(まだまだしぶとい) チラシの裏日記

鉄道写真中心に、撮影行記やその思い出話、音楽鑑賞記などを

風の声、雪の叫び

2017年01月25日 | ネットあれこれ
 Wikipediaの何処にもなかったので、仕方なくググったらnaverまとめの方にあるのを見つけた。ということはYouTubeの見すぎだったのか?

遭難事件から暫く経った頃、「中隊規模の一群が八甲田方面からやって来る」という噂が聯隊内に広まった。
その噂は津川聯隊長の耳にも届き、意を決した聯隊長は、衛兵の詰所に待機してその出現を待つ事にした。
底冷えする夜、夜明け間近の事、血相を変えて飛んできた衛兵の報告を聞いた聯隊長は営門に急行!(ラッパの音に混じって軍歌も聞こえたとの事)
そして今まさに姿を現さんかと思われた時、聯隊長は抜刀し闇に向って叫んだ。
 雪中行軍隊の諸君よ、よっく聞け!
お前達は勇戦奮闘して見事な最期を遂げた!
今や無情雪裡の鬼と化すとも迷ってはならぬ!
お前達の死は無駄ではなかった!
軍装及び厳寒期の戦術には一大改革が施される事になったぞ!
来たるべき戦役に於いて未然に軍の損失を防いだその功績は大きい!
行軍隊員はみな靖國神社に合祀される事になったのだ!
迷うな、心安く眠れ!ここはお前達の来る所ではない!
帝国軍人として見苦しい振る舞いはこの聯隊長が許さんッ!
青森五聯隊の雪中行軍隊、回れ右!前へ進め! と号令をかけると足音はピタリと止まり、八甲田山に向って静かに遠ざかって行き、以来二度と現れる事は無かったとの事。

上記の「来たるべき戦役」とは日露戦争の事である。
しかし、遭難事件から100年以上経った今でも、その足音が聞こえるという。
それはもしかしたら、未曾有の大暴風雪の中で非業の死を遂げた199名の栄誉を批判したり飯のタネにしている輩共のせいで、未だに成仏できないからかもしれない・・・
或いは靖國神社に合祀されると思っていたのに、実際はそうでなかった為の彼らの無念かもしれない。

 今日は104回目の当日。
 頭ぁああああっ、右っ!・・・亡くなられた八甲田山の英霊にっ、敬礼!

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