エ・ビ・ス Eco Business Study

環境ビジネスの研究をしています。
エコロジー・ビジネス・スタディ

近畿地方のバイオマスのポテンシャル

2007年02月27日 08時52分15秒 | バイオマスについて
バイオマスって言葉はあまり好きではありません。
「エコ燃料」ともいうのですが、こっちのほうがピンと来る。
燃料と言えば何を想像しますか?
間違いなくかなりの人が、ガソリンを思い浮かべるはず。
「エコ燃料」と言われれば、石油じゃないことがすぐわかる。
ネーミングはわかりやすくないといけません。

バイオマスは何からできるのでしょう?
エ・ビ・スでも何度か取り上げてきましたが、
まとめてみますと、

木質系バイオマス
 森林の残材、廃材などの木材
食品系バイオマス
 残飯とか生ゴミ
畜産系バイオマス
 家畜の糞尿
汚泥系バイオマス
 下水道からでる汚泥

これ以外でも、菜の花を植えて、菜種油を燃料にしたりしますが、
バイオマスにするためにわざわざ食用にできる植物を植えるのは、
食糧危機を解決しないので、
菜の花から出来た菜種油を一回てんぷらに使って、
廃油にしてからバイオマス燃料にしないと「もったいない」です。

これらの「エコ燃料」は近畿でどのくらい利用できるのか?
大阪は串カツ好きやから、食品系バイオマスが期待できる・・・

木質系バイオマス
京都北部や紀伊山地、兵庫県福知山のあたりが
年間で700トンを越えてます。
そりゃ山があるところは多いのが当然ですが、
万博記念公園の整備だけで年間160トンの木質系ゴミがでます。

食品系バイオマス
当然のように都市部に集中しているわけですが、
年間にしますと、1エリア19万トンを越えています。
大阪・串カツ、京都・天ぷら、神戸・ステーキ。
京都は廃油の回収をしてますし、
神戸は下水道の汚泥を利用している。
大阪は?

畜産系バイオマス
近畿エリアで最も多いのは、淡路島。
年間で3,800トンを越えています。
神戸牛より淡路牛のほうが多いのか?

汚泥系バイオマス
最も多いのは大阪市内と神戸市内。
他の地域は12,000トン以下しか使えない。
京都もいれて3都市で利用可能な量は、
43万トン~79万トン以上。
神戸のように大阪も何とかしようよ・・・


「環境」人気ブログランキングはコチラ

banner_02[1].gif


にほんブログ村 環境ブログへ

にほんブログ村 環境ブログへ

by エ・ビ・ス


最新の画像もっと見る

コメントを投稿