っていうか働け

~誰からも愛されるエルニーニョ~

ハガレン感想42~44話

2007-01-15 23:23:14 | 鋼の錬金術師
 ハガレンもいよいよ佳境に入り、盛り上がって参りました感が強い。イマイチ思い入れのできなかったスカ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!?の話を終え、いよいよマスタング君とエド君が向かい合う。この二人の関係はどうしても見入ってしまう。相変わらずラストさんは美しく、強い女性だ。ストーリーも展開し、謎解き的な話も増えてきた。ライラさんとエルリックパパとの話も始まり、次が見たくて仕方がないんだけど、ここは自分自身をじらして今日は終わるw
 仕事中、頭の中で鳴り続ける音楽で自分の体調を占っている。井上陽水の日は調子よく、椎名林檎の日は調子が悪い。今日はミッシェル・ガン・エレファントだった。昨日散々聞いたからね。

ハガレン感想40~41話

2007-01-13 01:19:41 | 鋼の錬金術師
 いやーアルフォンス君の中に隠れたマーテルさんが殺されるシーン、ショッキングでしたね。手品みたいに剣が刺さっても大丈夫!ってのかと思ったら血がどばーっと。相変わらず演出が効いてます。お腹痛くなりました。
 全体を流れるストーリーに関しては、実はあまり付いていけてなくて^^;にんともかんとも。スカーに思い入れがないのと兄弟愛についていけないので。。。。マスタング大佐はいい味出してるんだけどねー。大総統閣下の本物はどこへ行ってしまったんだろう。だから変身できるキャラは卑怯だってあれほろ^^;

「鋼の錬金術師」鑑賞記・中間のまとめ(雑感)(2)

2007-01-12 01:08:40 | 鋼の錬金術師
 年末から咳が出ていて、休みが明けても止まらず、心配になったので近所の信用できる診療所へ検査に行ってきた。結果は結核ではないでしょうと。ただしレントゲンで異常はなくとも喀痰検査で結核菌が出ることもありますよ、とのこと。喀痰検査は4週、8週かかるし、レントゲンで異常がないならそれでいいです、と言って咳止めだけもらって帰ってきた。私の仕事はホームレスの相談相手であり、実際に結核患者を説得して入院させていることも話した。結核感染のリスクの高い仕事であることを説明したかったんだけれど、それは医師にうまく伝わっていたようだ。はっきり具体的に話すぎたので、医師が気を悪くしていないかが心配だ。

 例のメールは、テンション低いながらもヒューズ中佐の話で返ってきた。私が振ったんだけどね。せっかくなんで中佐ネタで盛り上がりたい。
 中佐は登場時から親バカキャラで押し続けていたので、ベタな展開かもしれないけど、葬儀での子供の対応は胸に来るものがあった。卑怯だよ、こんな演出、泣いちゃうじゃないか;;
 エド君にとっても中佐の死は厳しいはず。マスタング大佐はエド君を愛してやまないんだけれども、彼はひねくれものなのでその愛情を上手く表現することができない。エド君もまだ子供だから、そんな大佐の本意を見抜くことができず対立してしまう。そこで中佐が上手くとりもってくれることを期待してたんだけどね。
 ちなみにその役割はホークアイ少尉がやっているようだけれども、彼女はあまりに大佐よりなんで、エド君の厳しさはあまり和らがないかも。

 突然だけど私はホリえもんが好きだ。誤解を恐れて言うと、友達にはなりたくないが、テレビで見ている分には好きだ。村上社長の「金儲け、悪いことでしょうか?」という名台詞もあるが、やはりホリたんの「金で何でも買える」には届かない。実際にお金でほとんどのものは買える。売る-買うとは等価交換だからだ。オールマイティな役割を持つ貨幣が無限にあれば、市場で取引されるものすべてを手に入れることができる。だけど、等価交換では手に入れられないものがある。それは彼にとって何だったんだろう。家族だろうか、代議士の椅子だったんだろうか。彼は商売をさらに多角的に続けることで、いずれは「賢者の石」を手に入れようとしていたのかもしれない。その振る舞いは愚かなドン・キホーテかもしれない。だけど私にはどうしてもホリえもんを、そしてエドワード君を嘲笑することができない。

ハガレン感想36~39話

2007-01-10 22:50:00 | 鋼の錬金術師
 36話の印象、エド君のイシュバール人との会話、「俺も、おまえたちの紅い眼が…ちょっと怖い」優等生すぎ。でもかっこいい。手袋脱いで義手を見せるシーンは片平なぎさかと思った。古w超古w
 37話~39話、特に印象なし。39話の最後、続々と重要人物が登場して楽しみな予感はある。

 等価交換でも手に入らないもの、死んだ人、失われた肉体、若さ、時間、美しい人。等価交換のワイルドカードである貨幣によって、僕らはほとんどのものを手に入れることができる。だけど手に入らないものもたくさんあって、それがこの物語の中心なんだと思う。
 大人になるってことは時間と可能性を代価にで何かを得ることなんだろうけれども、実際私が手に入れたものって何だろう。振り返っても10年前と今で何を手に入れたか、どれだけ自分が成長しているのか分からない。
 貨幣と商品との交換とはコミュニケーションの極北の地、かもしれないが自分でもまとまってない。この辺いずれ再考する。

「鋼の錬金術師」鑑賞記・中間のまとめ(雑感)(1)

