小室みえこです。
昨年平成28年10月から、福島第一原発事故に伴う放射性物質による健康不安の軽減を求め、甲状腺超音波検査の費用の一部負担が始まり一年以上が過ぎました。
当初の見込みより、申し込みが増え、予算を増やし対応しています。
実は、野田市が費用負担軽減策をとる前から、また、放射線量の測定(通学路等も含む)、や勉強会、講演会、DVD上映会等、福島第一原発事故後からすぐに動き出した市民活動があります。小室も参加していますが、このところはご無沙汰しており申し訳なく思っています。
以下のメールが送られてきました。誠実な活動が行政を動かし、以下の内容にも書かれていますが、提案に対して行政も真摯に応える姿勢も間られます。
小室も甲状腺エコー検査の実施についてなど一般質問を行いましたが、実際に行政を動かしたのは市民の力だと思っています。正直、この活動にまだ小さいお子さんを持つお母さん方の参加が無くなって、久しくなります。自分の子どもだけでなく、広い視野で子どもたちの将来にわたる健康について活動に携わってくれる方がいるといいのになぁ~と思っています。
また、近隣市では、甲状腺エコー検査によって甲状腺がんが見つかったお子さんがいます。因果関係等で、はっきりと事故の放射線量の高い地域であることとがはっきり証明できないとしながら、その自治体の検査体制は変わらないと聞きます。今後の検査結果がどう出てくるか不安ではありますが、その対応も考えていかなければなりません。
以下メールより
野田市エコー検査 申し込み状況について
9月末現在 申し込み数 155人 (含む 再発行85人) 受診済ませた人 76人
10月末現在 申し込み数 164人 (含む 再発行85人) 受診済ませた人 81人
申し込みが少しづつ増えていますが、放射能被害の深刻さを自覚し、我が子のためにもっとたくさんの人に受診申し込みをしてほしい状況です。わたしたちにできることを考えないといけないのですが、なかなか取り組めません。
市が頑張っています。3月に行った保護者への周知チラシ配布(小、中、幼を通し14000通)を再度先週実施したとのことでした。届きましたでしょうか。
更に駅自由通路(梅郷、七光台、清水公園)にチラシ配布対象外の幼稚園や高校生への配慮も兼ねて拡大版案内を掲示したとのことでした。
昨年来の私たちの要望を活かしてくださっているのでしょうか。とにかくうれしい取り組みです。
◎◎◎おすすめ番組◎◎◎
26日(日)午後10:00~11:50NHK・BS1スペシャル
「原発事故7年目 甲状腺検査はいま」が放送予定です。
番組情報
福島第一原発事故後、相次いで見つかっている甲状腺がん。その原因や検査のあり方を巡って波紋が広がっている。混乱の経緯、苦闘する現場、患者たちの苦悩を見つめる。