1997年9月(３) ～ 誰もいない小国川で

　詳細はここである程度書いているので

↓でも誰も撮らなかった不思議

　雨の中での高崎線での撮影の次の週は帰省も兼ねて山形に米イモ(JR西日本･出雲略)の14系が来る！って言うので､是非と撮影に来てみた｡
　ふつうなら飛行機乗り継ぎってところなのに､米イモの14系｡確実につく､しかも乗り換えなしで現地入りできる､そういう理由で列車で行くことを選んだのだろう｡はるばる鳥取から寝台車で､それもじい様ばあ様が｢ねんりんピック｣開催地まで来るというのに｡だが村山陸橋に来たのは他に地元の人､一人｡何だ､みんな何処へ行ったんだ？！とか俺一人だけ興奮して損した気分だ｡
　回送も奥羽本線から陸羽西線回りで奥羽本線は夕方の走行で､行きを撮ってから昼飯食べて､下り列車で舟形まで出かけて｢小国川｣を望む林から撮れる撮影地まで行って撮ったが､他に撮ってるのは０｡まだ当時DE10けん引で寝台車､ったら｢あけぼの｣があったので珍しくなかったのかも知れない｡
　ちなみに選手団は行きだけ寝台車で､帰りはまた別の方法で帰ったみたいで､米イモからの奥羽本線までの入線はこれ１回きりになった｡山形新幹線の改軌工事が２年後に行われ､そのため､永久に入線することはなくなったのだ｡
　惜しかったのはせっかくの電化区間だったのに､DE10 1649通しで酒田～山形間を牽引したことか｡ともあれ､この日の運転は貴重な記録になった｡