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★ミヤマガラス(深山鴉)

2018年11月17日 | 野鳥

ミヤマガラス(深山鴉)は山奥に棲んでいそうな名前ですが、毎年冬になると大陸からここ糸島二丈の平野部の田んぼに渡って来ます。数十羽以上の大群で群れ飛ぶ様は冬の風物詩です。遠目には普通の黒いカラスなので、野鳥に興味のない人が見かけたとしても本当にただ黒いカラスが群れているとしか思わないでしょう。また、去年はこの群れの中に珍しいコクマルガラスが混入していたそうで、今年は注意して観察します。

 

ミヤマガラスは全長47cmほどでクチバシがやや白っぽく、ハシボソガラスよりもさらに細く尖って見えます。

 

以下カラスの写真は「日本野鳥の会」バードファンより https://www.birdfan.ne

 

コクルマガラスは全長33cmほどで、日本に飛来するカラス属では最小種です。嘴は細く短く全身は黒い羽毛で覆われ、側頭部に灰色の羽毛が混じります。頚部から腹部の羽毛が白い淡色型と、全身の羽毛が黒い黒色型がいます。羽毛が白いのは遠くからでも判別しやすいのでしょうが、大小の判別は識別できるのか不安です。これからは双眼鏡を車に置いておきましょう。

 

ハシブトガラスは全長56cm、翼開長100cm、体重550-750gほどで、全身が光沢のある黒色をしており、雌雄同色です。ハシボソガラスよりやや大きく、嘴が太く上嘴が曲がっているところと、額(嘴の上)が出っ張っているところで判別できます。一般的に呼ばれる身近なカラスとは、このハシブトガラスとハシボソガラスでしょう。

 

ハシボソガラスは全長50cmほどで、全身が光沢のある黒色をしており、ハシブトガラスに似るがやや小さく、嘴が細く上嘴があまり曲がっていないところと、額(嘴の上)が出っ張っていないところで判別できます。鳴き声でも容易に判別できます。ハシブトガラスは「カーカー」と澄んだ声で、ハシボソガラスは「ガーガー」と濁った声で鳴きます。

 

このほかカラスと名の付く鳥は九州にはいないようですが、このホシガラスは高山地帯に住んでいます。

 

身近なハシブトガラスとハシボソガラスは雑食性で、学習と記憶の能力に優れ、いろんな環境下でも生きていけ、天敵というものがあまりなく、自由な世界で過ごしています。10年ほど前に自宅の玄関横の欅にキジバトが巣をかけ羽化して可愛い声が聞こえてきたのですが、ハシブトガラスがヒナを巣から落としてしまいました。食べることもしないでただ命を弄ぶ行為に悲しくなりました。ほかの鳥は行動そのものが生きることですが、どうもこの鳥は「遊び」を知っているようです。野鳥の会の会員ですがあまり好きになれない鳥です。次の写真の鳥もカラスの仲間です。

 

からぃ ないごてなっと からぃは やまに もぞか ななっの こどんがおっからよ

からす なぜなくの からすは やまに かわいい ななつの こがあるからよ


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