テンキチのブログ「誠」

忘れてはならない誠=真実を記しておきます。テンキチが気づいた其の度に。

真実の歴史講座 -31-

2005年08月15日 09時51分04秒 | 歴史のこと
  【自存自衛の為の開戦】

 明らかにアメリカもハルノートは宣戦布告と考えているのであります。これはアメリカでも問題になっています。どういうことかと言いますと、11月27日には戦争体制に入っており、開戦の秘密指令も出しているのですが、このことは大統領や一部の者だけが知っていて、議会には何も言っていないし、国民にも知らされておらず、これは重大なる国民への背信行為だというのです。
 そうしたことをアメリカの歴史学者ピアード博士(アメリカ歴史学会会長)は『ルーズベルト大統領と1941年の開戦』という本に詳しく書いています。これが日本語訳で発行されれば正しい事実がかなり分かったのですが、当然のごとくマッカーサーは翻訳を禁止します。とにかくピアード博士は「ルーズベルト大統領は真珠湾攻撃を百も承知していた」と書いているのですから。また、アメリカでルーズベルトに対する査問委員会が開かれるのですが、民主党の大統領に対して野党の共和党は委員会の人数からして少なく、政治工作によりルーズベルトは無罪になったことなども書かれています。ジョン・トーランドも『真珠湾攻撃』という本で、この間の事情を詳細に書いています。このなかで、スティムソンは真珠湾攻撃を知っていたと立証しています。
 日本では、ハルノートを突きつけられて、12月1日に御前会議が開かれます。そして、この御前会議で日米開戦やむなしと、全員一致で可決します。誰一人として反対意見をする者はいませんでした。
 大東亜戦争に至る経緯に侵略性など全くなかったのです。「開戦の詔書」にあるとおり、我国は自存自衛の為に、まさにやむを得ずして立たざるを得なかったのであります。

 昭和16年12月8日、日米開戦に伴い発せられた「開戦の詔書」には、米英との戦争に至ったことはやむを得なかったとして「アニ朕ガ志ナラムヤ」と昭和天皇の望んだことではなかったことが主張されている。また、中国(中華民国)については「帝国ノ真意ヲ解セズ、ミダリニ事ヲ構ヘテ東亜ノ平和ヲ攪乱」と、米英については「平和ノ美名ニカクレテ東洋制覇ノ非望ヲタクマシウセムトス」と批判している。

<続く>

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