っていうか働け

~誰からも愛されるエルニーニョ~

諸々のついでに

2008-02-24 23:51:51 | Weblog
 イージス艦が漁船に突っ込んだ例の事件で、被害者のうちの息子さんの方が上野公園のホームレスへの支援活動を行っていたということで、なんとも感慨深い週末を過ごしているエルニーニョです。嘘ですがどうも。大好きな石破大臣がテレビに出まくってるのが嬉しい限りです。彼はこんな非常事態にも冷静で、逃げないぶれない対応を続けてくれます。まあ本も読んだことのない私ですが。
 話は変わって友人のブログのコメントに書きなぐったこと、このまま流れ去るのももったいないので記録しておきます。

(1)引きこもり: 最多は30~34歳 就職・就労きっかけでというニュースに対して

30~34歳が大学卒業の頃は史上最悪の就職氷河期であり、
雇用のミスマッチが非常に大きかった世代です。
俗にロストジェネレーションと呼ばれ、
新卒者の有効求人倍率が0.5を下回るなど、
多くの者がフリーターを強いられ、就職できた者も
不当と言えるほどの悪い条件を受け入れざるを得ませんでした。
「ニート」の増加はこの世代への労働政策の失敗によるものであると
本田由紀さんあたりが口を酸っぱく言ってきたことです。
> 引きこもり状態になった時期は「25~27歳」(29%)が最も多かった
という今回の調査結果とも合致します。

http://ja.wikipedia.org/wiki/就職氷河期
http://ja.wikipedia.org/wiki/本田由紀

この問題に対してファミコンを持ち出すのは
それこそゲーム脳です(苦笑)。
もちろん引きこもってる時間に
ゲームもやっていると思いますが。

人口の多いこの世代の就職難により、
様々な問題が噴出しています。

まず少子化。既に人口は減少しはじめています。
そして彼らが高齢者となったときの年金や
その他の福祉を維持するためには、恐ろしい負担が必要です。
雇用慣行の変化もあり、この世代に安定的な就労を
望むのは雲をつかむような話で、
このことを考えると絶望的な気持ちになります。

まあ、私はがっつり給料もらっていい暮らししますけどね。

(2)教員給与に時間外勤務手当導入を検討というニュースに対して

> 現行、給与月額の4%を残業分とみなした「教職調整額」が一律支給されている

ここを無視してはいけません。
でもまあ計算してみたら4%だと超過勤務手当6時間分で
オーバーしちゃうくらいなんで、安すぎるって気がします。

最初の印象は、今時公務員の給与アップなんて
文部科学省はなんて勇気があるんだ!ってことと
こんな露骨な労基法違反を日教組様はずっと放置してたの?
誰か裁判しなかったの?ってことでした。

だから軽く「教職調整額」について調べてみました。

教員調整額は、「学校教育の水準の維持向上のための
義務教育諸学校の教育職員の人材確保に関する特別措置法」
いわゆる人材確保法に基づいて、義務系教員の給与を
一般の公務員より優遇するために設けられた手当です。

しかし、骨太の方針2006で「人材確保法に基づく優遇措置を
縮減するとともに、メリハリを付けた教員給与体系を検討する。
その結果を退職手当等にも反映させる」とされ、
中教審でも、一律4%の支給方式は見直し、
本俸から外すとされていました。

ここで注目は、これまで教員調整額は本俸扱いされ、
賞与や退職金の算定額に含まれていたことです。
http://gifukyoso.blog58.fc2.com/blog-entry-307.html
岐阜教祖は、教員調整額が10%に増額される代わりに
本俸扱いから外れた際の標準的給与を試算しています。
これによると、年収は15万円程度増加する代わり、
退職金が100万円近く減少します。
50代のゴミたちが真っ赤になるのが見えてきます。

そんな歴史があって、この制度が維持されてきたわけですね。

そこで私の意見ですが、これまでの話とは全く関係なく、
教員調整額を廃止し超過勤務手当を支給しようという
文部科学省の方針に賛成です。
どこまで残業か判断が難しいとか、サービス残業が増えるとか、
工場などを除けば、他の仕事でも同じです。
残業代出したくないのなら年俸制にするしかないんです。
それが社会のルールルルなので、お互いそれに従っていただきたい。

休職してても手当が出るとか、
さりげに賞与や退職金がアップしてるとか、
あまり大きな声で言えないような給与はやめて、
労基法に定められたとおり残業代を支払う、
これで良いっしょ。

だとすると、生徒と一緒に昼ごはん食べるのは
仕事なのか昼休みなのか。
ただひとつ確実に言えることは、
日教組が反対したらそれは正しい、ということですね。

<ここまで>

 私は場所によって改行したりしなかったり、文体も微妙に違ったり、それなりに判断してるんですね。読み比べると面白いっす。
 引きこもりやニートについては個人的に思いいれも大きく、これまで色んな本を読んできたので、参考文献もなく記憶だけで書きました。教員の給与は興味がないんですが、あの日教組様が残業について何も言わないのは理由があるはずと思い、調べた結果がこれです。世の中は難しいんだと思わされます。

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1 コメント

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Unknown (エルニーニョ)
2008-02-24 23:57:34
http://anond.hatelabo.jp/20080223093706
アイヤーこんな記事みつけてしまった。
暗澹たる気持ちはさらに深まる深まる
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