飛騨への旅（その２）

ひるがの高原スマートICを出て５分ほどで、この分水嶺公園に到着～　　ここを訪れるのは、今回が初めてです。　思っていたよりも、ずっと広い公園でした。　　大日ヶ岳から流れ出る水は、このひるがの高原で、太平洋側と日本海側に分かれるそうですよ　

 

公園の木々は、新緑におおわれていました　　入ってすぐの所では、可憐な水芭蕉が美しい姿で迎えてくれました

「おみずが、ながれる、おとがするよ」

 

向こう側から流れてくる水は、ここで日本海と太平洋に分かれて、流れて行きます　　澄みきった綺麗な水でしたよ

「ボクねっ、たんばでも、こんなのみたことあるな～」

 

今日はとってもいいお天気ですが、木立の中を吹いてくる風は爽やかで、　　ここが、高原であることを感じさせてくれます

 

 

山から流れてくる川の水は、雪解け水のためでしょうか、とっても冷たいです　　エルフの大好きな、足のつく深さ　　水芭蕉の咲く池の方は、立ち入ることはできませんが、ここなら大丈夫

「きれいな、かわやな～、おみずねっ、つめたくって、おいしいよ」

 

おっ、エルフ君、走り出しました

 

向こうにいるelfmamaを、見つけたようです

「おかあさ～ん」

 

高原の空は、青く澄み渡っていましたよ

 

水遊びを堪能したエルフは、今度は公園の中を散歩することに

「おのおはな、ボク、しってるよ」

 

氷上のカタクリは、もう花が終わってしまいましたが、こちらではちょうど見頃を迎えていました

 

ザゼンソウの群生地もありました。　　実物を見るのは、これが初めて

 

名前は知りませんが、とっても可愛い花でした

 

春ですね～、スミレの花もあちらこちらに沢山咲いていました

 

公園を、ぐる～っと一周しましたが、聞こえるのは可愛い鳥の鳴き声と、流れる水の音ぐらい、　　こんな美しい所なら、一日いても飽きませんね～

 

 夕方が近づいてきたので、今日のお宿に走って行くことにしました　　道路沿いには、まだ桜の花が、美しく咲いていました

 

山道を走ること３０分ぐらいで、大好きなお宿が見えてきました　　エルフは、もう道を覚えていて、随分手前から身を乗り出して、キュンキュンないていましたよ

 

ペンション夢染人さん　　長～い冬をくぐり抜けてきたお花達が、出迎えてくれました

 

夢パパさん、夢ママさんから電話で、ひどい雪の様子は聞いてはいましたが、来てみてびっくりでした　　

「おかあさん、おうちが、こわれたんやね」

 

東屋が、雪の重みで崩れ落ち、隣にあったピザ窯も壊れてしまいました　　でも、お花達は、その何メートルも降り積もった雪の下で、じ～っと踏ん張って、春を待っていたんですね　　庭のあちこちで、クリスマスローズが綺麗に咲いていました

 

エルフは、裏を流れる大好きな川へ　　ハイッ、エルフの得意な川遊び、足のつく深さです～

「ボクね～、ここで、あそびたかったんよ～」

 

川から帰ったエルフは、今度はお庭でおおはしゃぎ　　夢パパさんが一生懸命、薪作りをされている辺りが、気に入っているようで、・・・

「わぁ～い、わぁ～い、」

 

広いお庭は、でっかいエルフにも、十分に走れる広さ

 

エルフは、いつものお部屋の扉の前に、サッと行きましたが、今日は、別のお部屋でした。　　このお部屋も、広くていいね～

「ボクね～、ちょっと、くたびれたな～、ごはんまで、きゅうけい」

 

 夕食は、６：３０から下の食堂で、いただきます　　今日も、夢ママさんの心のこもった、おいしいお料理が並びました　　食前酒は、山ブドウで作った、ホームメイドのリキュール　　これがまた、とってもおいしかったです　　秋に来て、作り方教えてもらお～っと

 

これに、まだイワナの塩焼きや、採れたての山菜の天ぷらが並び、大きななめこの雑炊で、お腹はパンパン　　最後は、夢ママさんの手作りのデザート　　ごちそうさまでした

 

ちょうど、水芭蕉の咲く時期に、この公園を訪ねることができました　　静けさと、その中に育つ木々や草花に、心癒される所でした

 

何度来てもなかなか全部は回りきれませんが、来る度に新しい発見があり、心がウキウキします　　旅の楽しみですね

 

飛騨に発つ前に、少し早目の母の日のプレゼントが届きました　　おおきい兄ちゃんから、私の大好きなアジサイの花　　小ちゃい兄ちゃんからは、これからのお出かけに被ってねと、可愛い帽子です　　どうも、ありがとうね

 

一日目の夜が、更けていきました　　明日のお天気は、　　のようですが、さて、どこに出かけましょうか、・・・