・漉油 こしあぶら
ウコギ科、北海道から九州の日当たりのよいところの山地に自生するの樹高20mになる落葉樹で樹皮は なめらかで灰色。葉は手のひら状の複葉で、小葉は縁にぎざぎざがある。8-9月に淡黄緑色の小花が集まってつき、秋に径4mm球形黒紫色の実を結ぶ。材は経木・箸(はし)などにする。コシアブラの由来は樹脂液がを漉(こ)して錆止め、塗料に使ったことからという。別名でゴンゼツノキ、ゴンゼツ金漆、アブラギともいい山菜の王様と呼ばれるたらの芽に対し、コシアブラは山菜の女王と呼ばれる。近縁種のタラノキに較べるとややアクが強いが、4~6月ごろのほろ苦さのある新芽、若葉を茹でて和え物、天ぷら、煮物にしている。採取する若葉にフラボノイドのケンフェロールKaempferol、イソクエルチトリンIsoquercitrinには等の成分が含まれ、煎じて降圧に高血圧症に用いられる。
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