小室みえこです。
何年も前からですが、柔軟仕上げ剤が香りを売りにして様々な種類が販売されています。
我が家では、香のある柔軟仕上げ剤は使っていません。この柔軟剤のエピソードがあります。あれは、息子が高校生の頃、ある日、部活でユニフォームを友人と交換してプレーしたと。洗濯をして返すというので、我が家での通常の洗濯をしましたが、借りた友人のユニフォームは、洗濯をしても柔軟剤のにおいが消えていないのです。返却するまで、タンスの引き出しにそのまましまっておいたのですが、そのユニフォームが入った引き出しを開けるたびに、柔軟剤のにおいが部屋中(ちょっとおおげさ?)に広がるような気がします。それくらい、香りが強かったのです。息子も改めて、その匂いに強さに驚いていました。
さて、
---------- yahooニュースより---------------------
香りに害と書いて「香害(こうがい)」 ――。今、香水などの香料による体調不良を訴える人が増えている。
中でも、やり玉に挙げられているのが、衣類の柔軟剤だ。さわやかな香りがする一方で、頭痛やめまい、吐き気などに悩匂いに悩まれるケースが出ている。NPO法人・日本消費者連盟(日消連)が今夏に2日間限定で開設した「香害110番」には多くの“通報”が相次いだ。
■洗濯物の香りの相談が最多
「家の窓を開けると、隣の家に干している衣服から柔軟剤のにおいがして、頭痛が長時間続いた」「電車やエレベーターに乗ると、隣の人の衣服から柔軟剤のにおいがしてせきが止まらなくなった」
日消連にはこうした相談が213件寄せられた。その中で最も多かったのが、近隣の洗濯物の香りについてだった。日消連で香害問題に取り組む杉浦陽子氏は「今回寄せられた相談は氷山の一角にすぎない。化学物質による被害は誰にでも起こりうる」と警鐘を鳴らす。
柔軟剤は洗濯後の繊維を柔らかく保つ仕上げ剤。もともとは微香タイプが多かったが、2000年代半ばに海外製の香り付き柔軟剤が発売されると瞬く間に人気商品となった。これをきっかけに日本のメーカーも相次いで同様の商品を投入した。
その一方で、前述のような頭痛やめまいを訴える声が聞こえ始めた。2013年に独立行政法人の国民生活センターが柔軟剤に関する相談内容を公表したところ、同様の相談が増えていった。同年にはセンターに331件の相談があり、それ以降の相談件数も毎年100件超で推移している。
このような状況に柔軟剤メーカーはどう対応していくのか。
現在、各メーカーはテレビCMで「香りの感じ方には個人差があります。周囲の方にもご配慮のうえ、お使いください」といった文言を表示。ホームページには製品の香りの強さを表記するなどの対策を講じてきた。それでも国民生活センターや日消連に体調不良を訴える相談は後を絶たない。
私がお聞きした被害の例は・・・
ベランダから隣のお宅の柔軟仕上げ剤のにおいがして…窓を開けられない。とか電車やエレベーターでの経験、職場で席が近い方のにおいの影響で気分が悪くなったり、頭が痛くなったり・・・・勇気をもって体調に影響することを伝えて、関係性が悪くなったとか・・・。「香りの感じ方には個人差がある!?」その程度の問題ではなく深刻なはず。
化学物質過敏症の方にとっては重大な問題です。学校や職場での普通の生活に困難をきたすケースも少なくありません。
毎年100件を超す相談という件数が紹介されていますが、実態はもっと深刻です。今、利用している方も、現時点ではなんでもなくても息をして空気を吸って呼吸する私たちにとって、周囲の環境が化学物質を含んでいたら・・・・もしかしたら、キャパを超えて、私たちも化学物質過敏症になって苦しむ事になりかねません。個人差の問題で済ませていいはずがありません。