2007-01-10 01:45:27 | 鋼の錬金術師
 等価交換の原則は、「人は、何かの犠牲無しに、何も得ることはできない。何かを得るためには、同等の代価が必要となる。」てこと。だけど、逆に何かを犠牲にすれば、それなりの代価を支払いさえすれば、世の中のものが何でも手に入る、何でも自由になるってわけじゃない。人体練成が禁忌ってとこから、私はそこがテーマなんだろうって勝手に想像していた。
 どんなに代価を払っても手にできないもの、人の命、失った体、時間、美しさ、思い出。4話がすばらしい作品だったのは、美しい思い出を取り戻そうとして失敗し、すぐそこにある大切なものに気付かない悲しさが表現されていたからなんだと思う。

 ヒューズ中佐の死、あっけなかった。それまでの役割の大きさ、主人公との距離の近さ、お約束かもしれないけれど、こういう立場の人が死んでいくのはつらい。ずっと親バカキャラで押していたのも、このオチがあったからかって葬儀のシーンで強く感じた。最期の瞬間、敵が嫁に変身するのも悲しい、しかしここはもう少し見せ方があったように思う。

 誰にでも変身できるキャラ、エンヴィーはかなり卑怯な立場。彼女が出てくれば何でもできてしまう。誰だったかが一度変身を見破ったけど、基本的に弱点はない。どうやっても最強キャラ。話が分かりにくくなるし、強引に進められるので、こういう人は苦手。
 ラストは美しい。ルジョンを殺すシーンは美しかった。「おまえは私の小さな汚点だ」。強い女性はこうやって過去を断ち切るんだろう。私にはできない。
 グリードの死はやはり印象的。エドワード君が初めて殺した相手。殺しちゃえって言ってた私も少しエド君の苦しさがわかるような気がした。自分の現在は、多くの誰かの犠牲の上に成り立っている。大人ならそれは自覚していなければならないんだけど、ここまで露骨に見るのは、やはり苦しい。
 最初の頃、殺人者に追いかけられて、エドワード君が「死ぬかと思った」というシーンも印象に残ってる。このドラマは人の死を大きく大切に扱ってるな、そんな感じがした。

 エルリック兄弟の先生の話、ラースってホムンクルスが出てきて、手足がエド君のだって分かったとき、面白い話になりそうだって期待した。だけど話は先生のラース君への一方的な愛情、先生の思い込みを中心に進み、結局中途半端で逃げられてしまった。先生とラース君の関係は、エド君とお母さんの関係によく似ていて、もうそういうのいいよ、二回目だしって思っていた。等価交換に対する疑問等、ストーリー的には大切な部分だけどね。

 今日で35話まで見た。説明的すぎる(特にラース君が自分について語る語る)部分もあったけど、嫌いじゃないよ、このアニメ。エロパワー抜きにしてもね。アニメ見るのエヴァンゲリオン以来だからちょっとしんどいけどね。

「鋼の錬金術師」鑑賞記・中間のまとめ(雑感)

2007-01-09 01:38:00 | 鋼の錬金術師
 「どろろ」以来の身体障害者が主人公の物語。失われた手足を取り戻すための旅。失われた理由が禁忌を犯したからってのは障害者団体からクレームつきそう。国家に魂を売ってでも、手足を取り戻そうとする意志、手足を失った代わりに何かを得ているはずなんだけれど、どうしてもそれを認められない主人公、そんな彼の常に後ろ向きでネガティブな自己イメージと、たとえ真っ黒くてもアクティブな行動。やっちゃえよ、殺しちゃえよ、お前は「賢者の石」が欲しいんだろ、右手と左足を取り戻したいんだろ、と突っ込むところは数々あるけど、イマイチ悪役になりきれない弱くやさしいエドワード君。弟の話はシュールすぎるし、家族のネタは苦手なんでスルー。
 幼馴染がオートメイル技師ってのもあまりに都合良すぎるけどいい。エルリック兄いやアニリック(インパルス風)がオートメイルになってから、町に住んでた中でのちょっとした事件をいくつか放送しても面白かったんじゃないかと思う。

 面白かった会は1~4話。1,2話は最後の「(教主様が偽者とわかって)これからどうすればいいの?」という女性キャラの問いに対してエドの答え「自分で考えろ」は最高だった。
 4話はマジハールさんのフェティッシュな感覚の行き過ぎにクラクラした。以前好きだった女性が記憶の中でどんどん美化されていくことはよくあるし、生身の人間は年をとると共に美しさが衰えていく(私はそうは思わないが、あくまでそう感じる人が多いということで)。禁忌を犯す錬金術師の欲望と言うか業が、こんな形で表現されるのは衝撃だった。映画の「サイコ」とか思い出しちゃった。かなり違うけど。登場する女性の象徴、蒼井そらいや青いバラは自然界には存在しないんだったよね。美しくて妖しい青いバラ、色んなものを象徴的してて心を奪われる演出だった。

 10話のサイレーン、声が下手うまだなと思ったら白石美帆様だった。リアルではセクシー系ではないけれど、超セクシーなキャラを見事に演じきっていた。いかにもなお姉さんキャラはどうかと思うけど、少年が大人になっていくドラマでは、こういうキャラは外せないんだと思う。残念なのはアニリック君に大人の快楽を教えていないと思われる点。これがあれば全国の少年たち、特に障害を持った少年たちに大きな夢を与えることができたのに。ちなみに34歳の私ですが、あの声で胸のジッパー下ろしてって言われたら、谷間に吸い込まれていくのは仕方がないと思う。

 今日はこの辺で。この中でメールに書いて喜ばれそうな内容があれば、よろしくご指摘ください。