煙草をやめてから一ヶ月以上になるが、これが変化と言えるのではないかと思うことがあり愕然とした。体重計に乗ったらいつも70kgくらいでデジタル表示が示していたものが75kgと出た。夕食を食べたあとだったこともあるが、そう言えばまた腹がでてきたような気がしていた。翌日、再度朝の時刻に測ってみたら73.5kgであった。やはり体重が増えている。血圧がずっと正常であったが、この半年、上がり気味で二度、150、160があった。肝機能も注意信号であると医者から聞かされていたが、酒は休むことはない。だいたい酒の飲みすぎと過度なストレス、睡眠不足は若い時期にある程度続くと長生きできないような気がする。石原裕次郎にしても美空ひばりにしても、過酷な生活と飲酒にあったのだろうと思う。
別の見方をすることもできる。酒を飲もうが睡眠不足であろうが、過度なストレスであろうが、「もうこれ以上することないじゃないか」「やり切ったじゃないか」と裕次郎やひばりを見ていると思う。つまりそれが寿命なんだと。やりきっていないものがやり切るように心身の時間は作られているように思える。
好奇心。疑問に思ってそこを掘ってみようかなという力。つまらないことはすぐに忘れてしまう力。自分の未来を肯定する力。異性を気にかける力。この力というのは能力のことである。孤独を孤独がらない力。自己慰みの方法を知る力。ぼくはそれを生きる力だと思っている。
中学を過ぎてから特別な運動はしてこなかったから、ほどほどに走れ、歩け、日常の動きができればよい程度に思っている。ぼくは時々、わざと速足で歩く運動をやっている人を見ると、意地悪な目でその人の足先を見る。膝を捩じって、歩いているのではないか、と思ってしまう癖がついているのだ。歩く度に膝を捩じる。日本人女性に多い膝痛。両足先の角度は15度から30度までの範囲。一直線上にビテンを乗せる要領。ビテンとは内踝(うちくるぶし)から垂直におりる線と第二趾からの線が交わるとところにある重心点である。そこを意識して歩く。俳優でこれを実行しているのは水谷豊、長谷川博巳、反町隆史などなど。
女優では樋口可南子、倍賞千恵子、若い人では上戸彩。米倉涼子はつま先をまっすぐにするため、ややふくらはぎが歪む。
この歩き方は単なる膝捩じりのためだけではない。ヒップが上がる。背筋がしゃんとする。胸郭出口は開く、つまり猫背が矯正される。よいことずくめである。これは好奇心から自分なりに研究、発見したことである。検証も済ませている。踵(かかと)着地などというのは大雑把過ぎるのである。
十代なら三週間もすれば脚の形がよくなる。二十代でも一ケ月もすればそうなる。日本はこのようなことが体育や保険教育に入ってこない。ぼくは国語教科書の中にあっていいとも思っている。
ある中国人の脚の素敵な女性がぼくに言ったこと。「中国では小さい時に歩き方は厳しく教えられる。お祖父さんに足をたたかれた」と。本当かどうかは見分していない。
別の見方をすることもできる。酒を飲もうが睡眠不足であろうが、過度なストレスであろうが、「もうこれ以上することないじゃないか」「やり切ったじゃないか」と裕次郎やひばりを見ていると思う。つまりそれが寿命なんだと。やりきっていないものがやり切るように心身の時間は作られているように思える。
好奇心。疑問に思ってそこを掘ってみようかなという力。つまらないことはすぐに忘れてしまう力。自分の未来を肯定する力。異性を気にかける力。この力というのは能力のことである。孤独を孤独がらない力。自己慰みの方法を知る力。ぼくはそれを生きる力だと思っている。
中学を過ぎてから特別な運動はしてこなかったから、ほどほどに走れ、歩け、日常の動きができればよい程度に思っている。ぼくは時々、わざと速足で歩く運動をやっている人を見ると、意地悪な目でその人の足先を見る。膝を捩じって、歩いているのではないか、と思ってしまう癖がついているのだ。歩く度に膝を捩じる。日本人女性に多い膝痛。両足先の角度は15度から30度までの範囲。一直線上にビテンを乗せる要領。ビテンとは内踝(うちくるぶし)から垂直におりる線と第二趾からの線が交わるとところにある重心点である。そこを意識して歩く。俳優でこれを実行しているのは水谷豊、長谷川博巳、反町隆史などなど。
女優では樋口可南子、倍賞千恵子、若い人では上戸彩。米倉涼子はつま先をまっすぐにするため、ややふくらはぎが歪む。
この歩き方は単なる膝捩じりのためだけではない。ヒップが上がる。背筋がしゃんとする。胸郭出口は開く、つまり猫背が矯正される。よいことずくめである。これは好奇心から自分なりに研究、発見したことである。検証も済ませている。踵(かかと)着地などというのは大雑把過ぎるのである。
十代なら三週間もすれば脚の形がよくなる。二十代でも一ケ月もすればそうなる。日本はこのようなことが体育や保険教育に入ってこない。ぼくは国語教科書の中にあっていいとも思っている。
ある中国人の脚の素敵な女性がぼくに言ったこと。「中国では小さい時に歩き方は厳しく教えられる。お祖父さんに足をたたかれた」と。本当かどうかは見分していない。