学童保育問答9

2008-12-16 | 保育園・学童保育

学保連が政治的にいかに吹田の各学級の保護者会を支配下においてきたのか、いくつか 例を見てみましょう。私はこれまで、たくさんのひどい例を聞いてきました。 

Q9 保護者会では父母が全員それぞれ分担して役割をもって会全体を運営しています。 役割分担はいくつかあるのですが、「これはやっぱり父母でやらないとダメだよね」と誰もが 納得する役割がある一方、「なぜこれを父母が役割としてしなければいけないのか疑問」と 思えるものもかなりあります。その最たるものが署名集めです。担当する自分自身ですら署 名の内容に同意できないのに、駅前やスーパーの前に立って署名集めをするのを割り当てられ、父母が動員されます。また署名を集めるノルマがあり、毎年、職名や近所の方にお願いする必要があります。内容がとても政治的なので、お願いするのが苦痛です。これも学童保育に入ると行わないといけないものなのでしょうか?  

藤木:学童保育に入室要件は全て市の書類に書かれてある以上のものはなく、子どもを学童保育に入れて保護者会活動に一切参加しなくても、学童保育から追い出されることはありえません。保護者会活動は、あくまでも任意の活動であるからです。ただ同じ立場の親どうし、お互い交流したり、子どものために何かしてあげたいのはごく普通の気持ちだと思います。就労や育児に差し支えない範囲で保護者会に関わるのもいいのではないでしょう か。その保護者会ですが、吹田のどの育成室でも基本的に保護者会が存在し、その中で父母の役割分担として、会長、副会長をはじめとする役員のほか、歓迎会委員(新入室児童と親を歓迎する行事を担当)、お別れ会委員(学童を「卒業」する3年生とその親を祝う行事を担当)、キャンプ委員(夏の学童キャンプを担当)などが共通としてあります。このあたりは「これはやっぱり父母でやらないとダメだよね」の役割分担に当たり、父母みんなで分担しあうことに特に異存はない役割だと思います。父母の人気も高く、親子の出席率も極めて高いと聞いております。 これに対し、質問にもある「署名推進委員」という役割は、非常に違和感を感じます。というのは、これは保護者会の主催ではなく学保連(正式には学保連が加入する共産系団体の連携組織「吹田こども連絡会」の主催)だからであり、署名の内容も、一見、子どものために純粋に取り組んでいるように見えますが、よく見ると、この吹田こども連絡会に加入する各共産系団体のそれぞれの政治的主張を羅列したものになっております。この署名には以前「関空2期工事に反対します」という項目がありました。しかし署名を求められた父母が関空で働いていた、関空2期工事に従事していた、という話もありました。また「民間の給食導入をやめて、公務員が作った給食にしてください」といった署名内容もありました。父母の中には、民間の給食業者や食品会社で懸命に働いている方もたくさんいらっしゃるのに、主催者はかなり無神経です。これも現場の、地域の父母の気持ちよりも共産党の政治的主張を 優先しているからです。父母の大多数の声であっても共産党の主張に反するものは、署名の内容から巧妙に外されています。逆に直接関係が薄いと思われる関空2期工事や梅田貨物移転問題といった項目は共産党の主張に沿うものとして署名の項目に入っています。 署名以外にも学童保育研究集会(トーキングライブ)とか、学童オリンピックといった保護者会主催でなく学保連主催の役割も多数あります。学保連に直接従事する労力提供的な役割もあります。保護者会での役割の半数以上が、実は学保連の下請け的な役割分担となっているのが学童保育における保護者会の実情です。保護者会(親睦交流団体)と学保連(政治団体)はお互い独立した組織であるはずです。しかし現実には、各保護者会は学保連の○○小学校支部と化しているのです。ですから会費を上納させたり、機関紙を配布させたり、各学級にノルマを課したり、動員を指示したり、保護者会会長会議でさえ学保連が主催したりしているのです。推薦する共産党系市長候補の選挙応援ビラや後援会入会申込書を配布し、応援を求めることすら平然と行っています。学保連の会議に出席すると、 「各学級から報告を上げてください」とか「本日の決定事項を各学級に下ろしてください」といった学保連と保護者会の上下関係を当然視する言動が随所に見られるそうです。さらに会議では、共産党系の団体の活動報告を聞かせたり、広報宣伝紙の読み上げをさせられたりして、多くの父母が不快に感じるそうです。 学保連は学童保育と保護者会を私物化しています。これは絶対に許せません。学童保育は市民全体のものです。特定の政治勢力のものでは決してありません。まず育成室、小学校での学保連活動は全面的に排除すべきです。育成室は市立小学校内にある公立施設です。市民共有の財産です。ここで自らの政治的要求を満たすための集金や広報宣伝、動員といった活動をさせてはなりません。学保連は、保護者会と完全分離し学校の外で活動すべきです。父母の学保連への関わりは完全希望制にすべきです。会費を払うかどうかは各父母の自由、活動に関わるのも自由、これが正しい姿です。今の保護者会は学保連の下部組織となっています。これは絶対にいけません。藤木は、学童保育の現場から学保連をなくし、真の保護者会活動ができるようにこれからも全力で取り組みます。(続く)

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