塾３

声を掛ける

「・・・勉強できなくても良いが、
　　大前提、人に迷惑を掛けちゃダメだよ」

「？」黙っている

「まず、ママ、塾の先生に迷惑」

塾から今日は大事な所だから

どーしても休まないでと連絡があったらしい

黙って聞いている

「そしてパパ。パパへの迷惑は大問題よ
　　何人の人達がパパの肩に乗ってると？」

（実際、大したことないのだが・・・）

「パパを呼んだのはママじゃん！」反撃

そこは無視

「パパのスタッフ、その家族、取引先」

「なんで！？その家族！？」

「給料を待っている
　　その給料を待ってる家族がいる
　　　そのお金が無いと怖い兄さん達に追い回される可能性まで」

「じゃあ家に戻らず、払ってくれば！」

（私も逃げたい・・娘の責にしている）

「そうしたいよ。
　　しかし、そもそも普通に塾に行ってくれれば何の問題もない
　　　　原因は自分にあるんだよ」

「全部私のせいじゃない！ママが呼んだから！」

「ママが呼んだのは、塾に行かないからだよ」

「だってママが」

「だってママ？普通に塾に行けばママもそうならない」

自分一人の問題ではないのだよ

自分のポジションを理解してほしい

また泣きはじめる

「パパにも時間がある。これ以上パパの貴重な時間を奪わないで」

働き方改革によって労働時間1年間だと1900時間くらいと計算すると
　
パパは1時間あたり約18000円くらいの粗利を目標にしなければならない

1秒も無駄にできない

実際は年間6500時間くらい働いてると思ってます

人生100年　残された時間はあと55年しかない

現実現役として20年残されているか・・・？

20年もさせてもらえるのだろうか？

もしかしたら、来年すら・・・

10年前は人生50年と思ってましたが

私の知らないうちに100年に・・・






つづく