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戦争をしないという選択

2019-08-27 | 映画・TV
先日相方の有給休暇消化でぽっと休みができたので、映画『アルキメデスの大戦』を観てきました。




ワタクシ菅田将暉推しなので、是非とも見たいと思っていたのに
なんと封切からひと月経つという……(-_-;)菅田クンゴメン


菅田将暉推し
(C)2019「アルキメデスの大戦」製作委員会


可愛いねぇ。
『おんな城主 直虎』の井伊直政のときからビビビッと来てました。
日本人の俳優やタレントを推すってことは殆どないんですけど(洋画や海外ドラマが中心なので)、
菅田将暉クンだけはおばちゃん推しちゃう。
(とち狂ったかのようなマイブーム 汗)



まあそれは置いといて。
以下ネタバレ有りです。







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大和沈没から始まる。
これを見るだけでも、戦争はしちゃいかんと思う。
何故もっと早くに戦争を終わらせることが出来なかったかと思う。

戦争を止めるために奔走した菅田クン櫂直だが、結局は、天才的能力を差し出して美しすぎる怪物とも言える戦艦を生み出してしまう。おそらくは苦渋の決断。
おばちゃんは、なんともやり切れない気持ちで涙しそうだった。

史実として大和は造られているわけで、どう落とし前をつけるかと思っていたら、もはや戦争は止められないから、日本の象徴”大和”と名付けた戦艦を沈めることで、日清日露と勝ち続け負け方がわからぬ我々日本人に、戦うことを諦めさせる、この戦艦を造る意義はそこにあると。
そう来たか。

そういえば中学のときの美術の先生が、学徒動員で大和を造ってたと言ってた。
あの当時先生はどんな気持ちで大和を造り、これは史実じゃないけど、あのような理由で造られる戦艦に携わったと知ったら、どんな気持ちになったろうと思って複雑だった。
(先生、元気かなあ)

必ず負けると思っていても、戦争を止められなかったこと、
戦争をしないという選択をしなかったこと、
そしてつい先日公開された、昭和天皇が国民に深い悔恨と反省の気持ちを表明したいと強く希望したという資料など、
わたしたちが考えなければいけないことは、たくさんある。


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★おまけ★
映画に出てきた兵隊さんの多くは、デジタルエキストラでした。
昔に比べれば日本のVFX技術も随分進歩しましたが、やはりまだまだですね。
大和が沈没するときの兵隊さんや、山本五十六が乗艦するときに甲板に立つ兵隊さんが、あーこれつくり物ね、レベルでわかっちゃうという。
ハリウッドと比べたら予算が違うから仕方ないんだろうけど。
まぁでも、こういう素晴らしい映像技術が発展してきたおかげで、かつてとは比べ物にならないくらいの臨場感あふれる大和の勇姿が見られるようになったことは喜ばしいです。



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