旅のひとコマ~プー太郎突入~

旅での出会い、発見、感動など、断片的な過去の記憶をたどる。同時に日々の行動や想いも気の向くままに掲載。

インド4(出会った人々)

2005-05-23 00:26:17 | 旅写真とコメント


砂漠の小さな村。英語もしゃべれない、村の人々が歓迎してくれる。最近男の子を生んだ彼女は、彼を撮ってくれと言ったかと思うと、おもむろに赤ちゃんのパンツを脱がせ、しっかりとってねと男の子との印を指差して、笑っている。周りの女の人もみんな爆笑し、つられて私も笑った。それではまだあきたらないらしく、今度はおっぱいをあげているところを撮りたいと、欲してもいないのに無理やり赤ちゃんにしゃぶらせる始末・・・。そんなお茶目な彼女の一連の行動を感じさせてないクールな表情での一枚。








チャイ屋のおっちゃん。


ビカネールという砂漠の町の小さな市場。おっちゃん達は、丁度お昼ごはんの最中だった。お昼といってもチャパティに塩をかけたトマトやたまねぎやヨーグルトをつけて食べるだけのものだったが、私も一緒にいただくことにした。ここでもだーれも英語なんか話せなかったけど、みんな笑っていた。観光地化されていないこの町ではまだまだ外人は珍しいみたい。

こうして私はやっぱり人ばかり撮っているのだった。

インド3マハラジャ宮殿(ジャイプル)

2005-05-21 01:42:39 | 旅写真とコメント
ジャイプルでは、インドの安宿の旅らしからぬ、だいぶフンパツして、マハラジャの宮邸をホテルにしたジャイ・マハル・パレスに宿泊した。






まるで宮殿のようなこのホテル、サービスも行き届いているし、インドの旅に疲れた身体を癒してくれる、お勧め。


ここがインドであることを忘れてしまい、のんびり過ごした上に、テニスと卓球までやってしまった。ジムやプールもあって、1日楽しめる。


日本円で1万円強なので、インドの物価を考えたら高いけど、これだけリッチな気分を味わえるのだからかなりお得。


以下ドライバーの話。マハラジャは何人も奥さんがいて、しかも、特別なオイルを使ってペニス(失礼)マッサージを行っていたため、精力絶倫だったそうな!!「スペシャルオイルでマッサージ」というフレーズとその間抜けな様を想像したらおかしくなって爆笑してしまった・・・


インド2(ジュンジノの美女達)

2005-05-16 01:25:24 | 旅写真(世界の子供)
デリーへに戻る道のりがあまりに遠いため、ジュンジノというガイドブックにも乗っていないような砂漠の街に一泊した。そこには、インドの子どもたちとは一味違った小さな美女達がたくさんいた。こんな時に限って一眼レフは充電切れだったのだけど・・・。









三井昌志さんが、「アジアの瞳」という写真集の中でこのように言っていた気持ちがよくわかる。

「少女というのは、子どもの無邪気さと大人の女との間にあって、どちらでもないしどちらでもあるという微妙な存在だ。シャッターを切るたびに、彼女は違った表情を見せてくれる。まだあどけなさを残した少女の仕草が妙に色っぽくて、思わず見とれてしまうこともあれば、次の瞬間にはこちらの思惑を見透かしたような醒めた視線を投げつけてきたりもする。
何が飛び出すかは、シャッターを切ってみるまでわからない。彼女の表情は一度きりのもの、その瞬間にしか存在しないものだ。
だから僕は少女の写真を撮り続けた。移ろいゆく姿を写真という形にとどめておきたかったのだ。」

インド1(キャメルサファリ)

2005-05-16 00:45:16 | 旅写真とコメント
ただいまです~おひさしぶりです!!
相変わらずブログの更新怠っております。

先週の日曜にインドから帰国したが、飛行機が10時間も遅れ、
家についてたのは夜。次の日から仕事でバタバタしており、GWのつけが回ったのが、
家に帰ったのは1週間で1回だけ。(徹夜で仕事してたわけではなく、
相変わらず夜の12時から飲んだりしてただけなので自業自得ですが)

結局北ではなく、砂漠のラジャスターン地方へ。

お決まりのキャメルサファリ。

キャメルマンは、何もない砂漠で、チャパティー一つをとっても粉をこねるところから作ってくれ、見事なディナーを振舞ってくれた。かっこいいぜ♪


ちょっと砂がまじっていたが、サイコーにおいしかった。前の晩仲良くなったホテルの学生オーナーアミットとドライバーのラジャと食卓を囲んだ。


夜は冷えるので、テントの中で寝たのだが、月が出たよとキャメルマンが起しにきてくれた。
真っ暗闇ではなく、月明かりというものが本当に明るいのだと実感した。

天然のプラネタリュウムを見ながら、流れ星の数をかぞえた。上を見上げなくても、自分の目線に見える星というのは、贅沢な気分だ。
昔の人が、空はドーム型になっていて、その天井に星が張り付いてると思っていたのがうなづけるなぁとか、今見ているこの星のひかりは、何万年も昔の光で、今私が見ているこの星は、とっくに消滅してるかもしれないなぁとか、考えながら・・・。


空が次第に明るみ始める様は、すごくキレイだった。気づくと一面の星は、いつの間にかどこかへ消えてしまっていた。昔何かで読んだことがある、「昼間は星が見えなくなってしまうけれど、夜が明けるまでずっと一つの星を眺めていると、周りが明るくなっても自分だけはその星を見て、存在を確認することができる」というのを思い出し、一生懸命に見た。気づいたらなくなっていたけれど。


枕草子の冒頭部分、「春は、あけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、少し明りて、紫だちたる雲の、細くたなびきたる。」を思い出しながら、朝日が昇るまで、テントの外で一人ぼんやりしていた。

日が昇りきった頃、キャメルマンが入れてくれたチャイを一杯すすり、出発した。