25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

イーオン フラックス

2017年11月03日 | 映画

 「イーオン フラックス」を最初見た時は シェリーズ セロンばかりに見とれていて、あらすじだのを追う暇もなかった。監督もそれでいいよ、と言っているようだった。走る、飛ぶ、蹴る、そのすべて美しく撮っていた。

 今回はあらすじを理解する余裕があった。2400年代の話で、人類は不妊症になってしまうウィルスで地球に残るのは500万人ばかりだった。その500万人もほとんどがクローン人間である。政府は周囲に壁を作り、そのなかに人間を住まわせている。独裁的と思われている。反政府組織がある。実は独裁者はなんとしても不妊症を治す薬の開発がすすめ、元の人類世界を作りたいのだ。独裁者を暗殺する指令を受けているのがシェリーズである。そのターゲットまでたどり着き、殺そうとしたとき、独裁者はキャロリンではないか、と暗殺者に向かって言う。暗殺者に、なにかしらの動揺が起きる。そして殺せない。結論を言えば、独裁者は元夫なものだ。そして彼は組織内から解任されようとしていた。新薬の開発に反対する現状維持の勢力である。

400年後の世界では300歳を越える人もいた。目や耳には微粒のデバイスが組み込まれている。秘密の情報は液体飲むことで、情報が発せられ、自分だけに聞こえる。

 とまあ、こんなものだが、人間の脂肪と筋肉、下肢、上肢

頭部、目、鼻、唇は美しいものだ、とつくづくまた思ったのだった。