朝から身なりも整えず、ただぼんやりと過ごしていると玄関のチャイムが鳴り、慌てて出てゆくと目の前に花束を抱えた女の方がひっそりと立っていらっしゃいました。
そして 「お分かりになりますか?」 とおっしゃいました。
勿論覚えています。息子が小学校の6年生のときにお世話になった、担任の先生でした。あれからお会いした事もなく年月は経っていましたが、一瞬にあの頃に戻っていました。お参りをしてくださって、お話もゆっくりしたかったのですが、お忙しい中お出で下さったのでそうもゆかず、心を残しながらお帰りになりました。
心に留めていてくださって、ほんとうに 「ありがとう」 ございました。