やればできる!・・・はず?

「やればできる」と言われてもう何年経ったのかな?まあ、やればできるからまだやりませんよ。
でも、いざやってみたら・・・

お父さんのバックドロップ

2005年01月21日 | 映画
映画お父さんのバックドロップを観に渋谷に行った。
ミニシアターというだけあって場内はかなり狭く、ボクの前に座ったオヤジはかなり邪魔であった。

映画を観た感想は、正直やられたという気持ちだった。
一杯食わされたという意味ではなく、素直にやられたという意味である。

特に話題のある有名人や、ド派手な演出があるわけでもない。
だけど、イイのだ。ボクの心に上手くは言い表せないが何かが届いた。
何かがボクの心を刺激した。忘れていた何かが僕の心の中で蘇った気がする。

気が付くとボクは泣いていた。声が出そうになるのを抑えながら、カッコ悪いほど
泣いていた。周りからも鼻をすする音が聞こえる。

今まで、テレビや映画をみて泣くことはあった。しかし、それは言っても泣くという行為だ。
でも、今回は号泣である。まさに1人花粉症状態である。

何がそんなに良かったのだろうか?ボクはそれを上手く表現できない。
でも、あえて言うのであれば、出演者、演出、脚本、音楽と全てがすばらしいのだ。
見事なまでに調和の取れた、いいバランスで1つの世界を作っている。
そして、観るものはその世界に引き込まれるのだ。

生きるのが不器用でも、不器用なまでの一生懸命さというものに、ボクは心を打たれたのだ。

この作品は映画好き、プロレス好きにはもちろん、それ以外の人にも是非、観て欲しい。
多分、忘れていた感情があなたの中に蘇るだろう。

おすぎではないが、見ない人はタイガー・ジェット・シンのサーベルで刺されてしまえである。
渋谷では1月28日までやっている。急げ!!

この映画に点数をつけるとしたら100点である。
誰かに「好きな映画は?」と尋ねられたらボクは胸を張ってこう答えるだろう。
「お父さんのバックドロップだよ!」と。

やっぱり映画はハッピーエンドが一番である。

でも、1点だけ困ったことが。終了後に売店でパンフと原作本を買った。
なんかみんながボクを見てる気がした。なぜだろう?そんなに変な格好はしてないはずだし。
それとも、急にイケメンになったのか?不思議である。

トイレに入った。手を洗う。ああ、答えがわかった。
目のあたりが真っ赤である。もちろん目も。これでは泣いたのがバレバレだ。

その後、トイレから数分間出られなかった。
観賞の際には気をつけて!


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