開場30分以上前から待ち客が広小路亭前に並んでいました。
チケットは当日の段階で完売とか!
講談の前座さんの勉強会に、広小路亭は立錐の余地も無いほどの大入りです!!
神田織奈…『柳沢昇進録 -お歌合わせ-』
※満員の場内にも臆することなく“開口一番”の任を務めました。
桂宮治…『垂乳根』
※開演前、2階でアタシにコーラをねだった宮治さん・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ウソです・・・・・・・・
高座に登場するなり、
『広小路亭にこんなにお客さんがいるのを初めて見ました!』
講談の会の前座ということで、アウェイ感がありあり。
『織奈さん、スゴイですねぇ…。音も無しに出て来て、張り扇をパンパンと叩いて話に入る』
『私は高座が終わって、音も無い所でまた釈台とか出さなきゃならないんですから・・・』
『15分後、噺が終わってもズーッと拍手をしていて下さい』
つまり落語家さんは、出囃子が無い場面での出入りや高座返しが苦手なようで・・・
『垂乳根』・・・いろんな落語家さんで、もう飽きるほど聴いていまして・・・実際飽きているんですが・・・
イヤー、笑ったなぁ・・・!
おそらく『垂乳根』を聴いてこんなに笑ったの、初めてじゃないかなぁ???
特に八五郎が七輪に火を起こす“妄想場面”が秀逸!
アウェイなんて事を感じさせない、宮治さんの見事な一席でした!
もちろん、高座返しの間、拍手が鳴り止みませんでしたよ!
宝井琴柑…『源平盛衰記 -宇治川の先陣争い-』
※袴姿で登場の琴柑さん。
佐々木高綱(生食)と梶原景季(磨墨)の先陣争いですが、馬の腹帯が緩んでいるのを高綱が指摘し、景季がそれを直している間に高綱が一番乗りを果たすというもの。
頼朝公から馬を賜る時ともそうですが、な~んか高綱って“ズルイ”なと感じてしまいます・・・。
「高綱が策士なんだ」とか「戦場では“生き馬の目を抜く”戦法が必須」と言われればそれまでなんですが・・・。
歴史がそれほど得意ではないアタシがこういうことを書けるのですから、琴柑さんの『宇治川の先陣争い』は非常にわかりやすく聴くことができました!
立川吉幸…『幇間腹』
※昨年6月の「琴調先生の会」以来2度目の吉幸さん。
その時も『幇間腹』でした・・・
《お仲入り》
宝井馬琴…「ご挨拶」
※孫弟子の会にご挨拶で登場した馬琴先生。
琴柑さんの入門エピソードや、ご自身が前座時代に開いた勉強会のこと、さらに講談師の在り方などを話していらっしゃいました。
『講談は“構造不況業種四天王”の一つ』とか、白隠禅師の“動中の工夫は静中の工夫に勝れり”とか、「講釈師は脇役になれ」…主役よりも脇役の方が印象に残りやすい…とか。
特にご自身の前座時代の勉強会の話では、旧・本牧亭が満席になった状況を見て、急遽師匠(先代・五代目馬琴師)が「お客に悪い」とトリを取ってしまったことなど、楽しい逸話が満載の“ご挨拶”でした!
宝井琴柑…『坂本龍馬とおりょう (宝井琴星・作)』
※「前座勉強会」や「四姉妹」などで何度か聴いている『坂本龍馬とおりょう』ですが、今回はその集大成とも言うべき高座。
流れ出る大粒の汗を拭き拭き、師匠の琴星先生が作った読み物を渾身の力で読み上げていました。
昨年の1回目は土曜の昼ということで参加できなかったのですが、その時も大入り札止めだったそうで・・・。
芸も然ることながら、やはり琴柑さんの“人柄”がこれだけの集客を呼んだのだと思います!
来場者が老若男女と客層を問わないのも琴柑さんの魅力なのでしょうね!!
チケットは当日の段階で完売とか!
講談の前座さんの勉強会に、広小路亭は立錐の余地も無いほどの大入りです!!
神田織奈…『柳沢昇進録 -お歌合わせ-』
※満員の場内にも臆することなく“開口一番”の任を務めました。
桂宮治…『垂乳根』
※開演前、2階でアタシにコーラをねだった宮治さん・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ウソです・・・・・・・・
高座に登場するなり、
『広小路亭にこんなにお客さんがいるのを初めて見ました!』
講談の会の前座ということで、アウェイ感がありあり。
『織奈さん、スゴイですねぇ…。音も無しに出て来て、張り扇をパンパンと叩いて話に入る』
『私は高座が終わって、音も無い所でまた釈台とか出さなきゃならないんですから・・・』
『15分後、噺が終わってもズーッと拍手をしていて下さい』
つまり落語家さんは、出囃子が無い場面での出入りや高座返しが苦手なようで・・・
『垂乳根』・・・いろんな落語家さんで、もう飽きるほど聴いていまして・・・実際飽きているんですが・・・
イヤー、笑ったなぁ・・・!
おそらく『垂乳根』を聴いてこんなに笑ったの、初めてじゃないかなぁ???
特に八五郎が七輪に火を起こす“妄想場面”が秀逸!
アウェイなんて事を感じさせない、宮治さんの見事な一席でした!
もちろん、高座返しの間、拍手が鳴り止みませんでしたよ!
宝井琴柑…『源平盛衰記 -宇治川の先陣争い-』
※袴姿で登場の琴柑さん。
佐々木高綱(生食)と梶原景季(磨墨)の先陣争いですが、馬の腹帯が緩んでいるのを高綱が指摘し、景季がそれを直している間に高綱が一番乗りを果たすというもの。
頼朝公から馬を賜る時ともそうですが、な~んか高綱って“ズルイ”なと感じてしまいます・・・。
「高綱が策士なんだ」とか「戦場では“生き馬の目を抜く”戦法が必須」と言われればそれまでなんですが・・・。
歴史がそれほど得意ではないアタシがこういうことを書けるのですから、琴柑さんの『宇治川の先陣争い』は非常にわかりやすく聴くことができました!
立川吉幸…『幇間腹』
※昨年6月の「琴調先生の会」以来2度目の吉幸さん。
その時も『幇間腹』でした・・・
《お仲入り》
宝井馬琴…「ご挨拶」
※孫弟子の会にご挨拶で登場した馬琴先生。
琴柑さんの入門エピソードや、ご自身が前座時代に開いた勉強会のこと、さらに講談師の在り方などを話していらっしゃいました。
『講談は“構造不況業種四天王”の一つ』とか、白隠禅師の“動中の工夫は静中の工夫に勝れり”とか、「講釈師は脇役になれ」…主役よりも脇役の方が印象に残りやすい…とか。
特にご自身の前座時代の勉強会の話では、旧・本牧亭が満席になった状況を見て、急遽師匠(先代・五代目馬琴師)が「お客に悪い」とトリを取ってしまったことなど、楽しい逸話が満載の“ご挨拶”でした!
宝井琴柑…『坂本龍馬とおりょう (宝井琴星・作)』
※「前座勉強会」や「四姉妹」などで何度か聴いている『坂本龍馬とおりょう』ですが、今回はその集大成とも言うべき高座。
流れ出る大粒の汗を拭き拭き、師匠の琴星先生が作った読み物を渾身の力で読み上げていました。
昨年の1回目は土曜の昼ということで参加できなかったのですが、その時も大入り札止めだったそうで・・・。
芸も然ることながら、やはり琴柑さんの“人柄”がこれだけの集客を呼んだのだと思います!
来場者が老若男女と客層を問わないのも琴柑さんの魅力なのでしょうね!!