旅のひとコマ~プー太郎突入~

旅での出会い、発見、感動など、断片的な過去の記憶をたどる。同時に日々の行動や想いも気の向くままに掲載。

会社を辞める理由

2005-11-09 01:12:02 | 日常の独り言
辞める宣言をしてから、何度も上司から考え直してくれって言われて、
やっと、1ヶ月かけて、部長が「わかった」と言ってくれた。
代わりの人が決定していないから、仕事の引継ぎは全くまだ手付かずだ。

なんで私が会社を辞めることにしたのか、
クローカさんのリクエストにお答えして理由を列挙してみる。

・もともとIT音痴の私がIT業界に入ったのは、
「コンサル」に近い仕事がやりたかったから。
就職活動時にコンサル会社はライフプランに合わないので断念し、
それに近いIT業界の提案営業としてやってはみたが、
結局どうしてもシステムを好きになれなかったから。

・もともと一生この会社にいるつもりではなかったし、
3年たったら、考えようと思っていたから。

・営業として、数億のシステムを売ることに喜びを感じない。
どうせ売るならもっと自分にとって身近で、
自分が本当にいいと思っているものを心から売りたい、と思ったから。

・仕事とプライベートがあまりに分離していることに疑問をもつ。
好きなことを仕事にすることが必ずしもいいとはいわれないが、
人生の大部分を占める仕事は好きなことであった方がいいに違いない
と強く思ったから。

・漠然と何か違うと思いながら、ある程度上司や周囲から認められていて、
それなりのお金をもらって、それなりに恵まれた環境で、
そんな自分に甘んじてこのままここに居続けることは、
何か違うという不満を一生持ち続けることだと思ったから。

・自分が一番なりたくなかった、
「毎日ため息をついて会社や仕事の愚痴を言いながら生きている人間」
になっていたことに、ふと気づいたから。(休日は例外ですが)

・自分の会社に「尊敬できる人」はいるけど、
「こうなりたいと思える人」はいなかったから。

・仕事のストレスで体力的精神的にも胃炎や蕁麻疹などが
症状として出始めていたから。

・理由なしに自分が心からしたい、
と思うことに素直にただ従ってみるのもいいかな、
と思ったから。

まぁ挙げればキリがないけど、色んな理由で、辞めることだけは
1年以上前から決めていて、あとはタイミングを見計らっていたんだ。
今のプロジェクトがあと1年以上は続くので、
どうしてもしばらくは続けないといけない、って何故か思っていた。
それは、私が持っている責任感とか真面目な一面がそうさせたわけだけど、
それだけじゃなくて、自分にとって面倒なこと、
怖いことを先延ばしにしていただけだったんだって、ふと思って。

長年付き合った彼と別れたタイミングで、
長年夢だった世界一周に行ける、って思って、
そしたら、周りに悪いとかそんなのはそっちのけで、
今辞めなきゃ、って思ったんだよね。

何かを始めるのに遅すぎるということはないけど、
私にとって「年齢」は大きなポイントだった。
これが数年遅かったら、
もしかしたらこの決断はなかったかもしれない。

次の転職先が見つかるまでは辞められない、
と思っていた固定観念は何故かその時点でどっかに吹き飛んでいた。
辞めてもまた働くつもりだし、
それなら半年くらいロングバケーションをとってもいいかなーって。
親は反対だけど。。。

今よりお給料が下がることや、条件が悪くなることはある程度覚悟している。


それにしても。。。

やっとこの地獄の仕事の日々とサヨナラできるって、
すっごーく嬉しい反面、急に不安になってきたりして。

お金、ないし。
彼氏、いないし。

帰ってきても職なしで齢だけとっていって、
結婚できなかったらどうしよう?とか、
今の会社の居心地の良さだったり、福利厚生だったり、
お休みがとれる点だったり、いいところが目立って、
急に惜しくなったりする。
人間って、ないものねだりしちゃうもんだな。

それでもどっかで、この決断には自信を持ってるだよね。
なんでかな。きっとインスピレーションに従う、ってことは
自分にとって「絶対」だって思ってるからかな。

さて、そろそろ寝ます。
長々と締まりのない文章にお付き合いいただきありがとう。