
久しぶりに会った彼氏と大喧嘩になり、結局行けなくなってしまった。

休みが合わないし、お互い(特に相手)仕事が忙しいので、
丸一日会えることはほとんどない。
この会わなかった2週間でのコミュニケーションは電話が1~2回のみ。

不思議なんだよね。
彼と喧嘩して怒る時の自分は、まるでいつもの私じゃないみたいで、
平気でひどいことを言ったりしている。
嫌な女になっていく自分に悲しくなる。
私を好きで居てくれているという絶大なる自信があるからなのかな、
友達に対しては決してとらない態度をとってしまうのは。

付き合って5年半。
こんなに長く付き合ったことはなかった。
これだけ長く付き合っていられるわけだから、合わないわけじゃない。
今となっては好きっていう気持ちより、情というのもあるだろう。
居てあたりまえになって、だから失うことは考えられない。

それでも私は「別れようかな」って考えることがある。
昨日もそれを口に出した。
それは、「一生この人と一緒に人生を歩んでいく」ことに不安があるから。
価値観が合わなかったり、根本的なところで不満があるから。
一人になる怖さより、このままいって、後悔する怖さの方が大きかった。

結局、色々話し合って、思い直して、とりあえずは仲直りした。
その時の、「もう別れた方がいい」と思った気持ちはどこかへ行ってしまい、
「やっぱりこの人しかいない」なんて思っている自分がいた。
目の前の彼が愛おしかった。すごく。
でもまた数週間すると、疑問が生まれるのはわかってた。

私はこんな風なことをあと何度繰り返すのだろう。

この5年半、他の人に目がいかなかったわけじゃない。
でも、結局帰るべきところはここだった。

今でも、「このままでいいのか」という思いはある。
嫌なことも山ほど。
彼には話せないこともたくさんある。

だけど、彼にしか話せないこともある。
彼が居るから私はのびのびと好きなことができる。
落ち着いた心で居られるのは彼の存在があるから。
仲良いい時はやっぱり幸せで、一緒に居るととても楽で。
私のことを誰よりも解ってくれる人。
大事な人。

こうして私は現状維持。
恋愛と結婚は難しい。
もっと相手のことを考えられる、優しい心を持ちたい。
先のことは、なるようになる。きっと。

バングラVISAゲット!!

2004-12-14 00:25:38 | 日記
日記:2004年12月13日(月)

週末の疲れを引きずりながらブルーマンデーに突入!
本日のトピックを7つほど。

①客の我儘
朝一で客から電話。先週だした見積もりの価格下げろって?
こっちは赤字ギリギリだっつ~の!
とはいえ、弱い立場。粘ってはみたものの、結局折れるのはこっち。

②築地でお寿司
客先に部長と年末のご挨拶。
帰りに築地でお寿司ランチをおごってもらう。
安かったけど、騒ぐほどおいしくなかった。築地のくせに・・。

③車が炎上!!
八丁堀の駅前の大道路で高級車が燃えて、煙もくもく、大変なことになっていた。
野次馬たちが携帯の写メールでその様子を撮っている。
人の不幸を報道カメラマンでもないのに、なんか複雑。
私もついつい撮りたくなってしまうから、否定はできないけど。

④VISAゲット!
営業の合間に駅から徒歩20分のバングラ大使館にVISAを取りに行く。
旅行会社に頼むと5千円はバカらしい。だって自分で行けば無料だもん。
少し実感が沸いてきた。

⑤やはり老け顔?
別の客先での話。
だいぶ打ち解けた話ができるようになった、情報システム部のキーマン。
たまたま年の話になり、もっと年いってると思った、と驚かれた。失礼なこっちゃ。
そして決まって誰もが言う。
「落ち着いてるから。」
「しっかりしてるから。」
「今老けて見える人は年とってから若く見られるんだよ」と。
そんなフォロー聞き飽きたわ。

⑥課長反省する。
課長に相談に行ったら、機嫌が悪かったのか、ひどい対応をされた。
いやな気分になったものの、お子チャマだからしょうがないと割り切っていた。
しばらくしてIPメッセンジャーがとんできた。
「先ほどは不機嫌で不誠実な対応をしてしまい申し訳ありませんでした」
だって。思わず笑った。IPで謝るあたり、ほんとにお子チャマだ。

⑦ふたご座流星群
さっき双子座流星群を見るためにマンションの屋上に登った。
10分くらいの間に2つ流れ星を見ることができた。
星をぼーっと眺めるのもたまにはいいな。寒かったけど。

気持ちのいい青空で、ある意味ブルーマンデーだった。
明日も素敵な一日になりますように。。。

ナイジェリアパーティー

2004-12-13 23:28:35 | 日記
日記:2004年12月12日(日)

今日は、ナイジェリア人と結婚した友達のご新居にお邪魔した。
昨日までナイジェリアに行っていたという旦那さんは、買って帰ってきた食材で、
ナイジェリア料理をご馳走してくれた。
トマトベースのスープに、ナマズのようなドライフィッシュやビーフを入れ、
1時間以上煮つめ、油やオクラをミキサーしたものをいれたそれは、少し辛くて、
思った以上においしかった。
また、ガリという粉をお湯で溶かしてまぜたお餅のようなものを手で一握り取り、
そのスープにつけて食べるのも、いかにもナイジェリア、という感じがした。
バナナ一つをとっても中は黄色いのに、外側が真っ黒で乾燥していたりと、
珍しい食材がたくさんあり、見ていて飽きなかった。
そのバナナを切って塩をかけてフライしたものはかなりおいしくてハマってしまった。

