数学 TOY BOX ~数学から数楽へ~

数学の世界の入り口になれば幸いです。

数学ガール フェルマーの最終定理 であります。

2012-01-04 22:50:46 | 数楽小説
今回は小説、数学ガール フェルマーの最終定理 の紹介をさせて頂きます。

題名:数学ガール フェルマーの最終定理
著者:結城 浩

数学ガールの続編、2冊目です。
題材は…数学で有名な面白い話と言ったらこれですよな…フェルマーの最終定理!

主要キャラクターは「僕」、後輩「テトラちゃん」、才媛「ミルカさん」に加え従姉妹の中学生「ユーリ」が登場します!
言ってしまうけどなんだこのハーレムはコノヤロウ 僕 コノヤロウ!(((
僕は名前が出てないんですけど…だからこそ「お兄ちゃん」とか「先輩」とか呼ばれちゃって…羨ましいぞコノy(ry

中学生のユーリが増えたことによって、より一層数学が苦手な方にも取っ付き易い内容も増えています。
数学が苦手な方、得意な方、色々な方がいると思いますが…その枠組みを越えて、数学が好きになれる、そんな本ですw
何回も言ってる気もしますけどねw 是非一読あれw

フェルマーの最終定理は…また自分のブログでも紹介していくつもりですけど、その歴史にスポットライトが当たる事が多いです。
数々の数学者がアタックした、色々な分野が生まれた等々…そこには素晴らしい物語があります。
しかしこの本数学ガールはそういった歴史的なお話よりも、切り崩せる範囲で数学の問題としてフェルマーの最終定理を扱います。

なんとなく凄い。このなんとなく、という所を、どこがどう、こう凄いんだ、と理解できたならば それはとても素晴らしい事です。
ピタゴラスの定理から始まって、フェルマーの最終定理へと繋がる問題のステップアップも秀逸です。
図や数式、グラフも多々あり なかなか完全に全て理解するのは難しいですが、主人公達のやりとりのストーリー部分も面白く、投げ出そうとは思わなかったですw
物語も色々動きますよ! そっちだけでも十分面白いですw

数学に対する姿勢とは何か。
「自分にはどうせ分かりっこないから取り組まない」なんてとても寂しいものです。
数学は積み重ね。これは「分かる」の積み重ね。誰でも必ず積み重ねることが出来る、高く高く積める。
分かることは分かります。今 分からないことに対して 分かりたいと思い続ける事、分かろうと努力する事。
その姿勢を、この小説を通じて学べました。

前作に比べて内容は難しくなっております。
何度も何度も読んで…分かろうと何度も読んでいける一冊ですw

《理系にとって最強の萌え、もっと》!
コミックスも出ています。2巻は来月発売でしたかな? また紹介します。
小説は4巻まで出ています 英語版も出ていますし 続々コミック化してますよ!
同人誌にイメージソングと広がる数学ガールワールドw 是非数学に、数学ガールに萌えて下さいなw