栄子ママの箏だより

時々お箏のお稽古をしています。

ようこそ! 『栄子ママの箏だより』にお越しいただきありがとうございます。

2005年の夏、ふとしたご縁でブログを書き始めました。
今までお世話になった方たちに近況報告のつもりでほぼ毎日更新しています。
<坂の上の雲>の街に住んでバタバタと暮らしている<栄子ママのこと>を書き加えていきたいと思っています。

10月17日に・・

2005-10-18 22:07:18 | Weblog
高校1年生の時、初めて詩集を買って読んだのが
室生犀星『抒情小曲集』です。
(ふるさとは遠きにありて思ふもの・という詩がよく知られています)
怪我をして入院した時に『昨日いらつしつて下さい』という詩集を
お見舞いにきてくれた人にオネダリして買ってもらいました

室生犀星
けふといふ日

時計でも
十二時を打つとき
おしまひの鐘をよくきくと、
とても 大きく打つ。

これがけふのおわかれなのね、
けふがもう帰って来ないために、
けふが地球の上にもうなくなり、
ほかの無くなった日にまぎれ込んで
なんでもない日になって行く。

茫々何千年の歳月に連れこまれるのだ、
けふといふ日、
そんな日があったかしらと、
どんなにけふが華やかな日であっても、
人びとはさう言ってわすれて行く。

けふの去るのを停めることが出来ない、
けふ一日だけでも好く生きなければならない。

10月17日夕方から18日午前2時まで
あれこれお片付けしながら・・テレビニュースをみながら・・
手を止めては『お月見』をして過ごしました。

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お月見

2005-10-18 00:00:52 | Weblog
浅海発17時42分(途中待ち時間が多いのですが)
18時30分松山駅到着・その間ずーっとお月様と一緒でした。
昨日も、今夜も。雲ひとつかからず凛とした輝きでした。
ご覧になりましたか?
自転車でお月様に向かって走ると
母の入院している病院に着きます。
病棟をつなぐ通路までしっかりした足取りで歩く
母の様子にまたまた・・ひと安心!

箏曲『田毎の月』を思い浮かべました。
宮田耕八朗 1987年9月23日作曲
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