国際結婚も大変だろうが、2人のやり取りを見て、なんだか安心した。
本当に仲よさそうなのである。
彼は、ちょっと聞き取りにくい英語で、どんなに自分が幸せかを熱く語った。
私は、
「なんで彼氏がいるのに結婚しないの?おかしいね~。」
と言われてしまった。
また、私の友達は、
「なんで彼氏がいないの?おかしいね~。」
と言われてしまった。

いずれにせよ、楽しいひと時を過ごすことができた。
いつか、絶対アフリカには行こうと思っている。

ナイジェリア料理とケーキをたらふく食した後、今度は渋谷で飲み会。
いわゆるコンパであったが、私は幹事側だった。
誘った一人は不倫の恋が終わって以来、1年ほど彼氏がいないK。
もう一人は4年付き合っていた彼に最近振られたA。
2人とも外見も可愛いし、中身もいい子。
今回はキューピッドにはなれなかったけど、2人に早く幸せが訪れますように☆
そして満腹にもかかわらず、目の前に食べ物があるとついつい食べてしまうという
困った病気が発祥したため、今日もデブ街道まっしぐら・・・。

一目惚れ【Part2】

2004-12-13 00:38:43 | 日常の独り言
な・・なんと!!
私がお手洗いに寄ってから職場に戻ってみると、UさんとYさんは、
「えりりん(仮)がSに惚れた!!」と残業中の先輩達に言いふらしているではないか!
そう、Sさんはネットワークに精通しており、うちの部署ではちょっと顔が知れていたのである。

この日から私がどんなに大変な思いをすることになったか、想像してみて欲しい。

Sさんから別件で私の部署に電話があったとする。
そうすると、「噂で聞いたがえりりんがメロメロらしいな。」とSさんに言う。
また、別の先輩Tさんが無理やり電話を代わり、「えりりんをよろしく頼む!!」という始末である。
またSさんが私の部署にくると、「えりりん、Sが来てるぞ!!」とSさんに聞こえるような
大きな声で、皆が私に報告しにくる。
そして事あるごとに、「何か進展はあったか?」と聞いてくる。
おまえらのせいで話せるもんも話せなくなっちまったじゃね~か!!このやろ!!

このプロジェクトの提案書提出のため、私は3日程家に帰らず
(と言っても、職場の近くの友達の家に泊まっていたのでシャワーは浴びているが)
同じ服を着ていた時にも、「そんなんじゃSに嫌われるぞ」
余計なお世話だっつ~の!!
私は別に何と言われようといいが、Sさん側にも同じようなことを言っているというのが
さぞかし迷惑なんだろうなと思うともうほんとに申し訳なくて居た堪れなくなった。

Uさんは
「俺はお前の幸せを願って、こうしてるだけなんだぞ。むしろ感謝しろ。」
いけしゃーしゃーとよくぞ言ってくれるわ、Uよ。ほんとになんてやつだ。

数日後、飲み会にSさんも呼ぶことになり、少しだけお近づきになることができた。
しかしその時もSさんに「えりりんが気合の入った勝負服で臨むから楽しみにしてろ!」
などと言ってくれるわ、とにかくその飲み会では周りのあまりの野次に、顔まともに見ながら話すことさえできなかった。
おまえら、小学生かよ!?
あげくの果てに、
「S、今日はえりりんをお持ち帰りしていいぞ!」
Sさん、ひいてるじゃね~か!!

そしてSさんにも私のバカキャラがバレてしまい、すっかりただのネタとなってしまった。
そんなふうに私の淡い一目ぼれは儚く散ったのであった・・・・。

その後どうなったって?
部署も職場(駅)も別であったにも関わらず、別の案件の手伝いであったり、先輩の結婚式の
2次会であったりと、忘れた頃に何かとSさんに会うことがしばしばあり、
周囲の大変ありがたいお気遣い(怒)のお陰で、Sさんとはだいぶ打ち解けて話が
できるようになった。
今ではたまにメールをしたり、飲み会があるとお誘いの電話がきたりするようになった。
しかし、今ですら、Sさんの部署の人に会うと、全く知らない人から、
「Sさんのファンのえりりんさんですよね。」
と声をかけられる。

私の部署の後輩達からは「Sさんのどこがいいの?」と不思議がられる。
確かに色眼鏡なしに見ると、全然かっこよくないし、当初の「クールで切れ者」のイメージ
とは全く逆で、飲み好きの人懐っこい性格であった。
しかしながら、あの直感というのは不思議なもので、どんなにイメージが変わったとしても
私にとって素敵であることには誰がなんと言おうと変わらないのである。
でれっとした「だらしのない笑顔」もまたキュート。
というわけで、Sさんのファン一号というレッテルを貼られたまま、もうしばらく居ても
いいかな、と思っている。

一目ぼれ話を真面目にしようと思ったのに、ただのお間抜け体験談になってしまった。。。