新宿区は区立新宿中央公園を大規模改修する。
高層ビルが立ち並ぶ景観が楽しめる眺望スポットを設け、芝生広場を再生する。飲食店の誘致や、イベント開催許可の基準緩和も検討する。地域住民などのほか、訪日客も楽しめる場に改修して、西新宿の魅力発信につなげる。
新宿中央公園は1968年に、都立公園として開設された。その後、区に移管され、80年代にほぼ現在の姿となった。広さは約8万8千㎡で、区立公園で最も大きい。3つのエリアに分かれ、水の広場や子供の遊び場、フットサルコートなどを備える。
区は2016年に有識者や地元代表らでつくる検討会を設け、論議を進めてきた。18年度に設計に着手し、19年度から工事に入り、20年度の改修完了を目指す。同年開催の東京五輪・パラリンピックに間に合わせるのを目標としている。
吉住健一新宿区長は「官民連携にも力を入れつつ、誰もが楽しめる憩いとにぎわいの場を創出したい」と話している。
(参考:日本経済新聞)