人生最悪の日

私にとって一番悲しい日は７月８日
２００１年７月８日は日曜だった。

命日は１週間後の７月１５日、やっぱり日曜だった。

私は命日よりも事故日の方が悲しい。

どうして娘だったんだろうってつい思ってしまう一日。





右半身ばかりの骨折は一生懸命、左によけようとした証。
それでもよけきれず、真横に近い状態で
外車の右フロントガラスを直撃。（向かって左）
正確に言うと、ボンネットの端にすくいあげられてから
フロントガラスを直撃。



このフロントガラスのひび割れ…娘が当たったからできたひび割れ。
この時から娘は正常な意識をなくしていたらしい。



衝撃を物語る娘のバイクのタイヤのゆがみ
それでも…タイやがかなりのクッションになってくれたんだろうけど
人間の身体には耐えられない衝撃だったということ。

５分後に到着した救急車の中で１９歳の女の子が

ん・・・・ん・・・

のうなり声と声にもならないような声で

痛い…痛い…

を繰り返していたらしい。
私は事故から半年後に松山東消防署を訪問し、
娘を搬送してくださった救急隊員の方から
娘の最期の言葉を聞いた。

今でこそ平気でこんなことをBLOGに書いているけれど
当時は

悲しくて・・・悲しくて…

でも…聞いたことには全く後悔なんてしていない。
むしろ、救急隊員はこうやって人間の最期の言葉を聞き届けることもできる
素晴らしい仕事なんだと思えた。
そのあたりのことはHPに当時の言葉で表現している。
今だと・・・ちょっと違う表現方法しかできないと思う。
それは時のなせる業。

娘がいなくなって平気になったわけじゃない・・・
でも涙は出なくなってるのは確か。
心の奥底で温かいものがフツフツを湧き上がってくるような感じ。
決して喜びじゃないけど、悲しみじゃない・・・独特の感情。



バイクの残骸

当時はPCの知識もなく（今でもさほど…）BLOGなんてないし・・・
携帯にカメラが付いてても飾りだったよ、私は。
今みたいに携帯でピョロリンなんて音をさせたりしなかったよ（笑）

でも…本物をこんなモノクロじゃなく戒めのために残しておきたかったな～。
処分してちょっと後悔してるけどこの残骸。
でも…いつまでも車庫に置いてあったら今でも尾を引いてるかもしれないね。
ただ…処分するもしないも、そんな暇なくて（ずっと病院）
いつまでも道路に置きっぱなしのを片づけるように言われて・・・
任せたんだからしょうがないってのが事実だけどね。

今日も一日ありがとう～




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