25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

お金もち

2015年03月04日 | 日記
 起業し、成功させ、上場し、持ち株の一部を売ってで利益を得る。これが資本主義の一側面だ。そうやって金持ちになる。
 制度が変わることによって金持ちになる場合もある。進駐軍による農地改革で小作農だったものが農地主となる。その農地主が後に農地を売る。そこに大きなモールができる。農地がお金になる。
 まだある。宝くじが当たる。まだある。巨額な財産を相続する。お金持ちのなり方は今の時代ではこの4つしかない。
 投資ができ、持ち株を売れるのもお金持ちだからだ。全財産を株に賭けることもできる。それは宝くじと同じだ。

 このことは何を意味するか。それは「今成功していること」と「成功」という本来の意味が違っていることだ。
 今成功している人はよくよく注意しなければいけない、ということだ。
 時代の流れの読み間違いだってある。油断ということだってある。いい気になっていて滑る場合もある。

 僕は金持ちではない。ただゴッホやシューベルトや若仲を尊敬している。つまり現世で功を成すわけではない。後世の人々に評価されるのである。そういう人たちを師匠のように思っている。だからと言って僕は才能あるゴッホでもなければシューベルトでもない。いつも未来から現在を考えているということだ。そして過去を見る場合は大過去から見るということだ。

 現世で成功した人たちの成功に至る話がある。今日は孫正義の成功のポイントをテレビで予備校の先生が解説していた。
 これを書きながら「深夜食堂」を見ている。最近、涙もろくなった。バターライスにちょっと醤油をたらす。美味そうだった。